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【30代女性のセックスレスエピソード】浮気公認のレス夫婦。「夫との仲は良好だからこのままでもいいのかも……」

WEBアンケート調査を実施したところ、回答したBAILA世代の女性262人の54%が現在「セックスレスかも」と思っている結果に! その実態をさらに深掘りするべく、セックスレスで悩んでいる30代の女性にインタビューを行った。

夫婦仲は良好だけどセックスレス【39歳・Yさんの場合】

今回登場するのは、11年間セックスレスが続くYさん(39歳)夫婦。41歳の夫との関係は円満そのもので、セックスが完全になくなった今が、「一番、夫婦仲がいい」と言う。浮気ぐせのある夫は不倫が絶えず、以前はYさんから離婚を提案したことも。そんな彼女が「いい意味で夫に執着しなくなった」きっかけとは?

夫との出会いはチャット。見た目と中身のギャップに心を掴まれて……。

PCを打つ手元

aijiro/Shutterstock

「結婚して12年になる夫とは、24歳のときにネットのチャットルームで出会いました。ネットでピアノを弾く姿を配信するのが趣味だった夫を、たまたま私が発見。プロ並みの演奏とチャラい見た目のギャップが面白くて、私から話しかけました。当時、彼は大阪に、私は山梨に住んでいたため、メールや電話でコミュニケーションを重ね、半年後に初対面。彼の東京赴任をきっかけに頻繁に会うようになり、交際が始まりました。

付き合ってみると、外見だけでなく中身もチャラいことが判明(笑)。何度か浮気をされて、信頼できなくなった彼との結婚は考えられませんでした。いずれは子どもが欲しかったし、そろそろ彼と別れて新しい人を見つけようと思っていた矢先に、私の妊娠が発覚。お互いに驚いたけれど、成り行きに任せて結婚しました」

話し合いで離婚を回避! 4年ぶりに性生活が再開

2つ並んだ枕

yy_Apartment/Shutterstock

「妊娠中のセックスはなんとなく不安で、自然としなくなりましたね。出産後も、子育てが想像以上に大変でセックスする気が全く起きず……。子どもの夜泣きでほとんど寝られず、睡眠不足が原因で神経質になってしまい、それが原因で夫も不機嫌に。喧嘩が絶えない、離婚寸前の状態が3年ほど続きました。

次第に子育てに慣れると、家事や育児を夫にも期待してしまい、そのたびに裏切られたような気分になって。でも腹を割って気持ちを伝えたら、彼は真剣に聞いてくれて、素直に話し合いができるようになったんです。それを機に関係が徐々に改善され、性生活が復活すると、すぐに第二子を妊娠しました。計画的ではなかったけれど、欲しかったから嬉しかったです」

もとから性欲は弱め。でも夫から求められないのは不安

子ども用の木のおもちゃ

Nemer-T/Shutterstock

「次男は夜泣きをほとんどしない子で、夫にも素直に頼れるようになっていたため、第二子の出産後は安定した日々が続きました。ただ、子ども二人を真ん中に挟んで寝ていたから、セックスする雰囲気にはならなかった。私は性欲があまりないので、気にしていませんでしたが…夫から全く求められないことには、少しモヤモヤしました。結婚前の彼は、性欲が旺盛すぎるほどだったので。

第二子の出産から1年後、久しぶりにセックスしたら……まさかの1回で妊娠。第三子を出産してから5年が経ちますが、その間、2回ほどしかセックスしていないんじゃないかな? 3人の男児を育てる生活はとにかく体力を使い、夜はベッドに入った瞬間に爆睡。妊娠しやすい体質なので、また妊娠してしまうかもという不安も、する気が起きない要因になっています」

浮気症な夫が、オープン・リレーションシップを提案!

握手をする男女の手元

PeopleImages.com - Yuri A/Shutterstock

「結婚後も夫の浮気ぐせは健在で、数年前に浮気されたときは怒るよりも呆れてしまい、“私と別れて好きなだけ遊んだら?”と提案。すると『家族と離れるのは嫌だ。遊ぶのはやめられないから、お互い自由にしよう。お前が浮気しても怒らない』と夫に言われ、なぜか腑に落ちた自分がいたんですよね。夫婦の形は一つじゃないし、自由でいいじゃん!と感じて、いわゆるオープン・リレーションシップのような関係を受け入れました。

昔だったら“そんな虫のいい話あるか!”と突き返したであろう、夫の提案を受け入れられたのは、私自身が満たされているからだと思う。結婚当初は専業主婦でしたが、数年前に夫から『君も好きなことをしていいんだよ』と言われて、ハンドメイドアクセサリーの販売を始めました。

久しぶりに子育て以外のことに夢中になり、自分が好きなことを楽しむ時間ができたら、心に余裕ができたんですよ。さらに仕事を続けて自立すると、妻や母親ではないアイデンティティが確立されて、自分を好きになれた。いい意味で夫に執着しなくなり、セックスレスも全く気にならなくなりました」

男女ではなく同志。夫婦の数だけ形があっていいと思う

「おかげで現在の夫婦仲は、良好そのもの。どんなことも話し合えるし、ケンカもしないし……交際期間を含めても、最も良い状態だと思います。“他人は自分を映す鏡”とは本当で、私がポジティブになったら、夫もポジティブになった。パートナーがセックスしてくれない、愛してくれない、などと悩んでいる人がいたら、まず、自分自身を愛してあげて!と伝えたいです。

友達の大半もセックスレスに悩んでいて、夫婦仲を維持するために、いやいやセックスしている人もいます。カップルにとってセックスは大事なコミュニケーションの一つだけど、お互いを理解する方法はセックスだけじゃないですよね。

私にとって夫は同志のような存在で、夫も私以上の理解者はいないと感じているはず。セックスレスでも成り立つ関係はあるし、それぞれが心地よい夫婦のあり方を選んでいいと思います!」

BAILA世代の女性に対するアンケート調査で、セックスレスのパートナーと「仲がよい」「どちらかといえば仲がよい」と回答した人の割合は9割強。Yさんのエピソードからも、セックスレスと不仲は必ずしも直結しないことが判明した。もし「セックスレスは解決しなければならない」と悩んでいる方がいたら、考え方を変えてみるのもいいかも!?

取材・文/中西彩乃

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