ライターが「今使える!」と思った、ユニクロ(UNIQLO)の優秀アイテムを紹介する連載「ユニクロ 読む試着室」。読者が本物を手に取ったのと同じくらいにアイテムのよさやディテールが伝わるよう、サイズなどを編集部独自に調べ、細部の写真多めでご紹介します!
カシミヤ100%の生地に注目!使いやすい&高品質な、ユニクロ:シーの人気カーディガンをレビュー!
ユニクロ:シー「カシミヤクルーネックショートカーディガン」¥10900
やっと秋、来た〜! と思うのも一瞬、きっとすぐ冬が来るんです。そんな目まぐるしく変わる季節でも、ずっと着られるアイテムはないの? とお困りの皆さんに今回ご紹介したいのが、洗練されたデザインと品のよさに定評がある「UNIQLO : C(ユニクロ:シー)」の「カシミヤクルーネックショートカーディガン」(¥10900)です。
「色みが最高」「ふわふわな手触りがたまらない」「カシミヤなのに安い」という口コミもあるなか、実際のところは? では早速見てみましょう。
カシミヤクルーネックショートカーディガンの「細部」に注目!
今回レビューするのは、カシミヤクルーネックショートカーディガンのピンク、Mサイズ。シンプルなデザイン&ショート丈がとにかく使いやすいだけでなく、100%カシミヤの生地で暖かく軽いという、着心地抜群のカーディガンに注目しました。
質感:透け感はなし。表面に少し起毛感あり
この金額だもん、どうせちょっとカシミヤが入ってるだけでしょ? と思ってしまっていました、ユニクロさんごめんなさい。素材の表示を見ると、生地はなんとカシミヤ100%! 当然、手触りも最高です。
表面(上写真左)は少し起毛しているともいえそうな、ふわふわな繊維の立ち上がりがありますが、裏は比較的それがないため、裏地はないですがくすぐったさなどの不快感はまったくありません。そのうえとんでもなく柔らかく、そして軽いので、ずっと触っていたくなります。
これからの時期なら、はおりとしてインナー1枚忍ばせた着方がぴったり。ただ暖かいとはいえ冬は重ね着する必要はあります。ちなみにカシミヤには、汗を吸収・発散する機能が。なのでアウターを着たときに起きがちな“冬のムレ問題”も軽減してくれます。
とにかくカシミヤは柔らかいので、優しく編まれた生地は多少の伸縮性はあります。ただデリケートな素材なので、激しく動くなど、無理に生地を伸ばすような行動はNG。形崩れの原因になります。扱いが難しいかと思いきや、このカシミヤクルーネックショートカーディガンは、手洗いならOK。さすがに洗濯機はNGですが、自宅で洗えるだけ嬉しいですよね。
色み:沈みがちな秋冬コーデを明るくする、ベビーピンク
定番デザインだからこそ、コーデへの取り入れ方が簡単なカーディガン。その分カラーで遊びやすいアイテムともいえます。ということで今回チョイスしたのは、ハッピーな雰囲気漂うピンク。淡く、肌を明るくキレイに見せるカラーは、意外とパンツ派だったり、かっこいいコーデが好きな人にもおすすめです。
ボタンは乳白色。生地の色になじんでいるので、コーデを左右しない存在感です。
デザイン:丈が少し短く、トレンドファッションにも取り入れやすい!
カシミヤクルーネックショートカーディガンは、今トレンドのボリュームのあるボトムスにも合わせやすい、少し短めの着丈です。
首もとは、きゅっと詰まったクルーネック。ボタンをすべて閉じ留めるとデコルテはまったく見えなくなるので、防寒対策としても活躍します。
袖と裾にはリブがありますが、生地が柔らかいのでどうしても伸びやすくはありそう。腕まくりをする人は注意した方がいいかもしれません。
カラバリ:ピンク以外はベーシックカラーだけど…
現在取り扱っているカシミヤクルーネックショートカーディガンのカラーバリエーションだと、ピンクのほか、ナチュラル、ベージュ二種、ブラックがあります。
注目は、ピンクの隣の「ナチュラル」。オフホワイトのような色を想像しますが、それよりかなりしろく青み帯びている印象。また、ベージュも2つのカラーで展開しており「あまり見ない色にひと目ぼれ。予定に反してベージュを購入した」なんて人もいました。
カシミヤクルーネックショートカーディガンの「サイズ」をメジャーで実寸!
