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【働くわたしのカラダもやもやNOTE】セックスレス。性欲減少の原因やマンネリ改善のヒント

女性の体に関する“もやもや”を専門家に尋ねる連載企画。今回のお悩みはセックスレス。産婦人科医の高橋怜奈先生が、性欲減少の原因やマンネリ改善のヒントを教えてくれました!

性欲が減ってきて、パートナーとギャップを感じるように。 セックスレスになって半年、昔みたいに楽しむためにはどうしたらいい…?

私よりもパートナーのほうが性欲が強く、求められてもこたえられないことが多いです。結果、半年以上セックスレスです。パートナーのことは好きだからこたえたいし、セックスがないことで相手に不満がたまらないか心配(それで半年に一回ほど無理やりするようになっている)。昔は楽しかったのですが……性欲を戻すにはどうしたらよいでしょうか。(29歳・会社員)

教えてくださるのは
高橋怜奈先生

産婦人科医

高橋怜奈先生


産婦人科専門医として診察を行うほか、メディア出演やSNS、YouTube(産婦人科医YouTuber高橋怜奈)を通して、妊娠やセックス、生理など、体にまつわる幅広い情報を積極的に発信する。元プロボクサーでもある。

セックスレスの原因No.1はマンネリ。まずは刺激を加えてみて!低用量ピルや、男性ホルモンの減少が関係している可能性も

相談者さんのように「昔はセックスを楽しめていた」場合、いちばんに考えられる原因はマンネリ。何年も同じ相手としていれば、新鮮さがなくなるのとともに、性欲も減退してしまうのは仕方がないこと。相手との関係は良好なのであれば、コスプレをしてみたり、旅行やラブホテルに行くなど環境を変えたり、ラブグッズを使ってみるのも手です。

一方で、相手との人間関係がうまくいっていない、うまくコミュニケーションがとれていないことが影響していることも。その場合には、もっと話し合い、関係性自体を考え直してもいいかもしれません。カップルでのカウンセリングもいいでしょう。

それ以外でも、性欲が減退する原因はいくつかあります。ひとつ目は薬の副作用で、一般的なもので言うと低用量ピル

また、抗うつ剤を摂取している人にも同様の反応が見られます。もうひとつは、男性ホルモンの代表格であるテストステロンの減少。女性も微量ながらテストステロンを分泌しており、その量が性欲の増減に大きく影響します。テストステロンはサプリメントや塗り薬などで補うことも可能ですが、副作用もあるため、必ずかかりつけの病院で相談してから摂取してください。

個人的には、楽しいセックスだけが正解だとは思いません。もともと性欲がない人もいますし、全員がセックスで気持ちよくなれるわけではないと思うので。パートナーと話し合って、性的サービスのお店を利用してもらうのも解決法のひとつかもしれません。セックスは回数も意義も人それぞれなので、二人が幸せになれる方法を見つけてほしいです。

私たちが日常で実践できること

睡眠時間の確保+筋トレがおすすめ

睡眠時間の確保+筋トレがおすすめ

「食欲や睡眠欲と同様に、性欲も健康の上に成り立っているもの。心身ともに健やかな状態を保てるように、日々の生活を見直してみて。健康に欠かせない運動は、男性ホルモンの分泌を促す筋トレがとくにおすすめ。下半身を鍛えると、より効果が期待できます!」

イラスト/green K 取材・原文/中西彩乃 ※BAILA2024年5月号掲載

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