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【30代の消費マインドアンケート】withコロナでお金の使い方はどう変わった?

通勤をはじめ、買い物や旅行など日常に制約ができた2020年、お金の使い方はどう変わった? BAILA読者と各界のプロにアンケート調査を実施したところ、9割の人が買い物に対する価値観に変化があったよう。「衝動買いをしないようになった」「快適さを重視して選ぶようになった」という声も多数。

BAILA読者の買い物事情は、 2020年どう変わった?

ヨンア

コート¥85000/サードマガジン(イーエスピー) ブラウス¥21000/ウィム ガゼット ルミネ新宿店(ウィム ガゼット) デニムパンツ¥34000(スリーバイワン)・バッグ¥62000(メディア)/アパルトモン 青山店

・洋服でもインテリアでも以前より一層「快適さ」を重視して選ぶようになりました(32歳・フリーランス)
・家にいる時間が増えたので美顔器を買いました(32歳・会社員)
・衝動買いをしない。一回冷静に考えるようになった(35歳・薬剤師)
・使えるもの、とかも大事だと思いますが、どちらかというと自分のテンションを上げてくれるものを買いたいと思うように(31歳・ライター・大学院生)

・画面越しで顔を合わせることが増えたため、イヤリングを二つほど購入しました!(28歳・会社員)
・量より質、に変わりました(32歳・教育関係)
・海外旅行に行けなかったお金で日常的に使うバッグや名刺入れ、靴をアップデート(35歳・会社員)
・ダイソンの掃除機を購入。家の掃除の機会が増え、より楽に・時短で・負担を感じずに掃除がしたいと思って(29歳・会社員)

今、本当に価値を感じるモノとは? BAILA読者にアンケート!

[ 買い物全般]

Q.自粛期間を経て、買い物で重視することは変化した?

自粛期間を経て、買い物で 重視することは変化した?

変化の内容は「衝動買いをやめて、本当に必要か考えてから買うようになった」という意見が圧倒的に多数。とすると、買い物するときに「コレ、本当に必要?」の自問に対し、答えを出すための「価値の見極め」がより大事になっているのかも

Q.今、買い物をするときのマインドはどちらがより近い?

今、買い物をするときの マインドはどちらがより近い?

一時の流行や価格にとらわれずに「自分が心地よくいられて、自分が好きなものを長く使いたい」というマインドが優勢。そのアイテムは、もう知っているものかもしれないし、まだ自分が知らない良品との出会いに期待する気持ちも!

[自分へ]

Q.2020年の年末に、自分のために “いいもの”を購入したい?

YES 64%
「一生モノのコートが欲しい」「カシミヤのニットと長く履けるロングブーツ」「ロエベのバッグを検討中です」「ヴァンクリのアルハンブラのネックレス」「美顔器が欲しいです」「おうち時間を充実させるプロジェクター」。日常使いができて長く楽しめるちょっとリッチなものが自分ギフトの照準に

Q.自分に贈りたい価値あるものの判断基準は?

1位:長く使える
2位:心ときめく
3位:愛着がもてる
4位:自分らしさがある
5位:センスがいい

複数回答OKで答えてもらったところ、多くの人が挙げたのがこちら。買い物全般に当てはまる「長く使える」に加え、自分ギフトでは「ときめき」「愛着」など、精神面もキーワード

[ 大切な人へ]

Q.自粛期間以降、実家の親に贈り物をした?

すでに贈った…47%
これから贈りたい…26%

帰省もままならなかった今年、親に何かを贈ったり、これから贈りたいと思っている人が半数以上。贈り物は「おうち時間を楽しんでほしくてお米の詰め合わせ」「親が上京できなかったので東京限定のスイーツ」「母が大好きなカニを」など食品が断トツ1位。次に多かったのは除菌グッズだった

Q.コロナ禍で会えない友人・知人に贈りたいものは?

