手軽に作れておしゃれ映えする“包む”レシピを、料理家のコマツザキ・アケミさんが伝授。今回はおやつにおすすめの、春巻きの皮を使ったスイートポテトパイ風、ライスペーパーのフルーツ大福風、ワンタンの皮で作るチーズ揚げの3品をご紹介。
料理家
コマツザキ・アケミさん
服部栄養専門学校で講師を務め、独立。スーパーで買える身近な食材を用い、緻密で美しい出来映えのメニューを提案。雑誌のほかCMの現場でも活躍。
1.春巻きの皮で!【スイートポテトパイ風】
スーパーの焼きいもを創作アレンジ。パイ生地よりもサクサク&軽〜い!
●材料(6個分)
焼きいも(または大学いも)……100g
バター……4g
砂糖……大さじ1/2程度
春巻きの皮……3と1/4枚
揚げ油……適量
●作り方
①焼きいもはレンジで温め、皮つきのままフォークなどでかるくつぶし、バターを加え、味をみて砂糖を混ぜる。
②春巻きの皮の3枚分は正方形になるよう4等分に切り、残りの1/4枚は7㎜幅のひも状に切る。正方形に切った春巻きの皮に①を等分ずつのせて口をねじり、さらにもう一枚でふんわりと包んでねじる。ひも状に切った春巻きの皮を水でぬらし、ねじった部分に巻いて留める。
③小鍋に6~7㎝高さまで揚げ油を注ぎ、約160℃で揚げる。
2.ライスペーパーで!【フルーツ大福風】
フルーツ大福をライスペーパーで。具の魅力が生きる軽やかテイスト
●材料(2個分)
ライスペーパー……1枚
市販のマスカルポーネチーズ……30g
砂糖……小さじ1
みかん(Sサイズ)……1個
市販の粒あん……大さじ1と1/3
●作り方
①ライスペーパーは4等分に切る。2枚を水にくぐらせ、正方形になるよう角を対角に置いて重ね、ぬらしたキッチンペーパーにのせ、しんなりさせる。同様にもう1組作る。
②マスカルポーネクリームに砂糖を混ぜる。みかんは皮をむき、横半分に切る。①の上にみかんの断面を下にしてのせ、そのまわりに粒あんを半量ずつのせ、クリームを重ねる。全体をライスペーパーで包む。
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3.ワンタンの皮で!【チーズ揚げ】
おやつはもちろんおつまみにも。お酒との相性も◎
●材料(4個分)
ワンタンの皮……12枚
キャンディチーズ……4個
ベビーチーズ(アーモンド)……1個(15g)
クリームチーズ(一口サイズ)……1個(15g)
黒こしょう、塩、パプリカパウダー、シナモンパウダー、はちみつ……各適量
揚げ油……適量
●作り方
①3種の味を作る。ベビーチーズ、クリームチーズは4等分に切る。ワンタンの皮1枚につき、それぞれのチーズを1個ずつのせる。キャンディチーズには黒こしょうをふる。
②皮の端に水を塗ってチーズを包み、両端をひねって、キャンディ状に包む。鍋に約2㎝の高さの油を注いだら、170℃に熱し、色よく揚げる。
③お皿に盛り、クリームチーズ入りにはシナモンとはちみつを、それ以外には塩をふり、キャンディチーズにはパプリカパウダーもかける。
撮影/清水奈緒 スタイリスト/野崎未菜美 調理/コマツザキ・アケミ 取材・原文/広沢幸乃 ※BAILA2022年3月号掲載