いつも素敵なあの人は、どんな結婚指輪や婚約指輪を選んだのだろう……?
モデルやスタイリストなど、チームBAILAが選んだウエディングリングをSNAP。
それぞれの思い出やこだわりが詰まったリング選びのエピソードをぜひ参考に。
スタイリスト・池田 敬さんの結婚指輪は「CADEAUX(カドー)」のオーダーリング

数々の女性誌や広告で活躍するスタイリスト・池田 敬さん。約18年前、30歳のときに結婚し、夫婦の結婚指輪として選んだのは日本のジュエリーブランド「CADEAUX」。ゴールドのリングとスタッズデザインのリングを重ね、二本でひとつの結婚指輪として身につけています。リングの上のフチ部分には、夫婦にとって大切な数字にちなんだ7石のダイヤモンドをセット。王道をそのまま選ぶのではなく、二人だけの意味とスタイリストならではの遊び心を込めてオーダーした世界にひとつのリングです。
妻が任せてくれた、結婚指輪選び。デザインに想いを乗せて「CADEAUX」でオーダー

「結婚指輪を選ぶとき、妻に希望のブランドを聞いたところ『どこでもいいよ。任せる』と言ってくれました。王道ブランドを挙げるのかなと思っていたので、それが少し意外で。せっかく僕に任せてくれるのであればスタイリストとして、いわゆる“ザ・結婚指輪”ではないものを選ぶほうが面白いと思ったんです。ちょうどその頃、仕事で知り合いのライターさんが姉妹で手がけていた『CADEAUX』の存在を知りました。デザインをオーダーできると聞き、その場で『ぜひお願いします』と相談したことが始まりです。当時、男性の結婚指輪といえばプラチナやホワイトゴールドが一般的。でも僕はスタイリストなので、男性だから白い地金でなければいけないとは思わなくて。みんなと同じものは避けたいという気持ちもあり、ゴールドを選びました。
妻と僕は二人とも7月生まれ。『7』という数字を二人の共通点として、リングに7石の小さなダイヤモンドを入れてもらいました。結婚記念日も、当時の海の日だった7月20日に。二人の誕生日も結婚記念日も7月にまとまっているので、この7石を見ると、夫婦の始まりを思い出せます。そしてシンプルなリングを一本だけ身につけるのは、僕には少し物足りなく感じてしまって。かといって、似たようなシンプルなリングを二本重ねるだけでは面白くない。そこで、ゴールドの結婚指輪に合わせるスタッズデザインのリングもオーダーし、二本を重ねてひとつのデザインとして見せることにしました。当時はリングの重ねづけやスタッズのデザインが今ほど一般的ではなかったので、少し新鮮なものにしたかったんです。妻にも同じゴールドリングとスタッズリングを作りました。彼女の結婚指輪は僕のものより華奢ですが、夫婦で同じ二本を身につけています。自分でデザインを考えた、ほかでは売っていないリングだからこそ、18年たった今も特別な存在です。
ちなみに結婚当初は、婚約指輪は購入しなかったのですが、結婚10周年のとき『スイート10』の記念に『GRAFF(グラフ)』のダイヤモンドのリングを贈りました。今後、ジュエリーを贈るとしたら、『BOUCHERON(ブシュロン)』の『セルパンボエム』のネックレスがいいなと考えています。妻はモノトーン好きなので、オニキスを選びたいです」(池田さん・以下同)。
結婚指輪は毎日手もとに。長く身につけてきたからこその傷もリングの一部

「結婚指輪は基本的に毎日つけています。ジムで筋トレをするときなどは少し邪魔に感じることもありますが、傷がつくこと自体はまったく気になりません。長く使ってきたからこその傷も、リングの一部だと思っています。
ジュエリーも服と同じで、たくさん足すのではなく、全体を見ながら引き算することを大切にしています。ゴールドの結婚指輪に、さらにゴールドを足すと少し強いので、ほかのジュエリーはホワイトゴールドやシルバーを選んでバランスを取るようにしています。結婚指輪に、時計かブレスレットを一つ合わせるスタイリングが定番。
今後は、今の二本の結婚指輪の間にもう一本新しいリングを重ねて、三本のコンビにしたいと考えています。狙っているのは、『BOUCHERON』のホワイトゴールドの『キャトル』。妻と、二人の娘の、“三人の女性を守りたい”という思いを込めて、三本のリングを重ねられたら素敵だなと思っています」。

「リース回りと撮影だった今日は、モノトーンスタイルに。キャップは『Ralph Lauren』、『ATON』のポロスウェットの中には『Hanes』の白Tを重ねています。パンツは『STEVEN ALAN』、バッグとシューズは『LOEWE』。バッグにはチャームをじゃらっとつけていて、駐車場の精算などに何かと便利な小銭入れもつけています(笑)。メガネは『BLANC..』のもの」。
結婚や指輪探しを考えているBAILA読者へ、アドバイスをするとしたら?

「王道のブランドには、品質や保証をはじめとした素晴らしさがあります。でも、結婚は一度きりのものだからこそ、ブランド名だけにとらわれず、二人だけの意味をリングに込めてもいいと思います。二人に縁のある数字やモチーフを取り入れたり、刻印を入れたり、デザインを少しアレンジしたり。ほかの人にはわからない、小さなこだわりでもいいんです。それを見ることで、『二人で頑張ろう』と思えるものになったら素敵ですよね。
結婚してからの人生のほうが長く、楽しいことだけでなく、喧嘩をしたり、しんどい時間を過ごしたりすることもあると思います。そんなときにリングを見て、二人の始まりや絆を思い出せる。結婚指輪には、そういう役割もあるのではないでしょうか。二人らしいオリジナリティを込めた一本を選んでほしいと思います。
そして、いまのBAILA世代の皆さんは、僕らのときよりも物価高でジュエリーを購入しづらくなっていると思うんです。でも、値段に負けず、欲しいものはちょっと背伸びしてでも買ってみてほしい。頑張って貯金したり、ボーナスで買ったり。素敵なジュエリーを購入する経験値もまた、人生の財産になりますよ」。
撮影/宮下昌生〈hannah management〉 取材・文/髙田彩葉






















































