結婚を機に、働き方や時間の使い方、住む場所を変えたスーパーバイラーズ夫婦のお仕事事情をインタビュー。今回は、パートナーとの時間と仕事を両立するため、オンオフ切り替えられる会社に転職した門脇聡子さん夫妻をご紹介します。
【CASE04 門脇聡子さん夫妻】パートナーとの時間と仕事を両立するためオンオフ切り替えられる会社に転職
交際&結婚
同僚だった二人が、妻・聡子さんの転職を機に食事に行くようになり交際、約1年間の同棲期間を含めつきあってから2年たった2019年に結婚。現在、聡子さんは妊娠中で、9月に出産予定。
WIFE
聡子さん(37歳)
飲食企業/WEBマーケティング職
ほぼ在宅ワーク/土日休み
HUSBAND
智大さん(31歳)
IT・ゲーム企業/ WEBマーケティング職
ほぼ在宅ワーク/土日休み
お互い在宅ワークの日は3食一緒に食べます
ピンクは妻、ブルーは夫のスケジュール
〈WORKING DAY SCHEDULE〉
7:00【起床】
朝食準備
7:30【一緒に朝食】
8:00【トレーニングタイム】
「在宅ワークが導入されたことで朝活をスタート。早く寝るようになり時間の使い方が変化」(智大さん)
それぞれ身支度
「朝は彼と一緒のタイミングに起きますが、始業時間が別なので各々準備を」(聡子さん)
8:45【在宅始業】
9:45【在宅始業】
昼食準備
「食事は私が作ることが多いですが、仕事が忙しい日は夫が作ってくれます」(聡子さん)
13:00【昼食は仕事の合間に一緒に】
17:45【終業・夕飯の買い出し、準備】
19:00【就業】
19:30【二人で夕食】
食器の片づけ、お風呂の準備
「特に決めごとはないものの、料理していないほうが食器を洗うなど、家事は分担」(智大さん)
20:30【妻→夫の順に入浴】
入浴後のお風呂掃除
一緒にテレビやYouTubeを見ながら就寝準備
「二人の好きなテレビを見たり、同じ部屋でそれぞれ別のことをする日も」(智大さん)
22:30【同じタイミングで就寝】
【INTERVIEW】家族のためになることは積極的にトライ! 無理しないバランスを探り中
もともと同僚だった二人は妻・聡子さんが会社を辞めることをきっかけに急接近。交際期間中の聡子さんはハードワーカーだったようだが、夫と過ごす時間を大切にするため、再度転職を決断する。
聡子 彼と同じ会社に勤めた後、結婚するまでに働いた2社は、制作会社、広告代理店ということもありかなり忙しかったんです。ただ、何かを作っていく仕事は続けたくて、自分のやりたいことと、平日夜や土日に彼とゆっくり過ごす時間とを両立できる今の会社を選びました。
智大 妻が今の会社に転職していなければ、在宅ワークもしていなかったでしょうし、そうでなければ3食を一緒に食べるなど、ともに在宅ワークならではの過ごし方もできていなかったと思います。
聡子 家にいる時間が増えて昼食作りなど家事の量は増えましたが、その分彼がサポートしてくれるから負担が増えた感覚はありません。むしろ楽になったかも! 1年ほど前から家計の負担も平等になるようにしていて、それもあり「私が家事担当」と気負わず過ごせています。
聞くところによると、智大さんがYouTubeで見つけた家計の分担方法を試しているという。
智大 毎月の支出を計算し、お互いの収入の比率と同じ割合を負担。子どものことも含め、真剣に将来を考え始めたタイミングにお金について調べていたら、偶然知った方法です。今現在かかっている費用を把握したくて妻にプレゼンしました(笑)。それまでは、お互いの給与も、何にどれくらいのお金を使っているかも知りませんでしたから。
聡子 最初にそれを聞いたときは、「正直面倒くさいな〜」なんて思ったのですが、細かい計算は彼がやってくれますし、二人の負担が目で見て平等と知ることで家事に対する気が楽になりました。私も彼も、言いたいことは言いたいときに言う性格なので、お互いの意見を取り入れながらいい方向に進んでいきたいです。
夫の趣味を一緒に楽しむのが私的休日の定番です!
「彼の趣味であるサッカー観戦や、お互い大好きな犬とふれあうために茨城県のわんわんランドに行くなど、アクティブデートを楽しんでいます」(聡子さん)
撮影/nae. ヘア&メイク/廣瀬浩介 取材・原文/宮田彩加 ※BAILA2022年8月号掲載