【クセツヨ上司のトリセツ】今は令和ですよ！「昭和な上司」の対処法

あなたの上司はどんなタイプ？　どんなクセツヨ上司でも嫌いにならない方法はあるはず!?
今回解説するのは、今では天然記念物？　20世紀をひきずる【昭和な上司】。

上司と部下、先輩と後輩の間で“板挟み”になりがちだけれど、できればストレスなく働いて、つつがなくキャリアを重ねたい30代。そのためのコミュニケーション処世術を、秘書歴20年、15人のボスに仕えた経験をもつライターが教えます。

今でも令和色には染まらない貴重な存在？　「昭和な上司」の特徴を解説します！

テレビで見たことあるようなギャグ連発の「昭和な上司」。

ほかにもこんな生態が……

●「ホット」のひと言でコーヒーをオーダーする
●年賀状の消費量も届く枚数もオフィスでいちばん多い
●「え、今はなんていうの？」が口癖
●通勤の友はスマホじゃなくて新聞
●現金払いしたがる

身近な上司の行動パターン、チェックしてみて！

たまには昭和トークにもつきあってあげて

◎「オススメのお店を教えてください！」

　→「昭和な上司」のお眼鏡にかなうお店なら、チェーン店ではない可能性大！　老舗の名店を教えてもらえるかも？

◎「これってどんな意味があるんですか？」

　→昨今の自由な働き方でコミュニケーションに飢えている「昭和な上司」。身に着けているものや好きなものなどを深堀すると、喜んで話してくれるはず！

×「テレワークしないんですか？」
　→仕事と言えば、出社して自分のデスクでするのが当たり前の「昭和な上司」。選択できるなら好きにさせてあげよう。

×「その服装、暑くないんですか？」
　→「昭和な上司」にとって、オフィスの服装と言えばスーツ。猛暑の屋外作業でなければそっとしておいてあげて。

そんな「昭和な上司」を社外の人に「どんな人？」って聞かれたら、どう答えるのがいいでしょうか？　「もう令和なのに昭和なままで」なんてさすがに失礼ですよね？　

そんな時のオススメコメントがコレ！

◎勉強になることが多くて新鮮です

◎私たちの知らないことをたくさん教えてくださるので、楽しいです

誰だって褒められて嫌な気持ちはしないもの。マイナス用語はプラス変換するくせをつけておくと、オフィスのどのシーンでも使えます。

対して同じチームの部下や後輩には、「虎の巻」を作ってシェアしておくと安心です。

たとえば……

ホウ・レン・ソウをこまめに
　→「報告・連絡・相談」は「昭和な上司」の大好きな言葉。一言でもいいのでこまめに連絡を入れよう。雑談にシフトしそうになったらフェードアウト。

たまにはイベントを
→テレワークが進み、あまり全員が顔を合わせる機会もない令和。たまにはランチ会でも開催して「昭和な上司」が大好きな「親睦」を深めてみては？

ネタが尽きたら上司に相談
→新聞や本などに常時目を通している「昭和な上司」。webでは見つけられないアイディアや情報がもらえるかも？

固定電話の対応はお任せ！
→苦手な人も多い電話対応。きっとデジタル機器よりはるかに得意な上司にコツを聞いてみて。

頻出用語はシェア
→ダジャレに死語……、ナチュラルに口から出てきちゃうだけだから、きっと悪気はないハズ。みんなでシェアすれば再ブレイクするかも？

素敵先輩は「昭和な上司」とも昭和ギャグを共有して、みんな笑顔に！　部下や後輩とも楽しみながら、今日も「三方よし」のチームワークで乗り切ろう！

イラスト／green K