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アーロ・パークス待望のセカンドアルバム『My Soft Machine』をレビュー【音楽ナビ】

音楽好きのライターが、バイラ読者におすすめの音楽をご紹介。今回は、グラミー賞にもノミネートされた実績を持つ、アーロ・パークス待望のセカンドアルバム『My Soft Machine』をピックアップ!

ナビゲーター

戸塚真琴

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戸塚真琴


働くための活力として推し活をしているが、今月はとにかくバタバタでコンテンツも追えてない日々。

グラミー賞にもノミネートされたアーロのセカンドアルバム&来日ツアーに注目

『My Soft Machine 』   ¥2750/ビッグ・ナッシング

デビュー以来すぐに注目を集め、昨年はグラミー賞で2部門にノミネートされた実績を持つ、アーロ・パークス。2022年にはフジロックにも出演し、話題を呼んだ彼女の待望のセカンドアルバムが発売になった。

今作はアーロ自身の20代の経験と成長を綴ったもの。とってもパーソナルな作品だけあって、言語は違えど曲調と歌声から、若い頃の葛藤がよみがえるような切なさやはかなさを感じる。テーマは、トラウマや生い立ち、脆弱性など、なかなかハードなものでありながらも、彼女の透き通るような歌声には聴く人たちを癒すパワーがある。ちなみにタイトルの「Soft Machine」はジョアンナ・ホッグの映画『スーヴェニアー私たちが愛した時間ー』から引用されたもの。若い映画学生が年上のカリスマ的な男性と恋に落ち、彼の中毒性に取り込まれていく作品中に出てくる言葉だという。まさに今作で描かれる世界観と合致する映画も観てみたくなる。

7月には日本ツアーも予定している彼女から、今後も目が離せない!

『My Soft Machine』

¥2750/ビッグ・ナッシング


20代での経験や成長を綴ったパーソナルな作品。彼女のレンズや体を通して、20代の不安や初めての恋など、人生を描いた作品になっている。

Arlo Parks

Arlo Parks
2021年にデビューし、ブリット・アワード「最優秀新人賞」を受賞。ビリー・アイリッシュなど、ミュージシャンからも幅広く支持されている。

イラスト/ユリコフ・カワヒロ ※BAILA2023年7月号掲載

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