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被害妄想はどうしたらやめられる?【アンガールズ・田中卓志さんのお悩み相談】

働く30代が抱える日々のもやもやを、一見冴えない(!?)アンガールズの田中卓志先輩にぶつける連載【隣の部署の田中先輩】第18回! 今回は、自分に自信がなく、気にしいという悩みに田中先輩が的確アドバイス!

《今月のお悩み》ネガティブで被害妄想しがちな自分をやめたい(31歳・メーカー企画)

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基本的にネガティブな人間で、自分に自信がなく、気にしいです。職場でヒソヒソ話してる同僚を見たら、自分の悪口を言っているのかな…と思うし、返事がなかったり、相手がイライラしていると、自分せいだと感じてしまう。いちいち心が揺さぶられて疲れます。

田中先輩の答え…被害妄想は文字どおり“妄想”でしかないんです

田中さん「大丈夫!」

自分を高く見積もるとロクなことが起きない

そもそも悪口を言われていることに気づいていないのか、単純に鈍感なのか……僕自身はですね、被害妄想に陥ることがめったにないんですよ。

それはきっと、「芸人」という特殊な環境にいるのも大きいと思う。風通しがよすぎるというか、デリカシーのかけらもないというか、芸人間ではなかなか言いづらいようなことも本人に直接言ってしまうのが普通で。たとえばサンシャイン池崎に恋人がいることが発覚したときも、まるでイケメン俳優みたいに神妙な顔でまじめに報告動画を出すもんだから、「キャラを間違えてるぞ!」ってハッキリ言ってやりましたからね(笑)。誰かが週刊誌に載れば、楽屋に入ってきた瞬間に全員がツッこむし、番組の中でもネタにしちゃう。ただ、そんな芸人の中にも「イジるなよ」という空気を出す人もたまにいて。そういう人は直接言いづらくなっちゃうし、陰でコソコソ言われてしまうかもしれないよね。

自分から壁をぶっ壊して

もしも、本当に相談者さんが陰でコソコソ言われているとしたら、「イジるなよ」芸人と同じタイプなのかもしれない。小さなことをいちいち気にしたり、すぐに落ち込んだり、あまりにも繊細すぎると周りの人も腫れ物に触れるような接し方になってしまう。本来なら本人に直接伝えたいことも言えなくなって、結果、それがコソコソにつながってしまうというか。だからこそ、僕が相談者さんだったらきっと言っちゃう。「ねぇ、ねぇ、何話していたの? 私の悪口でしょ〜‼」って(笑)。かなり斬新なやり方だとは思いますが、自分から壁をぶっ壊さないと、風通しのよい環境は手に入りませんからね(笑)。

さて、ここまでは「本当に悪口を言われていたら」が前提の話をしてきましたが、僕が思うに、実は何も言われていない可能性が95%、そっちの可能性のほうが断然高いと思うんですよ。被害妄想はその文字どおり妄想なわけですからね。そもそも、自分が皆の話題の中心になることってそうそうないですよ。そんなに周りは自分に注目していないですよ。ある意味、被害妄想って自分を過大評価してしまっている気がするんだよね。

自分を高く見積もるとロクなことがありません。完璧にやらなきゃと力が入ったり、それが緊張につながってしまったりして。だからこそ、僕が大事にしているのが「自分なんてたいした人間じゃない」の精神です。立派な人間じゃないからこそ、空回りすることもあれば失敗もする。そう考えれば、何が起きても怖くなくなるし、周りにどう思われようが気にならなくなる。緊張したときは今も「広島から出てきた人間が、東京のテレビに出させてもらっているだけなんだから」と考えるようにしている。僕自身、そうやっていつも気持ちを整えているんです。

どうせ妄想するならば、自分の気持ちが上がるほうへ

たまに僕を取り上げてくれたネットニュースのコメント欄に、それこそ悪口のようなことを書かれるときがある。そういうとき、僕はこう妄想するんです。「この人はバイトの面接に落ちて、その鬱憤をぶつけるように、家でテレビ見ながら勝手なこと書いているんだろうな……そんな暇あるなら車の免許でもとりに行け‼」って(笑)。そう考えると、なんだか気持ちがスッキリする。どうせ妄想するならば、自分の気持ちが上がるほうへ、その豊かな妄想力はプラスに使ったほうがいいと僕は思うんだけどな。

田中さん

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田中卓志

田中卓志


たなか たくし●1976年生まれ、広島県出身。大学時代の友人、山根良顕とお笑いコンビ「アンガールズ」を結成。「呼び出し先生タナカ」(フジテレビ系)など多数のバラエティで活躍中。

撮影/黒沼 諭〈aosora〉 ヘア&メイク/高橋将氣 スタイリスト/高山良昭 イラスト/ますこえり 取材・原文/石井美輪 撮影協力/アワビーズ ※BAILA2024年4月号掲載

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