新型コロナ禍に加え、台風・大雨・地震といった自然災害への対策がマストな日本での生活...ご自宅内外の備え・食品や生活用品の備蓄に加え、いざ避難が必要になってしまったとき、避難先での生活を少しでも快適に過ごすための“非常用持ち出し袋(バッグ)”の準備はできていますか? 今回は、たった¥3000で防災必需品12点が勢ぞろいしてしまう【しまむら】の超人気商品「防災ベスト」をご紹介します。
【しまむら】防災ベストは、下記12点の防災用品が丸ごとセットになって税込¥3000という破格のお値段です(おそらく個別に買いそろえると間違いなく¥10000は超えそう...)! 品番は539-0699、商品名は「12HB*タフタボウサイV」です。【しまむら】店頭では、アウトドアコーナーにてハンガー吊り下げ販売されています。
●9個のポケットつき撥水(はっ水)性ベスト
●除菌ウェットティッシュ(10枚入り)
●立体構造不織布マスク(7枚入り)
●手巻き式スマートフォン充電器/LEDライト
●非常用給水バッグ(5ℓ)
●携帯簡易トイレ(〜600cc)
●保温アルミシート(130 × 210cm)
●フリースブランケット(60 × 9cm)
●圧縮タオル(30 × 60cm)
●携帯スリッパ
●軍手
●衣類に貼るホッカイロ
まずは9個のポケットつき撥水(はっ水)性ベストをチェック!
まずはベスト本体をチェック。風雨に強い撥水(はっ水)性生地でできたベストで、付属の防災用品11点や貴重品を肌身離さず身につけたままハンズフリーでキビキビ活動できる、まさに“着る非常用持ち出しバッグ”!
(左上から時計回りに):全体に大小合計9個ものポケットつき、まさに“着る防災袋”!/ファスナーつき胸ポケットとおなかまわりのフラップつきポケットの間に、超大容量スリットポケットまでついています。いつでもすぐに取り出したいものはココへ/両わきの下に、500mlペットボトルが収納できるメッシュポケットつき/背中いちめんにわたる超大容量スリットポケットつき。
ちなみに、両胸のファスナーつきポケットと背中中央とに3カ所あしらわれているグレーテープはリフレクター(反射板)で、暗闇でもライトや光が当たるとピカッと光り「ココに人間がいます!」という存在証明になります。若干着ぶくれ感こそありますが、意外といざというときに飛来物などから身を守る防護服にもなるのではないかと。
なお、カラバリはエディター沖島が購入したカーキのほかにネイビーも、サイズもM(大人の女性用)とL(大人の男性用)の2サイズあるもよう。カーキの場合は裏地がパープル、ファスナーテープの色はオレンジです。ポリエステル性で、ある程度水を弾く撥水(はっ水)加工が施されており、ネットに入れてご家庭の洗濯機で洗濯できます。
【しまむら】防災ベストに収納されている防災用品全11点をチェック!
ベストを含めると、なんと合計12点もの防災用品セットになっているんです! どれも簡易的とはいえ、いざというときにじゅうぶんな活躍が期待できるものばかり◎。ではそれぞれの防災用品11点の内容を細かくチェックしていきましょう。
防災用品①:使い捨て立体型不織布マスク7点セット
まずは、新型コロナ禍における緊急避難時の必携アイテムとして欠かせないマスク。【しまむら】の防災ベストにも、使い捨てタイプの不織布マスク・大人サイズが7枚セットで入っています。1枚ずつ個別包装されているので、衛生的にも安心して使えます◎。
※実はこの【しまむら】防災ベストが爆発的ヒットに至った理由が、新型コロナ禍突入初期のマスク不足時に、“フィルターのしっかりした不織布マスクが7枚も手に入る裏技”としてSNSで話題になったからなんですよね...( "q')。2020年9月1日現在は一般市場におけるマスク不足もほぼ解消されてはいますが、マスク+その他防災用品・全12点セットで¥3000というコスパのよさが、今なおこの【しまむら】防災ベストが圧倒的人気の理由だと思われます。
ごく薄い不織布製ですが、しっかり3層構造。顔へのフィット感をより高める波型カットが施されていて、鼻にあたる部分を折り返して着用する特殊立体形状です。鼻や口もとへの花粉や粉塵の侵入を約99%軽減できます。長時間着用していても痛くなりにくい、平たくふっくらとした耳ゴムもうれしい仕様。