・結婚式を延期した友人に、美に磨きをかけられるようにHACCIの石けんとハチミツセットを贈りました
・自粛期間中、誕生日に友達からプレゼントが届き、会えないぶん心にしみた。私も感謝を込めてコスメを贈りたい!
・おいしいものを共有してZoomで感想を交換!

直接会う機会が減った代わりに、小さなものを贈り合ってコミュニケーションを上手にとっている様子が判明! これも「今、本当に価値を感じるもの」のひとつなのかもしれない

各界のプロはこう考える!

スタイリスト 加藤かすみさん
今、自分に贈るなら、長く使えるものを。そう考えると、まったく知らない一度きりの流行モノではなくて、すでに評価されている名品を、時代のムードに合わせてルックスを変えたり、使いやすく機能性を向上させた「アップデートされた名品」がおすすめ。ハイブランドからもそうした提案が多くあるので自分に合った新名品を見つけやすい

美容研究家 有村実樹さん
コロナ禍に入ってから生活が激変、マスクも影響して肌調子がくずれている方も多いはず。肌コンディションは気持ちまで左右するので、今だからこそ女性を輝かせるコスメの力を借りて、自分でも贅沢だなと思うくらいの美容液を。1 万円くらいのちょっとリッチな美容液は、素早く効果を感じやすいし、大切な人へのギフトでも喜ばれます

インテリアスタイリスト石井佳苗さん
家にいる時間がぐんと増えたからこそ、インテリアは、「素敵だな」「美しいな」と自分の心が動くものをぜひ選んで。すべてをセットで「そろえよう」と気負わず、ひとつずつ本当のお気に入りを増やしていくのがおすすめです。じっくりと自分の「好き」と向き合って手にしたものは、時間の過ごし方まで心地よくしてくれるはず

結論「日常を彩り、ときめき続けるものを贈りたい」

教えてくださったのは

ギフトコンシェルジュ 真野知子さん

ギフトコンシェルジュ 真野知子さん


手土産など日常的なギフトからハレの日の贈り物まで多彩なシーンに合わせてギフトを選定。さまざまな媒体で連載を担当のほか、テレビ・ラジオでも活躍の場を広げる。

ニューノーマルな生活にこそ心に響くギフトを

コロナ禍でギフトの世界では食やインテリア、家電の需要が上昇。加えて、対面で会う機会が減った代わりにモノを介したやりとりが大切にされたことも特徴です。離れて暮らす家族へ贈るなら、みんなで楽しめるおやつやちょっといい果物など、日常を彩る食のギフトがおすすめ。女友達へはよりカジュアルなものを。もともと女子同士のギフトは「可愛いの共有」や「おいしいの共有」がベースにあって、SNSで友人と情報を共有するように、ギフトを通じて日々いいと感じたことを共有するのが贈り物のコツです。

自分ギフトに何を選ぶかは人それぞれですが、「持っていて自分が幸せになれるか」に尽きると私は思います。頑張るパワーをくれたり、疲れを癒してくれたり、身につけていると前向きになれるもの。名入れやカスタマイズ、香りやバスグッズ、寝具もいいでしょう。日々の暮らしを豊かに彩り、使うたびに心に響く存在を選びたい。

贈り物はコミュニケーションのツールです。相手を思う気持ちをどんなギフトアイテムにのせるか、選択肢はたくさん。相手のことを思慮深くプロファイルして選んだいい贈り物には、贈る相手とのストーリーがあるものです。それが、一方通行ではなく、「贈答」のやりとりを無限に続けられるのも、贈り物の素敵なところです。

撮影/赤尾昌則〈whiteSTOUT〉 ヘア&メイク/笹本恭平〈ilumini.〉 スタイリスト/加藤かすみ モデル/ヨンア 構成・原文/岩鼻早苗〈BAILA〉 ※BAILA2020年12月号掲載

【BAILA 12月号はこちらから!】

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