映画アクティビストDIZの、今日観たいものが3行で決まるシネマ&ドラマ。今回は、「背すじがひんやりするホラー作品」をテーマにピックアップ。
『チルド』
日常のすぐ側に存在する狂気。現代日本の地獄を映し出す身近で最も恐ろしいコンビニホラー

©『チルド』製作委員会 (NOTHING NEW・東北新社)
ホラーは時代の社会を映す鏡とも言える。東京のコンビニを舞台に、同じ挨拶や作業を繰り返す日常の崩壊を描く本作。マニュアル化された小さな空間がささいな違和感でゆがんでいく様の中に、日本社会の綻びを感じさせられる。ただルーティンをこなすだけでは消費社会に飲み込まれていく。現代人への警告が、劇場を出たあとの日常にもじわじわ侵食してくる。
上映時間88分
出演/染谷将太ほか
配給/NOTHING NEW
7月17日(金)よりテアトル新宿ほか全国で公開
『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』
怖いのに涙が止まらない……! ホラーが苦手な人にも観てほしい家族愛に触れる一生モノの名作

Steve Dietl/Netflix
恐怖を超えてでも観てほしい感動作。幽霊屋敷で育ち、そのトラウマで幸せになれない5人の兄妹が過去の亡霊と対峙する。華麗な伏線回収で真実が明かされるとき、涙が止まらなくなるはず。世界中で最高傑作と称される本作は、ホラーの枠を超えた深い家族愛の物語。とてつもなく怖いのに心を解きほぐすセラピーのような癒しをくれる唯一無二の名作。
上映時間1話43〜71分
出演/ビクトリア・ペドレッティほか
Netflixにて配信中
『セーヌ川の水面の下に』
サメより人間のほうが怖い!? 地球規模に拡大していく恐怖と震え上がる戦慄のラスト

Sofie Gheysens
夏といえばサメ! トライアスロン大会を控えたパリのセーヌ川に巨大ザメが出現し、街は大混乱へ。環境問題を背景に人間のエゴと血まみれのパニックを描く。保身や利権を優先する人々の愚かさは、やがて大惨劇として炸裂する。サメ以上に人間が恐ろしい、そう思わずにはいられない。衝撃の結末とエンドロール後まで含め、脳裏に焼き付いて離れない一本。
上映時間104分
出演/ベレニス・ベジョ、ナシム・リエスほか
Netflixにて配信中
撮影(くま)/久々江満 スタイリスト/山本瑶奈 ※BAILA2026年8・9月合併号掲載

BAILA編集部
30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。













































































