あなたの上司はどんなタイプ? どんなクセツヨ上司でも嫌いにならない方法はあるはず!?
今回解説するのは、なぜか日本語を言い換えたがる【カタカナ多発上司】。
上司と部下、先輩と後輩の間で“板挟み”になりがちだけれど、できればストレスなく働いて、つつがなくキャリアを重ねたい30代。そのためのコミュニケーション処世術を、秘書歴20年、15人のボスに仕えた経験をもつライターが教えます。
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あなたの上司は「カタカナ多発上司」? 見極めポイントは?
日本語で言い換えお願いします!と言いたくなる「カタカナ多発上司」の特徴を解説します!
LEVEL2 略したつもりが文字数が増えている(コンセンサスとかね)
LEVEL3 rやlの発音が悪くて聞き返されている(ROIとかね)
LEVEL4 外国語が堪能な同僚が来ると急に声が小さくなる(自信ないのね)
LEVEL5 外国人にドヤ顔で「リスケ」と言って通じてない(それ、和製英語です…)
こんな上司が身近にいたら……「カタカナ多発上司」かもしれません!
「カタカナ多発上司」はとにかく言い換えたがる!
どこでその言葉覚えたの?「カタカナ多発上司」。
ほかにもこんな生態が……
●SNSトレンドに上がった単語は即使いたがる
●SNSアカウントを複数持っている
●「流行語大賞」や川柳は毎年チェック(もうその言葉流行ってないと思います)
●カタカナ=略語だと思っている
●カタカナ語で時短コミュニケーションしようとする(余計時間かかってます!)
身近な上司の行動パターン、チェックしてみて!
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「カタカナ多発上司」の対処法(トリセツ)
「カタカナ多発上司」のトリセツ 大原則はこれ!
重要なことはやんわり日本語で確認!
「カタカナ多発上司」」とのコミュニケーションのOK例
◎「「ブルーオーシャン戦略ですか、新規開拓も大切ですもんね」
→上司との会話中は優秀な翻訳機になったつもりで、さりげない言い換えを
◎「この部分ですが、もう少し詳しく説明していただけませんか?」
→自分の理解力が追いついていないだけ、という姿勢を見せつつ、カタカナを少しずつ紐解いていこう
「カタカナ多発上司」とのコミュニケーションNG例
×「もう少しわかりやすい表現でお願いします」
→カッコつけてるだけなら効果があるかもしれないけれど、上司に悪気がなかったら気まずいだけ
×「それ、通じないと思います」
→実は本来の意味がわからないままでカタカナ用語を使っているのかも?そっと本来の意味を教えてあげて!
「あの人ってどんな人?」と聞かれたら トリセツシェアのポイント
そんな「カタカナ多発上司」を社外の人に「どんな人?」って聞かれたら、どう答えるのがいいでしょうか? 「結局何言ってるかよくわからないんです……」なんてさすがに失礼ですよね?
そんな時のオススメコメントがコレ!
◎トレンドに敏感で、流行語もよくご存知です
→どこで流行してるのかは謎
◎SNSもまめにチェックされていて、表現も多彩な方です
→そのバリエーションに私がついていけてないだけ
誰だって褒められて嫌な気持ちはしないもの。マイナス用語はプラス変換するくせをつけておくと、オフィスのどのシーンでも使えます。
後輩や部下への共有の仕方は?
対して同じチームの部下や後輩には、「虎の巻」を作ってシェアしておくと安心です。
たとえば……
上司語録を共有!
→全員がそれぞれ解読不能な単語をシェアすれば、あっという間に「上司語録」の完成!
上司の好みそうな用語は自分発信で!
→うまく上司が「パクって」使ってもらえたら、ストレスもなく◎
単語登録を活用
→スペルすら間違いそうなカタカナ用語はさっさとPCに覚えていただこう
上司に流されない意志の強さを
→朱に交わって「カタカナ部下」にはならないよう、標準語は死守を!
わかりづらい単語にはあえてダメ出しを
→すべて脳内変換で対応するだけは危険!さりげなく別の言葉を教えてあげるのもデキる部下の務め
「カタカナ多発上司」も味方につけて“素敵先輩”になりましょう!
素敵先輩は「カタカナ多発上司」のトレンドワードもさくっと言い換えみんな笑顔に! 部下や後輩とも楽しみながら、今日も「三方よし」のチームワークで乗り切ろう!
イラスト/green K