防災用品②:除菌ウェットティッシュ
アルコール消毒液またはウェットティッシュも、新型コロナ禍における非常事態発生時にはぜひ持ってしておきたいところ。14㎝ × 20㎝サイズのアルコール配合ウェットティッシュが10枚入っています。シール製のフタを開け閉めして使います。
防災用品③:手回し充電式LEDライト&スマホバッテリー
普段の生活だけでなく、万が一避難生活に陥ったときにも、緊急連絡&災害情報収集ツールとしてスマートフォンは必携です! しかし、避難先で絶対に困るであろう充電問題...なのですが、なんとこの【しまむら】防災ベストには、いつでもどこでもスマートフォンを充電できる、手のひらサイズの手回し充電式LEDライトまで入っているんです! 正確な商品名は「チャージャーつきダイナモライト」です。本体160gと軽量です。
付属のUSBケーブル(Micro-B型)を使って、対応機種スマートフォンの充電が可能です。
※取扱説明書によると、付属ケーブルならAndroid、別途純正Dockケーブルを使用すればiPhone4、さらに別途純正Lightningケーブルを使用すればiPhone5C・5S・6・6Plus・6SEが充電可能とありますが、お手持ちのスマートフォンが対応機種外の可能性があります。詳しくは同梱の取扱説明書をご覧いただくか、ご使用になる前にバックアップをとったうえ、実際にテストされることをおすすめします(エディター沖島のiPhone11 Proは充電できませんでした...おそらく対応機種外なのだと思われます)。
このLEDライト本体にはリチウムイオン電池が内蔵されていて、付属のケーブルでUSBしておけます(満タンまで要約3時間)。普段からフル蓄電しておいて、電池が心もとなくなってきたら、本体底部についている手回し式ハンドル(=ダイナモハンドル、360°回転します)を1秒につき1.5〜2回転のペースでぐるぐるゴリゴリ回すと、コンセントやUSBがない環境でも充電可能です◎。ちなみに1分間の手巻き充電で、LEDは1時間以上点灯・スマートフォンは約1分間の通話&約10分間の画面表示ができます。非常時の充電器として、スマートフォンと一緒に肌身離さず持ち歩いておきたいですね。
そしてさらに懐中電灯がわりにもなります! 本体の左横についている“LIGHT”スイッチをオンすると、前方のLEDライトが点灯します。ストラップつきなので、手首に下げておけるのも◎(くれぐれも引っかからないようにご留意ください)。電車のようなたたずまいですね(乗り物大好き♡な我が甥・2歳が「でんしゃ(^o^)!」といって大喜びしていたので、避難場所で手持ちぶさたなとき、小さなお子さまのおもちゃにもなるのかもと思いました...その場合はくれぐれも充電容量を無駄づかいさせないように遊んでもらおうっと)。
防災用品④:最大水位5ℓまで収納できる緊急用給水バッグ
電気同様、災害時の断水に備えてある程度の量を確保しておく必要があるのが、飲み水にもできるきれいな水。あらかじめ衛生的な水道水を最大5ℓまでコンパクトに確保しておける、スタンドタイプのウォータータンクまで入っています!
水道から直接すばやく給水しやすく、かつ注ぎやすい、直径約5㎝程度のフタつきコック(写真左←)と、水を入れると自立して使える約15㎝のマチつき(写真右→)で、とっても使いやすそうです。ちなみに温度限界は−20℃〜60℃までなので、この範囲を超える内容物は入れないでくださいね。
防災用品⑤:携帯簡易ミニトイレ
また、断水してしまうと水洗トイレも使えなくなりますが、お手洗いがどうしても我慢できないときに、600ccまでの尿を固め、ニオイまで包み込んでくれて、老若男女使える携帯用ミニトイレまでついているんだなこれが!
左から、尿をゼリー状に固める高分子吸収剤・トイレ本体・本体を包んでおける透明ビニール袋の3点セットです。
チャックの上に大きくソフトな受け口がついていますので使いやすそうです。袋の中に排尿後、高分子吸収剤(白い粉末)を投入するとすぐに固まりますので、しっかりとチャックを閉めて同封のビニール袋に入れてください。願わくばコレに頼るような状況に一生陥らないことを強く希望するのですが(; "q')、持っておけば安心感がケタ違いに高くなりますよね!
