読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第326回は「抉る」の読み方です!
今日のお題【抉る】
「抉る」、正しく読めますか?
ちょっと怖い漢字です。
■ヒント
「抉る」の意味は
「①鋭い物を差し入れて回すようにして一部分をくりぬく。②心に鋭い苦痛を与える。③鋭く指摘する。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
■使い方はこう!
「果物ナイフでリンゴの芯を抉る」
「友人の心ない一言に、胸を抉られる思いをした」
↓↓↓
正解は……
■正解は…
正解は、「えぐる」でした!
■これも、「えぐる」と読みます。
抉る、剔る、刳るの3つは同じ意味で使われます。ですが、それぞれの漢字を見ると微妙な違いがあります。
刳……切り開く。
抉……あばく。
剔……除く。
気を遣いすぎることはありませんが、ニュアンスによって、使い分けをするのも粋かもしれませんね!
取材・文/高橋夏果