いつも素敵なあの人は、どんな結婚指輪や婚約指輪を選んだのだろう……?
モデルやスタイリストなど、チームBAILAが選んだウエディングリングをSNAP。
それぞれの思い出やこだわりが詰まったリング選びのエピソードをぜひ参考に。
スタイリスト・吉村友希さんは、婚約指輪を「Tiffany&Co.(ティファニー)」、結婚指輪を「Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル)」に

数々の女性誌で活躍するスタイリスト・吉村友希さん。婚約指輪に選んだのは、「Tiffany&Co.」の「ティファニー トゥルー」。点留めによってダイヤモンドがスクエアのように見える、モダンなデザインです。結婚指輪は、「Van Cleef & Arpels」のシンプルなゴールドのリングに。華奢で辛口な婚約指輪と、ほどよく存在感のある結婚指輪を、日常的にファッションに合わせて楽しんでいます。
コロナ禍に数カ月かけて指輪探し。婚約指輪はスクエアに見える一粒ダイヤモンドの「ティファニー トゥルー」に

「夫とは、私が37歳のときに出会いました。お互いに結婚を意識していて、『次におつきあいする人とは結婚したい』という考えも一致していたんです。その後、交際から1年半ほどでコロナ禍になり、一緒に暮らし始めました。半年ほど同棲し『これなら一緒に生活していけそうだね』と、お互いに結婚へ向かっていったように思います。ある日、夫から銀座へ買い物に行こうと誘われ、普通にショッピングをするのかと思っていたら、夫がジュエリーブランドに入ろうとしたんです。予約が必要だったので、その日は入店できなかったものの、『指輪を一緒に見ようとしてくれているんだ』とわかって。そこからは私も本気になり、約1〜2カ月かけて、様々なブランドを一緒に見て回りました。同じお店に3〜4回足を運んだこともあります(笑)。
婚約指輪は、最初からスクエアに見えるダイヤモンドがいいと思っていました。ただ、実際に探してみるとラウンド型が多く、なかなか理想のものが見つからなくて……。そんな中で出合ったのが『ティファニー トゥルー』です。ダイヤモンド自体はラウンドですが、点留めによって正面から見るとスクエアのように感じられるところがまさに好み。アームもぷっくりとしたタイプではなく、直線的で控えめ。華奢でありながら、少し辛口でモダンな雰囲気が、自分の普段のスタイルにも合うと感じました。
『Tiffany&Co.』は大きさや品質の異なるダイヤモンドを、国内外の店舗からいくつも取り寄せてくれるんです。私は婚約指輪を特別な日だけでなく、ファッションジュエリーとして日常的に楽しみたいと思っていたので、単純に大きなダイヤモンドを選ぶのではなく、自分の指や普段の服に合うことをいちばん大切にセレクトしました。選ぶ際にそれぞれのダイヤモンドに値札がついていたのですが、価格を見てしまうと先入観が入ってしまうと思い(笑)。夫には『どれを選んでもいいよ』と言ってもらっていたので、すべての値札を外して一つずつ試着し、自分の手や普段の服にいちばんしっくりくるものを選びました。何度も迷いましたが、最後は『これで』と、すっと決めることができました。
また、一粒ダイヤか、エタニティタイプにするかも悩みました。ただ、エタニティリングは結婚のタイミング以外にも自分で買う機会がありそうですが、存在感のある一粒ダイヤを選べる機会はきっと今しかないと思って。婚約指輪らしい特別感も残したいと考え、一粒タイプに決めました」(吉村さん・以下同)。
結婚指輪を「Van Cleef & Arpels」に決めた理由は?
「結婚指輪は、毎日つけられる本当にシンプルなものがいいと思っていました。装飾の少ないリングは、ブランドが違ってもデザインが似て見えることがあります。だからこそ、どのブランドのリングを長く身につけたいかを考えました。20代後半から30歳くらいの頃は、別のジュエリーブランドの結婚指輪に憧れていました。でも、実際に結婚することになった39歳の自分には、『Van Cleef & Arpels』の持つ大人らしいイメージのほうが、今の自分にも、これから年齢を重ねた自分にも自然になじむ気がしたんです。
結婚指輪は、おばあちゃんになってもつけ続けたいもの。年齢を重ねるほど似合いそうだと感じたことが、『Van Cleef & Arpels』を選んだ理由です。夫婦で同じデザインで、夫はプラチナ、私はゴールドをセレクト。おそろいでありながら、それぞれの手に似合うバランスを大切にしました」。
婚約指輪を薬指につけなくたっていい。人差し指につけられるサイズを選んで、自由にレイヤード

「婚約指輪は、左手の薬指につけるものと決めず、左手の人差し指につけたり自由に楽しんでいます。薬指には結婚指輪をつけたり、左右の手にリングを散らしたりして、その日の服や時計とのバランスを見ながら位置を変えています。婚約指輪のサイズは、人差し指だけにぴったり合わせるのではなく、ほかの指にもつけられるように選びました。少し緩い指につけるときは、結婚指輪と重ねてストッパーのようにすることも。
普段はカジュアルで、辛口な服が多いので、リングも華奢でモダンなものが好み。ジュエリー単体の華やかさだけではなく、服や時計を含め、全身でバランスが取れているかを大切にしています。そのため試着の際は普段の服装や合わせたい服で行くのはもちろん、愛用しているスタメンジュエリーたちを持っていき、それらとの相性も確認していました。
婚約指輪を特別な日のものとして眠らせるのではなく、ファッションの一部として日々たくさん使えることが嬉しくて。つける指や重ね方を自由に変えることで、コーディネートの幅も広がりました」。

「私服は、ちょっと辛口なカジュアルスタイルが定番。シャツや、キャミとしてマルチウェイで着られる『cwtch』のトップスを主役にコーデ。中に重ねた白Tは、『AURALEE』のもの。パンツは『Whim Gazette』、サンダルは『UGG』、バッグは『INES BRESSAND』です」。
結婚や指輪探しを考えているBAILA読者へ、 アドバイスをするとしたら?

「婚約指輪を選ぶとき、まずは『特別な日にだけつけたいのか』、『毎日のファッションに取り入れたいのか』を考えてみるのがおすすめ。それによって、ダイヤモンドの大きさやデザイン、サイズの選び方も変わってきます。そして、リングだけを見て選ぶのではなく、普段の服を着た自分の全身を想像することも大切。華やかな服が多い人なら存在感のあるダイヤモンドが素敵に映えると思いますし、カジュアルで辛口の服が多い人なら、少し控えめでモダンなリングがなじむかもしれません。試着するときは、普段よく着る服や、リングを合わせたいテイストの服でお店へ行くのもいいと思います。一生ものだからと、最初から正解を決めようとしすぎず、何度も試着しながら、自分の指と日常にしっくりくる一本を選んでほしいです。『ジュエリー単体の豪華さ』ではなく、『全身で見たときに自分らしくいられること』が、長く愛せるリングにつながると思います」。
撮影/坂田幸一 取材・文/髙田彩葉























































