完結以降も作品ファンからの熱い支持が絶えない『ゴールデンカムイ』。個性的なキャラクターたちから、その人気の秘密に迫る。
【特別版付録】『ゴールデンカムイ』卓上コミックカレンダー
個性あふれる13人のキャラクターたちが大集合! 原作絵の名シーンを抜粋したBAILAオリジナルのカレンダー
原作絵の名シーンを抜粋したBAILAオリジナルのカレンダー今回のドラマで描かれる場面をメインに、各月、キャラクターごとに名シーンをピックアップ。さらにオフィスのデスクに置いて使える卓上メッセージつき!
※この付録は通常版にはつきません
『ゴールデンカムイ』のキャラクター徹底解説!
杉元佐一
強い覚悟と生命力を持つ“不死身”の帰還兵
ある目的から大金を求め、北海道へやってきた日露戦争帰りの兵士。“不死身の杉元”と呼ばれ、並外れた度胸と驚異的な回復力を持つ。固い絆で結ばれたアシㇼパの唯一無二の相棒。
「ただ強いだけじゃなくて、人の痛みや苦しさも理解できているところに本当の強さを感じる」(35歳・メーカー)
アシㇼパ
自らの道を突き進む新しい時代を生きるアイヌ
アイヌ語で“新年”を表す名のとおり、古い習慣だけにとらわれない新しい価値観を持つ。父が金塊に関与しているという噂を耳にし、真相を確かめるため杉元とともに旅に挑む。
「聡明なのにけなげで、忙しいとつい忘れそうになる人に対しての誠実な姿勢を教えてくれる」(29歳・会社員)
白石由竹
怠惰で強欲、でも義理堅いお調子者の脱獄王
“脱獄王”の異名を持つ天才脱獄犯。金塊の在りかを示す刺青が入った脱獄囚の一人だが、杉元たちの金塊探しに協力することに。全身の関節を自由自在に外せる特異体質を持つ。
「みんなから愛される人たらし。こういう人が一人いるだけで救われることって多いと思う」(32歳・金融)
鶴見篤四郎
野望のために暗躍する反逆のカリスマ情報将校
日露戦争で小隊を率い戦った陸軍第七師団の中尉。負傷した頭部を支えるホーロー製の額当てがトレードマーク。自らの野望のため、情報分析と人心掌握術を使って金塊争奪戦に参戦。
「深い過去を背負い、強い信念を貫き通すブレなさがかっこいい。彼の人心掌握にはしびれます」(42歳・マスコミ)
土方歳三
幕末を生きた最後の侍新撰組“鬼の副長”
箱館戦争で戦死したとされていたが、数十年幽閉され生きていた。収監中に金塊のカギとなる男と関わりを持ち、刺青囚人たちの脱獄を指揮。彼もまた自身の目的のため金塊を狙う。
「穏やかなのに、大事なときはピリッと場を締めて士気を高められる。上司だったら最強」(35歳・会社員)
尾形百之助
金塊争奪戦を混沌へ導く孤高の狙撃手
視界に入るものすべてを撃ち抜く、第七師団屈指の狙撃の名手。鶴見の造反者、土方の用心棒、ときには杉元たちとも共闘するなど、情勢に合わせて身の振り方を変え、真意は不明。
「スナイパーとしての削ぎ落とした考えや精神にプロ根性を感じる。尊敬できる仕事人」(33歳・フリーランス)
谷垣源次郎
まっすぐで純情な熱い魂を持つマタギ戦士
戦後も軍に残り鶴見の下に就いていたが、アシㇼパの祖母フチに命を救われたことから離脱。恩を返すためアシㇼパを無事に帰す役目を担う。山を心得ている、秋田出身のマタギ。
「不器用だけど素直で優しくてまっすぐ。愛の深さと軸の太さからにじみ出る信頼感よ……!」(28歳・IT)
月島 基
過去を捨て、忠義に生きる実直なたたき上げ軍曹
鶴見に救われた過去があり、以降忠実な部下として働く。汚れ仕事も淡々とこなし、完璧に遂行。善悪に関わらず鶴見の力になるよう努める。先任軍曹として鯉登の補佐も担う。
「職務に忠実で、凶暴な面がありながらも時折感情や悩みにゆれる点に親近感を抱きます」(36歳・事務)
鯉登音之進
鶴見中尉に認められたい薩摩隼人のエリート士官
鶴見に異常なほどの憧れを抱く、若きエリート士官。鶴見の野望に貢献したいことから金塊探しに参加。興奮すると早口の薩摩弁になったり、叫び声をあげたりすることがある。
「実は相手をちゃんと見ている高潔な人。自分のことばっかりになりそうなときに見習いたい」(30歳・メーカー企画)
二階堂浩平
体の一部と心の平衡を失った復讐に燃える双子の片割れ
鶴見の下で戦う一等兵。双子の兄弟・洋平を杉元に殺され、常に復讐心に燃えている。土方との戦いでは右足を、杉元との戦いでは右手を失い、仕掛け入りの義足と義手で補って戦う。
「執念深さが物語を動かしていて面白い。マイ箸の携帯もSDGsの先駆けで素晴らしい(笑)」(36歳・人事)
牛山辰馬
柔と剛を極めし圧倒的力人も熊も倒す“不敗の牛山”
無敗を誇る“不敗の牛山”と呼ばれる柔道家で、刺青囚人の一人。強靭な肉体を持つ一方、制御できない旺盛な性欲を持て余しており、ときとしてそれが危機を招くことも……。
「人情に厚く仲間を大切にする姿に心を奪われる。パワフルなのに優しいギャップが魅力的!」(37歳・医療系)
インカラマッ
千里眼と占いで万物を見通す謎に包まれたアイヌの“見る女”
アイヌ語で“見る女”を意味する名のとおり、人間離れしているかのような力を持つ占い師。過去にアシㇼパの父と交流があり、父の情報を伝えるために杉元たちと接触を試みる。
「ミステリアスなんだけどときどきピュアな部分も垣間見えて、人としてとても可愛らしい」(38歳・公務員)
キロランケ
アシㇼパの父の旧友謎多きアイヌ快男児
アシㇼパとは違うコタン(村)に住むアイヌの丈夫で、アシㇼパの父の古くからの友人。第七師団所属の工兵として日露戦争に参加した経験も。名前の意味はアイヌ語で“強い下半身”。
「信条を貫く強さ、そして実行する行動力。個人的に、白石と“キロちゃん”の関係性が好きです」(33歳・会社員)
『ゴールデンカムイ』あらすじ
舞台は明治末期の北海道。主人公・杉元佐一は、アイヌの少女・アシㇼパと互いの目的のために手を組み、“北海道のどこか”に眠る金塊を探す旅に出る。その在りかを示すのは、脱獄した囚人たちに彫られた刺青の暗号。金塊を手にするのは誰なのか、そしてそこに隠された真実とは――。
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※BAILA2024年12月号掲載