SNSでも大人気の料理家・管理栄養士、長谷川あかりさん。簡単でおいしく、体に優しい“ご自愛ごはん”のレシピを月2回ご紹介いたします。第40回のレシピは、夏バテの時でもするっと食べられるのにスタミナがつく「茄子のサルシッチャ風スープ」です!
茄子のサルシッチャ風スープ
今回ご紹介するのは、食べごたえがあってお腹も満足できる主役スープ。
「香ばしく風味豊かなサルシッチャ風肉だねと、とろける茄子が相性抜群なレシピ。サルシッチャとは、イタリア発祥の生ソーセージのことですが、今回は腸詰にしていないので“サルシッチャ風肉だね”としています。
肉だねに絹豆腐を水切りしないで入れるのがポイントで、ふんわり柔らかな食感に。食欲がない時でも食べられてスタミナがつく養生レシピは、梅雨や暑さでバテがちなこれからの季節におすすめです」
材料(2人分) 調理時間/約25分
<サルシッチャ風肉だね>
・豚ひき肉 200g
・絹豆腐 75g 1/4丁
・とろけるチーズ 20g
・片栗粉 小さじ1/2
・塩 小さじ1/3
・おろしにんにく 小さじ1/4
・あらびき黒胡椒 小さじ1/8
茄子 2本
オリーブオイル 小さじ2
水 2カップ(400ml)
料理酒 大さじ2
塩 小さじ1/2
クレソン お好みで
① サルシッチャ風肉だねを作り、皮をむいた茄子を切る
サルシッチャ風肉だねの材料を袋に入れて、よく揉んで混ぜ合わせる。茄子は皮をピーラーでむいて2cm角に切る。
② フライパンでサルシッチャ風肉だねを焼き、茄子を加えて炒め合わせる
深めのフライパンにオリーブオイルをひいて中火で熱し、サルシッチャ風肉だねを木べらで大きく分けて加える。下面が焼けたらひっくり返し、もう片面も焼けたら木べらでざっくり崩して炒める。全体が焼けたら茄子を加え、さっと炒め合わせる。
③水と料理酒を加えて15分煮たら、塩を加えて味をととのえる
水と料理酒を加え、煮立ったら蓋をして弱めの中火で15分煮る。塩を加え味をみて足りなければさらに塩を加えてととのえ、火を止めて器に盛り付ける。お好みでクレソンを添えて完成。
完成! 茄子のサルシッチャ風スープ
「そのまま焼いてもおいしいサルシッチャ風肉だねをスープの具にしました。顆粒出汁をあえて使わないやさしい旨味たっぷりのスープが、体のすみずみまで染みわたります。バケットを添えれば立派なごちそうに!」
献立:プラスワンメニュー「ピーマンと茄子の皮のバター炒め」で栄養バランス&彩りアップ
「主菜で使わなかった茄子の皮を副菜で活用。主菜で不足している脂溶性ビタミン類を補います。茄子の皮はバターでしっかり炒めると、香ばしくいい香り。家にある緑野菜とさっと炒め合わせれば、彩りも美しいひと品に」
副菜:「ピーマンと茄子の皮のバター炒め」(2人分) 所要時間/約5分
①ピーマン小3個は2cm幅の細切りに。茄子の皮2本分は長いものは切っておく。
②フライパンにバター5gを中火で熱し、①を炒める。つやが出て火が通ったら、塩ひとつまみを振り入れる。味をみて足りなければ、さらに塩でととのえて完成。
次回もお楽しみに!
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■長谷川さんは、BAILA CHANNELにも登場してレシピを披露してくれています! 長谷川さんのトークも楽しく、野菜の下ごしらえのコツなどもよくわかって大人気。こちらからぜひチェックしてみてください。
『なんでもない日を幸せにする、シンプルで豊かなごはん』をテーマに、食べ疲れないのにちょっぴりおしゃれで自己肯定感の上がる“新しい家庭料理”のレシピを発信。最新刊は『いたわりごはん2 今夜も食べたいおつかれさまレシピ帖』(KADOKAWA)。