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底辺ガールのサバイブ漫画『四畳半のいばら姫』をレビュー【バイラ女子におすすめコミック】

漫画を愛するライター・中川 薫がバイラ女子におすすめの漫画をピックアップ! 今回は、貧乏、親なし、友達なしの底辺ガールが、どん底の人生を変える物語『四畳半のいばら姫』をご紹介します。

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中川 薫

中川 薫


漫画、音楽、旅好きのライター。今年4度目の海外渡航先はサウジアラビア。英語と韓国語(⁉)が役立った。

“刺激”を求める極上ボーイたちと手を組んだ底辺ガールのサバイブ物語

『最果てのセレナード』をレビュー

©佐藤ざくり、吉田夢美/集英社

「何がなんでも生き抜いてやる」。そう思ったことはありますか? 多くの人はそこまで思わず生きていると思うけれど、今作のヒロイン、小林しんらは違う。蒸発癖のある母と四畳半のアパート暮らし。生活費一切を自らのバイト代で賄っている。クラスメイトとの交流は無益な不幸を招くため自粛(理由は経済格差)。よい職に就くため、学業優先。恋やモテ、浪費など論外。地面に落ちた弁当すら血肉にかえる、しんらのたくましい生命力に惹かれたのは、校内人気者3人組の一人・佐々木雷。「つまんねー人生、最高にしてみない?」という、彼のひと言から運命の歯車が大きく回り始める。

人生イージーモードの毎日に飽き飽きしている雷にとって、順風満帆こそがストレスだ。一方、人生詰みつつも「生き抜いてやる」と雑草パワーを炸裂させるしんらの姿は刺激的で、魅力的な存在に映っているはず。なぜなら、彼も「生き抜きたい」とあがいている一人だから。この関係は同情か、友情か、それとも……。

『四畳半のいばら姫』 佐藤ざくり原作  吉田夢美作画  集英社 1 巻~ 528円

『四畳半のいばら姫』
佐藤ざくり原作 
吉田夢美作画 
集英社 1巻~ 528円

頼れる親も友達もいない“底辺”女子高生のしんらは極貧生活を強いられていた。恋も青春も贅沢品とあきらめていたある日、3人の“上位男子”らが現れる。

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『ガイックとのフランス暮らし』 しばひろ著  KADOKAWA  全1 巻 1320円( 6 月12日発売)

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著者とフランス人の夫・ガイックとのポジティブハッピーな生活を綴ったコミックエッセイ。文化・言語・食の違いや出産も、ガイックにかかれば素敵なエンターテインメントに⁉

※カバーデザインは変更になることがあります

イラスト/ユリコフ・カワヒロ ※BAILA2023年7月号掲載

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