読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第473回は「況して」の読み方です!
今日のお題【況して】
なおさら~の意味で使うことが多いかも!
■ヒント
「況して」の意味は
「①先行する状態より、その程度の甚だしい関係をいう。なおさら。いっそう。 ②当然の、あるいは事実としてのある状態を述べ、より程度の進んだ場合は当然であるという関係をいう。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
■使い方はこう!
「今日のランチは美味しかったけど、況してあなたに会えたことがうれしかった」
「大人でこれだけ難しいのに、況してや子どもには無理だ」
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正解は……
■正解は…
正解は……「まして」でした!
■「況して」と「増して」の違い
「まして」は「増す(程度が大きくなる)」が語源となっており、
上の例文のように「まして○○だ」というときに「増して」の漢字を使っても間違いではありません。
一般的には
「まして○○だ」のように副詞として使う場合は「況して」の漢字、
「それにも増して○○だ」のように動詞として使うとして使う場合は「増して」の漢字、
と覚えると分かりやすいかもしれません。
取材・文/高橋夏果