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セフレじゃなくて……メフレ!? 『ただの飯フレです』をレビュー【バイラ女子におすすめコミック】

漫画と猫が好きなライター・上村祐子がバイラ女子におすすめの漫画をピックアップ! 今回は、セフレじゃなくて……メフレ⁉ 『ただの飯(メ)フレです』をレビューします。

上村祐子

ナビゲーター

上村祐子


マンガを読んで、猫を愛でて暮らすライター。実家で飼っている猫(18歳)のトイレ報告を受けるのが日課。

【出会い】マッチングアプリ【目的】食事の時間 な男女の物語

『ただの飯(メ)フレです』をレビュー

©さのさくら/幻冬舎コミックス

学生を卒業し社会人となり、年月を重ねていくほどに“友達と会うハードル”が高くなっていくように思う。家族構成や働き方の違い、友達の数だけそれぞれの生活サイクルがあって、気づけば最後に会ってから数年……ということもざらにある。

本書で描かれるのは、主人公のオトナ女子・春川とマッチングアプリで出会った青年・真冬の“ご飯を食べるだけの友達=飯フレ”というありそうでなかった関係。一人じゃ行きにくいお店や“日常のちょっとしたこと”を共有できる時間の食事こそ誰と一緒にするかが大事な気がする。そんな相手が社会人になってできた二人がうらやましくもあるし、彼らの人間関係や会社での出来事に共感することもしばしば。気づけば“二人と飯フレになりたっ!”なんて思ったり。飯フレ、私も探してみようかな。

『ただの飯(メ)フレです』 さのさくら著  幻冬舎コミックス 2 巻 737円

『ただの飯(メ)フレです』
さのさくら著 
幻冬舎コミックス 2 巻 737円

上司からのひと言で感じた“少しの違和感”もポツリと話せば気が楽になったりする。食事を通し描かれる“人と気持ちを共有しあうこと”への気づきが大充実。

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『ダイヤモンドの巧罪』 平井大橋著  集英社 4 巻 715円

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イラスト/chii yasui ※BAILA2024年2・3月合併号掲載

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