働く30代女性に調査！結婚したい？したくない？バイラ世代のリアルを公開

バイラ読者が考える「結婚」についてアンケートを実施。その結果を紹介するとともに、家族社会学の観点から永田夏来さんにコメントをいただきました。数十年前までは「することが当たり前」という社会の空気があった「結婚」。人生設計が多様化しつつある今、みんなはどうとらえている？

特に影響はない…59%
いい影響がある…23%
悪い影響がある…18%

「メンタルが安定する」（32歳・メーカー）、「社内のロールモデルになれる」（39歳・観光）、「『子どもは今後考えてる？』という質問がつきまとうのが嫌だ」（30歳・事務）といった声が。

とても思う…5%
やや思う…24%
あまり思わない…50%
まったく思わない…21%

70％以上の人が「平等ではない」と回答し、その理由は「選択的夫婦別姓が認められていない」「男性優位の社会」「女性側の負担の多さ」「同性婚が認められていない」などが多かった。

どちらかの姓に強制的に変えないと結婚できないから。婚約中ですが、選択的夫婦別姓が実現されるまでは事実婚でいるつもり。
30歳・メーカー事務

男性は結婚すると出世にいい影響があるけれど、女性は「仕事は辞めるの？」「旦那さんを支えるように」「家庭を守って」と言われる。
39歳・歯科助手

同性婚が認められていないので、同性カップルは異性カップルに比べて法的なメリットを受けづらい。事実婚の制度も整えられていない。
36歳・商社事務

結婚した途端、「いつ子どもが生まれるかわからないから責任者は無理だね」と言われ、既婚男性もいる社内の飲み会では「既婚者は早く帰りなさい」となぜか私だけ帰されました。
34歳・事務

転職活動中、女性だからという理由で「もうすぐ結婚？」「結婚しても続けますか？」「転居の予定は？」「子どもは産みますか？」など、勝手に人生設計をされた。失礼だと思う。
36歳・総合商社広報

独身者は時間に融通がきくと思われて、既婚者より長時間労働を強いられることがある。家庭がなくたって、プライベートを大事にしたい気持ちは同じなのですが……。
31歳・介護

※2024年4月22日～5月2日、30歳～39歳を対象にアンケートを実施。合計157名が回答

コラージュ制作／花梨〈étrenne〉　取材・原文／国分美由紀　※BAILA2024年8・9月合併号掲載