投資知識ほぼゼロの状態から、金融機関を決めてNISA口座を開設し、商品を購入して、新NISAに備えるまでの全ステップを、ファイナンシャルプランナー高山一恵さんの金言・アドバイス入りで完全中継! まずは口座開設から。
【STEP1】まずはNISAの口座開設!
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ふるさと納税すらやろうやろうと早5年…
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基本ケチなのに、めんどくさがり。投資への関心は低かったが、NISAを実際にやっている人の収支を見て一念発起!
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![高山一恵さん](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/eb/eb39a0bd-efd0-4a3b-bcbf-bda65a475c10.jpg)
ファイナンシャル プランナー
高山一恵さん
Money&You取締役。女性向けWebメディア「FP Cafe」「Mocha」やYouTube「Money&You TV」の運営、女性にお金の知識を伝えるための講演や執筆など幅広く活躍。23万部のヒット作『はじめてのNISA&iDeCo』(頼藤太希氏との共著・成美堂出版)のほか著書多数。
金融機関によってサービスが異なるため、吟味が必要。ただ、この選択だけで大損することはないので、自分がストレスなく始められるかも大事!
NISAを利用するためには、銀行や証券会社などにNISA口座を開設する必要があります。NISAを取り扱う金融機関はたくさんありますが、NISA口座は一人1口座しか持てません。それぞれの金融機関の条件を比較して、自分にとって使いやすいところを選びましょう。
【キホンのキ】NISAの口座は一人一つしか持てない
金融庁が定めたNISA口座のルールは「一人につき一つだけ」。申し込み後は金融機関を通じて、二重開設になっていないか税務署の審査が行われます。またNISA口座は証券会社なら総合口座、銀行なら投資信託口座の中に別枠で作るイメージ。つまり初めて取引する金融機関で手続きする場合は、同時にそれらも開設する必要があります。
Q.NISAの口座を作り直すことは可能?
A.金融機関の変更は可能。ただし年単位で、注意点もあり
「NISA口座の変更にはタイミングやルールがあります。現行NISAの制度では、たとえば2023年に変更したい場合は、前年の10月1日から2023年9月末までに金融機関で変更手続きをする必要があります。また、2023年中にNISA口座で取引をしていた場合は、2024年以降にしか変更できません」
【キホンのキ】NISA口座を開設する際、銀行と証券会社を比較
銀行
自分で調べるのが苦手で、忙しい人向き
普段から利用している銀行なら心理的ハードルが低く安心。メリットは、対面で相談ができる点。デメリットは、商品が投資信託のみの取り扱いで、数もかなりしぼられている点
証券会社
店舗型証券
取扱商品が比較的多く、店舗で対面相談も可能
投資信託以外にも株式など商品の種類や数が銀行より多い。店舗型ならではの手厚いサービスが受けられる。ネット証券に比べて手数料などのコストが高めになるのがデメリット
ネット型証券 高山さんおすすめ!
自分で調べる人向け。品ぞろえ豊富で低コスト
対象商品の大部分を取り扱っているラインナップが強み。店舗を持たないため店舗の維持費や人件費がかからず手数料が安い。一方、基本的に自分で手続きを行わなければならない
ネット型証券、人気なのはこの3つ!
楽天証券
楽天経済圏で投資をしたい人におすすめ。楽天ポイントをためやすいサービスが充実。初心者に優しいサイトが人気
SBI証券ネット証券
最大手の証券会社。三井住友カードのクレカ積立でVポイントがたまる。「かんたん積立アプリ」も好評
マネックス証券
外国株に強い。マネックスカードのクレカ積立でAmazonギフト券などと交換できるマネックスポイントがたまる
![漫画−2](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/cd/cd86fcd1-c78b-4b29-951b-cf93c5562ce3.jpg)
イラスト/サレンダー橋本 取材・原文/佐久間知子 ※BAILA2023年11月号掲載