店頭で着ずとも手持ちのアイテムと比較できるよう、気になるサイズをメジャーで測ってみました! この後コーディネートでも提案時に着ているMサイズの数値なので、着用写真と合わせてチェックしてみてくださいね。
※サイズは編集部調べ。ユニクロが提示している公式な数値ではありません。また、物によってサイズには若干の差があるので、あくまで参考として、見てくださいね!
着丈:約50cm
少し短めの作り。ただ裾のリブの伸縮性は弱いので、ストンと落ちたシルエットになりやすく、数値より丈が長い印象をうけることがあるかも。
身幅:約49cm
ボクシーなシルエットで、ゆったりサイズです。中にレイヤリングしてもゆとりができそうなので、着膨れした印象にはならないと思います。
首もとの開き:約18cm
薄手の生地なら着たときにもう少し首まわりが開けた形にもなりますが、ニットなので首の付け根にジャストなサイズ感でした。
肩(襟〜切り替え部分):約15.5cm
肩幅が狭めの私の場合、若干切り返しが肩の外にきましたが、一般的にはジャストサイズで着られる気がします。
袖:約54cm
少し長め。ですが寒い時期は手の甲まで防寒したいという人にはぴったりです。
袖の筒幅:約8cm
細めですが、大事に着ないと広がってくる恐れあり。
ボタンの間隔:約10cm
平均的です。広いわけではないので、隙間風が入りやすいといったことはなさそう。
アイテムのスペックがわかったということで、続いてはこのアイテムをどうコーデに取り入れるか? はおって&コートの中に着てという、気温別で考えてみました。
カシミヤクルーネックショートカーディガンのMサイズで「コーデ」!
定番デザインだからこそ、いろんなシーンで使えるこのカーディガン。ということで、秋と冬それぞれでの取り入れ方を考えてみました。
普段からユニクロは基本的にMサイズ(ときどきSサイズ)を着ている162cmのライターが、Mサイズを着用。コーデに取り入れたときのサイズ感も参考にしてみてくださいね。
淡い色合いをカッコよく着る、アンサンブルコーデ
着用者:身長162㎝
カーディガン/カシミヤクルーネックショートカーディガン(¥10900)
インナー/カシミヤクルーネックショートセーターノースリーブ(¥6990)
パンツ/タックワイドパンツ(¥3990)
バッグ/レザータッチスクエアショルダーバッグ(¥2990)
シューズ/私物
私物以外ユニクロ
個人的に、秋の始まりは、いちばん服が可愛い「寒いときの生地を薄着する」ができちゃう時期。ということで、同じくカシミヤのノースリーブを着てカーデは肩掛けなんかしちゃうコーデをしてみました。パンツもグレーと、淡い色みを合わせましたが、シルバーのシューズとダークカラーのバッグでピリッともさせてバランスを調整しました。
肩掛けは、簡単にこなれ感を出す着くずし方の代表ですが、こうしてもカシミヤのおかげで腕はほどよくあったか。ドロップショルダーのシルエットでないので、肩のズレ落ちもありませんでした。ちなみに袖を通すとこんな感じ。
ダークトーンに一点華やか投入!コートコーデ
着用者:身長162㎝
カーディガン/カシミヤクルーネックショートカーディガン(¥10900)
インナー/カシミヤクルーネックショートセーターノースリーブ(¥6990)
スカート/ブラッシュドジャージーナロースカート(¥2990)
コート/ダブルフェイスチェスターロングコート(¥9990)
シューズ/私物
私物以外ユニクロ
さっきよりもう少し寒くなった時期にやりたいコーデ。締め色のコーデでIラインを作ることで、膨張色と言われがちなピンクをキレイに見せられたらと思って合わせました。スカートと合わせると甘い要素が強くなるので、スニーカーで外しました。
丈が少し短めのカーディガンは、スカートに裾をインしやすくて嬉しい!
【結論】秋〜冬、長く着られる「カシミヤクルーネックショートカーディガン」を今すぐ買うべし!
必ず1枚は持っているであろう、長袖カーディガン。だからこそいいもの、人よりちょっとこだわったものを持ちたいですが、着回しできるデザイン性や自宅で洗えるなど、使い勝手も譲れません。そんな人は、とりあえず黙って「カシミヤクルーネックショートカーディガン」を今すぐゲット! 秋から冬にかけて長く使えるカーディガンは、持っていて損はありませんよ。
ちなみに、コーデで登場した「ブラッシュドジャージーナロースカート」も今持っていたい、超優秀な1枚。こちらも同連載の下記で徹底レビューしているので、お見逃しなく!