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【医師が回答】30代、生理の血が急に少なくなるのは病気!? 年代で出血量は変わるの?

30代・40代の生理のお悩みや疑問に、人気産婦人科専門医がお答え!今回は、「生理の出血量」について聞きました。

Q.生理の出血量は、30代で急に減っても大丈夫?年代によって変わるものですか?

生理の出血量は年齢で変わる?

July Prokopiv/shutterstock

その他 経血量が急に減ったことに関する「リアルな生理悩み&疑問」!

・「35歳をすぎると、お肌や生理、体型も色々変わると職場の先輩たちから聞いていました。『経血の量も急に減ってラクになるよ』との情報もあり……。実際36歳になって、確かに出血が減ってきたような気が。これって、医学的根拠があることなのですか?」
 
・「30代までは出血量に悩んだことがなかったのに、40歳をすぎたら出血量が増加。プチ更年期でむしろ出血が減りそうと思っていたのに、意外すぎて……。病気だったりしないかと少々不安に」

医師がお答え!

【監修】
高尾美穂先生

女性のための統合ヘルスクリニック イーク表参道 副院長

高尾美穂先生


医学博士。産婦人科専門医。婦人科診察を通し、女性の健康を幅広くサポート。働く女性のための産業医として企業を支える傍ら、内閣府男女共同参画局、人事局等で教育講演を担当。また、婦人科スポーツドクターとして日本スポーツ協会ではスポーツドクターの養成に携わる一方、骨盤底筋トレーニングヨガ、アスリートヨガをはじめ、ヨガ指導者を育成するセッションも積極的に行っている。

A.年代が上がるにつれ、出血量が減るのが自然

「エストロゲンとプロゲステロンというホルモンが、受精卵が着床しやすいベッドを作ります。受精卵が着床しなかったとき、ベッドの血がはがれ落ちて、外に出て行くのが生理。

ホルモンの分泌量は30代半ばがピークとされていて、年代が上がっていくと分泌量が減っていきます。エストロゲンが減り、プロゲステロンが減ると、ベッドも当然減ることに。受精卵のベッドである子宮の内膜が減る=生理の出血が減ってくるということ。30代後半からそう実感する人が増えてきます

一方で、40歳くらいからは、子宮筋腫などの病気もグッと増えてくるため、逆相関する形で出血量が多くなる人も一定数います。

ですが、そういった病気がない場合は、年代が上がっていくごとに出血量が減ってくるもの。出血量が急にガクンと減るわけではなく、徐々に減っていくのがナチュラルな変化と思ってよいでしょう」

出血量が減ってくる目安は、30代半ば以降。40代で出血が多めの場合は、婦人科で検査を受けることをおすすめします。

取材・文/櫻木えみ

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