防災用品⑥:濡らすと広がる圧縮タオル
直径約7㎝程度の円筒状固形物なのですが、水に入れるとみるみるうちに広がって、約30㎝ × 60㎝の大きさのタオルになります。ごく薄手の生地ですが、非常時は厚手よりも薄手のほうが乾きやすく、使い勝手がよい気がします。
防災用品⑦:防災アルミブランケット
折りたたむと手のひらサイズですが、広げると約130 × 210㎝もの大判サイズ(セミダブルベッドサイズくらいでしょうか)になるアルミブランケットです。
とても軽く、広げると薄くペラペラですが驚くなかれ、アルミシートは保温・防寒・防水効果に優れていて、いざというときに体全体を覆うにして包まるとめちゃくちゃあったかく、毛布がわりになるんです! 簡易の防水シートとしても役立ちそう。
防災用品⑧:フリースブランケット
サイズ60 × 90cmの軽くて暖かなふわふわフリースブランケットまで入っていました! 座布団がわりに、大人のひざ掛けに、6歳程度までのお子さまであれば立派な肌かけふとんにと、マルチに活躍しそう。
ポリエステル100%素材の起毛生地です。コットンなどに比べ、万が一濡れても比較的乾きやすいのが化学繊維たるフリースのいいところ。ネットに入れてご家庭の洗濯機で洗えます。
防災用品⑨:簡易スリッパ
避難所生活で意外と“あるのとないのとでは快適さが段違い!”と聞くのがスリッパです。確かに、避難先として自治体から指定されている公共施設の冷た〜い床は素足にはこたえるに違いない...(; "q')というわけで、避難先の上ばきとして使える簡易スリッパです。
ごく薄手なのですが、底(アウトソール)も滑りにくく、はき心地はなかなか快適です◎。左右はありません。ビジネスホテルなどに常備されている使い捨てスリッパのような印象です。男性でも、普段お召しの靴のサイズが28㎝くらいまでの方ならはけると思います。
防災用品⑩:防災用軍手
最後に、避難生活に絶対欠かせない軍手です。少しの怪我が致命的なダメージにつながる災害時、傷つきやすい手指を保護してくれるだけでなく、避難ルートに立ちふさがってくる障害物や飛来物を避けたり、避難先で重たい物資を運んだり、防寒用の手袋にと、用途は万能です◎。
大人の女性だとやや大きいですが、大人の男性ならジャストサイズで着用できると思います。素手での行動を危険に感じるときにはぜひ軍手をお忘れなく。
防災用品11:衣服に貼れるホッカイロ
最後に、これも侮れないホッカイロ。片面がシールになっていて、着ている衣服にペタッと貼れ、12時間保温効果が持続するので、暖房がなく寒くてどうしようもないときの防寒アイテムに役立ちます。
まとめ:【しまむら】防災ベストで自分&家族の非常用持ち出しアイテムを見直す!
以上、防災用品12点がセットになった【しまむら】防災ベスト(¥3000)をご紹介しました。このベストに入っている防災用品はどれも短期間使用向けの簡易的なものですが、いざというときに頼れるアイテムばかり。「もっと長くしっかり使えるものがいいかな...(; "q')」と不安に感じるものだけ、自分やご家族が使いやすいものや使い慣れたものに入れ替えてもよいと思います◎。ひんぱんに台風や大雨が発生する9月は、現金や健康保険証などの貴重品、新型コロナ対策用品として体温計やアルコール消毒液、さらに常備薬や飲食品など、避難先の環境や生活を想像しながら、自分や家族のためのオリジナル非常用持ち出しバッグの内容を見直す絶好の機会。9月1日の“防災の日”をきっかけに、非常時の備えを今一度確認しておくと、より安心かと思います。
取材・文/沖島麻美 ※本記事には私物や個人の感想が含まれます。また、掲載されているのは2020年9月1日時点での情報で、状況や店舗によっては未入荷、品切れ、取り扱いの変更、販売日が異なる場合があります。 ※ご紹介した商品は、ウイルス感染や花粉・人体に有毒な粉塵などを完全に予防するものではありません。 ※Non Sponsered Article