あなたの上司はどんなタイプ? どんなクセツヨ上司でも嫌いにならない方法はあるはず!?
今回解説するのは、定時を過ぎたらもう深夜モードの【超朝型上司】。
上司と部下、先輩と後輩の間で“板挟み”になりがちだけれど、できればストレスなく働いて、つつがなくキャリアを重ねたい30代。そのためのコミュニケーション処世術を、秘書歴20年、15人のボスに仕えた経験をもつライターが教えます。
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あなたの上司は「超朝型上司」? 見極めポイントは?
ランチまでにメイン業務は終了? 「超朝型上司」の特徴を解説します!
LEVEL2 退社時に送ったメッセージに既読がつくのは早朝(起きるの早すぎ!)
LEVEL3 部下が出社するとすかさず指示を出す(ちょっとアイドリングの時間をください)
LEVEL4 新人が入ると入館手続きや機器の立ち上げ方をレクチャーしている
LEVEL5 夜勤の警備員さんとは全員顔なじみ(警備もできちゃう?)
こんな上司が身近にいたら……「超朝型上司」かもしれません!
「超朝型上司」の時計は午前しかない?
朝からテンションMAXの「超朝型上司」。
ほかにもこんな生態が……
●早朝からオープンしているカフェに詳しい
●通勤ラッシュ知らずの自慢をしてくる
●フレックス勤務や時差出勤制度を最大限活用している
●猛暑の朝も、涼しい顔で着席している
●海外との早朝会議出席メンバーを買って出る
身近な上司の行動パターン、チェックしてみて!
PeopleImages.com - Yuri A
「超朝型上司」の対処法(トリセツ)
「超朝型上司」のトリセツ 大原則はこれ!
とにかく要件は午前中に!
「超朝型上司」とのコミュニケーションのOK例
◎「私も始発通勤、試してみます」
→余裕と元気があれば、たまにはイベント感覚で「超朝型上司」の生活を体験するのも楽しいかも
◎「おはようございます!」
→朝からテンションが低いことが信じられない「超朝型上司」。カラ元気でも朝は爽やかに挨拶しよう
「超朝型上司」とのコミュニケーションNG例
×「昨夜のドラマ、ご覧になりましたか?」
→深夜には「超朝型上司」は当然夢の中。盛り上がりにくい雑談は逆効果
×「本日中にご返信お願いします」
→「超朝型上司」は夜が苦手! 明日私が起きるまでには返信が来るはずだからよしとして
「あの人ってどんな人?」と聞かれたら トリセツシェアのポイント
そんな「超朝型上司」を社外の人に「どんな人?」って聞かれたら、どう答えるのがいいでしょうか? 「日の出から日没までが稼働時間なんです……」なんてさすがに失礼ですよね?
そんな時のオススメコメントがコレ!
◎早朝からスイスイ業務をこなされています
◎遅刻される心配が少ないので、スケジューリングしやすいんです
誰だって褒められて嫌な気持ちはしないもの。マイナス用語はプラス変換するくせをつけておくと、オフィスのどのシーンでも使えます。
後輩や部下への共有の仕方は?
対して同じチームの部下や後輩には、「虎の巻」を作ってシェアしておくと安心です。
たとえば……
重要なミーティングや会議は午前中にセット
→時間が早ければ早いほど、頭もクリアな「超朝型上司」。前日の懸案事項も、朝からカンペキな対応をしてもらえるはず
夕方以降の問い合わせ返信は明朝と心得て
→むしろ上司の返信待ちで帰れない、なんてこともないから安心して退社してしまおう
懸案事項は明朝に再考、と切り替える
→午後からの長時間会議は「超朝型上司」もイライラ。思い切ってリミットは翌朝にしてさっさと切り上げて
歓送迎会は極力ランチですませる
→「超朝型上司」は夜の宴会が苦手。ランチタイムにすませてしまえば予算も控えめ、参加率も上がって一石二鳥
出社はできるだけ余裕を持って
→「超朝型上司」は定時にはすでに待ちくたびれているかも。駆け込み出社はそれだけでイメージダウンの危険
時差アリ案件はリアルタイムで共有◎
→こんな時間に迷惑じゃない?と思っても、「超朝型上司」にとってはむしろ喜ばれる可能性も。リアルタイムで対応してもらえたらラッキー!
「超朝型上司」も味方につけて“素敵先輩”になりましょう!
素敵先輩は「超朝型上司」とたまには同時出社で、朝からみんな笑顔に! 部下や後輩とも楽しみながら、今日も「三方よし」のチームワークで乗り切ろう!
イラスト/green K