読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス! 大人のための今更漢字力検定、今回は秋に関連した漢字をピックアップ。植物、果物、昆虫の読み方です。早速チェック!
1.「秋桜」
「秋桜」、正しく読めますか?
当て字です。有名な曲があるので、読み方を知っている人も多いかも…?
■使い方はこう!
「秋晴れの空の下、秋桜が風に揺れている」
「山口百恵の『秋桜』はお母さんの十八番なの」
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2.「木通」
「木通」、正しく読めますか?
子どもの頃食べたことがあるという人もいるかも。
■使い方はこう!
「木通を食べるとき、種は苦いからよけるといいよ」
「木通のつるで作ったバスケットは丈夫で重宝しているの」
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3.「公孫樹」
「公孫樹」、正しく読めますか?
公園でよく見かける、アレです。
■使い方はこう!
「秋に公孫樹の前で写真撮ると、映えるよね!」
「黄金色に染まる公孫樹が見事な並木道、来年は見に行きたいな」
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4.「蟋蟀」
「蟋蟀」、正しく読めますか?
秋になると美しい鳴き声を聞くあれです。
■使い方はこう!
「蟋蟀の鳴き声って、実は羽をこすり合わせて出しているんだって」
「中国を旅行したときに、蟋蟀相撲を見たことがある」
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「秋桜」の読み方
正解は、「コスモス」でした!
「あきざくら」と読んでも正解です。
コスモスは明治時代に日本に持ち込まれた外来種。
コスモスのことを「あきざくら」と呼ぶこともあったようですが、
「秋桜」=コスモスの読み方が定着したのは
1977年に山口百恵さんが歌った『秋桜』が大ットしたことによるそう。
「木通」の読み方
正解は、「あけび」でした!
あけびは他に、「通草」「丁翁」「山女」という漢字を当てることもあります。
かつては子どものおやつとして親しまれた木通ですが、
いま野生種は減少傾向にあり、栽培する農家も少なくなってきているそうです。
スーパーで見かけたら手に取ってみたいですね。
「公孫樹」の読み方
正解は、「いちょう」でした!
いちょうは
「公孫樹」のほかに、
「銀杏」や
「鴨脚樹」とも書きます。
鴨脚樹の鴨脚は中国語でヤ―チャオと発音し、これが日本語のイチョウという言葉のもとになったとも言われています。
「蟋蟀」の読み方
正解は、「こおろぎ」でした!
「蟋蟀」は「きりぎりす」と読ませることもあります。
むかしはコオロギのことをキリギリスと呼び、キリギリスのことをハタオリと呼んでいたのだそう。
有名な童謡『虫のこえ』では、歌詞の「きりぎりす」が途中で「こおろぎや」に変えられた経緯もあるのだとか。
ちょっと混乱してしまいそうですが、現在は文中に「蟋蟀」が出てきたら「こおろぎ」と読めば間違いなさそうです。