限界までセックスと向き合った【娼年・松坂桃李】の激白

2018-04-09 19:30
  • 普通の大学生が娼夫の仕事にのめり込んでいく姿を描き、舞台化もされた石田衣良の小説『娼年』。このたび、舞台と同じく松坂桃李さん主演で映画化され、本編の半分以上でぬれ場を演じている。過激な内容のため緊張感漂う取材になるかと思いきや、現れた松坂さんは拍子抜けするほど穏やか。「なんでも聞いてください」という感じで、ラフに語り始めた。
  • メンタルも体力も極限状態(笑)。 追いつめられました
  • シャツ¥22000/アメリカンラグ シー 新宿フラッグス店(アメリカンラグ シー) パンツ¥26000/スタジオ ファブワーク(ベルナベウ)
  • 「セリフのやり取りではなく“行為”を通して女性とコミュニケーションをしなければいけないので、難しさやハードルの高さはありましたね。撮影中は作品から気持ちを切り離さないために、1カ月くらいホテル住まいをしていたんです。体力はもちろんメンタルも極限状態。遠慮なく言うと地獄のような日々でした(笑)。『明日隕石落ちないかな』なんて不謹慎なことを、毎晩思ってましたね」
  • 観賞後、見えていた景色が変化するような感覚に陥るのも不思議。
  • 「肉体のコミュニケーションを描いた繊細な内容だけど、たぶん、開始15分で感覚がマヒしてくると思うんです。その状態で劇場を出ることで、隠してきた自分の中のコンプレックスをすんなり他人に話せてしまう気がするんですよね。年齢とか環境とかいろんなよろいをつけて難しく考えてきたことも、実はけっこうシンプルなことだと気づくと思います」
  • プライベートでは2歳年上のお姉さんと3歳年下の妹が。女性の欲望を受け止める難役に挑戦したものの「女性観に変化はなかった」とか。
    「姉妹に挟まれてきたので、女性に過度な期待をしていないというか。マイナスな意味ではないですよ。よく男子校出身の友人の話を聞くと、女性は部屋がキレイでおならをしないみたいな理想を押しつけている奴が多い気がして(笑)。僕は女性の魅力はそこじゃないと思うんです。家から一歩外に出て頑張って繕ってる感じも素敵だし、逆にものすごく人に気をつかわないなみたいな、素の部分が垣間見えるのも面白い。そういう意外な一面が見えると、多面的なその人の別の一面を見てみたいなという興味につながるし、それが好意につながるような気がします」
  • 「7〜8年分のぬれ場をやった気がする」と笑う大人の余裕と、女性への寛容さを持ち合わせている松坂さん。もはや男性として怖いものなし?
    「いやあ、僕も一人の男。女性と同じ物差しを持っているわけではないですし、気持ちにはむしろ鈍感かもしれません。デートでスマートに行動したいと思いつつも、『会話しながらさりげなく手をつないだほうが自然かな』とか、内心バクバクするタイプ。あんなにぬれ場を経験したのに、普通のキスシーンのほうが緊張しますしね。不思議なもんです(笑)」
  • 【松坂桃李/まつざか とおり】
    1988年10月17日生まれ、神奈川県出身。2009年にドラマ『侍戦隊シンケンジャー』でデビュー。主な出演作は映画『ツナグ』『キセキ-あの日のソビト-』『ユリゴコロ』『彼女がその名を知らない鳥たち』『不能犯』など。映画版に先駆け、2016年には舞台版『娼年』に出演し話題に。『孤狼の血』(5月12日公開)が待機中。
撮影/嶌原佑矢 ヘア&メイク/高橋幸一〈Nestation〉 スタイリスト/伊藤省吾〈sitor〉 取材・文/松山 梢
【映画『娼年』】
TOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー中
企画製作・配給/ファントム・フィルム
©石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会
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