あなたの上司はどんなタイプ? どんなクセツヨ上司でも嫌いにならない方法はあるはず!?
今回解説するのは、とにかくじっとしていられない【落ち着きがない上司】。
上司と部下、先輩と後輩の間で“板挟み”になりがちだけれど、できればストレスなく働いて、つつがなくキャリアを重ねたい30代。そのためのコミュニケーション処世術を、秘書歴20年、15人のボスに仕えた経験をもつライターが教えます。
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あなたの上司は「落ち着きがない上司」? 見極めポイントは?
ヒマなら自席でゆっくりお茶でも飲んでいてほしい、「落ち着きがない上司」の特徴を解説します!
LEVEL2 プレゼン資料を見直しすぎて5分おきに変更依頼する
LEVEL3 会議中に足をぶらぶらする(子どもみたいなことはやめてください)
LEVEL4 思い付きで緊急の会議を招集する
LEVEL5 おもむろにデスクの掃除を始めて掃除道具がないと言い出す(急に言われてもありません!)
こんな上司が身近にいたら……「落ち着きがない上司」かもしれません!
「落ち着きがない上司」はとにかく動いてる!
邪魔だけはしないでほしい、「落ち着きがない上司」。
ほかにもこんな生態が……
●まだ30日なのにカレンダーをめくる
●プレゼンやアポの時間が近づくとトイレや喫煙所に消える
●メールチェックしすぎてパソコンが固まる
●ニュースや地震の速報をいちいち全員に知らせる
●訪問先でも室内をウロウロして不審がられる
身近な上司の行動パターン、チェックしてみて!
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「落ち着きがない上司」の対処法(トリセツ)
「落ち着きがない上司」のトリセツ 大原則はこれ!
とにかく何かに集中しておいてもらおう!
「落ち着きがない上司」とのコミュニケーションのOK例
◎「こんな話題があるようですよ」
→好奇心旺盛な「落ち着きがない上司」は新しい話題が大好き! 夢中で検索してくれるかも
◎「次回のスピーチ、もう考えられましたか?」
→何かしら考えないといけない話題を投げかけると、しばらくは集中してじっとしてくれるはず
「落ち着きがない上司」とのコミュニケーションNG例
×「じっとしててください!」
→自分の動きが邪魔になっているという自覚がない「落ち着きがない上司」。行動を指摘すると機嫌が悪くなるかも
×「今は対応できません」
→自分と同じペースで即行動してほしい「落ち着きがない上司」。正論とは言え塩対応ではへそを曲げてしまう危険が
「あの人ってどんな人?」と聞かれたら トリセツシェアのポイント
そんな「落ち着きがない上司」を社外の人に「どんな人?」って聞かれたら、どう答えるのがいいでしょうか? 「ウロウロするから集中できないんです」なんてさすがに失礼ですよね?
そんな時のオススメコメントがコレ!
◎即決即断なのでスムーズに進みます
◎新しい意見も検討してくださる理解ある方です
誰だって褒められて嫌な気持ちはしないもの。マイナス用語はプラス変換するくせをつけておくと、オフィスのどのシーンでも使えます。
後輩や部下への共有の仕方は?
対して同じチームの部下や後輩には、「虎の巻」を作ってシェアしておくと安心です。
たとえば……
手が付けられていない部分をお任せ
→絡まったコードや山積みの書類……整理が必要だけど手を付けられずにいるものの処遇を相談すると、意外にテキパキ指示してくれるかも
資料は完成してから読み合わせる
→作成途中で提出すると、都度修正が必要になって進まない! あらかた完成させてから最終チェックしてもらうと時短に
最新情報を目立つところにセット
→常に何か目新しいことを探している「落ち着きがない上司」。食いつきそうなタイトルの冊子や新聞をそっとデスクに置く、目についたwebの記事は共有しておくと、大喜び!
必要なツールはすべて最初にそろえてから報告する
→○○の出席者は? この書類はそろってる?といちいち聞かれないように、関係するツールも一通りそろえてから報告すれば、ウロウロは最小限に抑えられるハズ
来客や会議など、席を外す予定はなるべくまとめて詰め込む
→肝心な時にいない!ということがないよう、来客予定は1日にまとめておくと広範囲を探さずに済むかも
「落ち着きがない上司」も味方につけて“素敵先輩”になりましょう!
素敵先輩は「落ち着きがない上司」のウロウロもうまくかわして、仕事に集中! 部下や後輩とも楽しみながら、今日も「三方よし」のチームワークで乗り切ろう!
イラスト/green K