30代・40代の生理のお悩みや疑問に、人気産婦人科専門医がお答え!今回は、「生理中に食べたくなるチョコレート」について聞きました。
生理中、無性にチョコレートを食べたくなる。食べ過ぎると体に害が?
Josie Garner/shutterstock
30代・40代女性の、チョコに関する「リアルな生理悩み&疑問」!
・「生理が始まると、つい食べたくなるのがチョコ菓子。大袋を平らげてしまうこともあり、毎回自己嫌悪。生理中はただでさえお肌も揺らぎがちなのに、チョコを食べ過ぎることで肌トラブルも起きやすくなっている気がして。どうしたらやめられるのでしょうか?」
・「生理中にチョコのバカ食いをするのが習慣に。チョコレートを食べ過ぎると、生理の血が増えちゃうような害がないか不安です」
医師がお答え!
医学博士。産婦人科専門医。婦人科診察を通し、女性の健康を幅広くサポート。働く女性のための産業医として企業を支える傍ら、内閣府男女共同参画局、人事局等で教育講演を担当。また、婦人科スポーツドクターとして日本スポーツ協会ではスポーツドクターの養成に携わる一方、骨盤底筋トレーニングヨガ、アスリートヨガをはじめ、ヨガ指導者を育成するセッションも積極的に行っている。
生理中は、失った銅を補うためにチョコが食べたくなるという説も
「生理中にチョコレートを食べたくなる方、多いですよね。
あくまで一説ですが、チョコレートの中には銅が入っていて、その銅の成分を摂ろうとしているという説もあります。生理で血液を失い、銅を失ったところに、銅が含まれるチョコレートを摂ることで安定するのではないか?という考えが栄養学の世界ではあるようです。
その説が正しいとすると、欠乏状態にあった血中の銅の濃度をきちんと補うようにすれば、生理中にチョコレートをやみくもに欲することもなくなるかもしれませんね。ちなみに、銅は食べ物からだけでなく、皮膚からも吸収できるんですよ。10円玉を手首に貼っておく、のもありかも(笑)。
生理中、チョコレートを食べ過ぎてしまうと、やはり太ってしまうという問題点がありますよね。チョコレートを食べる場合は、適量を心がけましょう」
生理中にチョコが欲しくなる人は多い様子。食べたくなったら冷静に食べる量を見極めたいものですね。
取材・文/櫻木えみ