キャリアを重ね、後輩も増えてくる30代。なんとBAILA読者の99%が、後輩との距離感に悩んだ経験があると回答! そこで今回は、コミュニケーション上手なラランド・ニシダさんに、これまでの経験から見えてきた後輩づきあいのコツを聞きました。

ラランド
ニシダさん
1994年生まれ。お笑いコンビ・ラランドのツッコミ担当。小説家としても活動し、代表作に『不器用で』『ただ君に幸あらんことを』(ともにKADOKAWA)など。
後輩とうまくつきあうコツ
□年下を萎縮させないために不機嫌に見えないことを意識
□オンとオフの切り替えがうまい人は後輩にナメられにくい!
□後輩というひとつの側面で判断せずに別の角度からも見てみる
「人間は多面的。先輩・後輩の関係性にしばられずに、広い視野で見てみては」
31歳になって、共演者やスタッフにも年下が増え、年上としての振る舞いを意識するようになりました。特に気をつけているのは、不機嫌そうに見せないこと。自分が若かった頃を思い返すと、先輩の機嫌をすごくうかがっていたんですよね。仕事を円滑に進めるためにも、相手を萎縮させない雰囲気づくりは大事にしています。逆に後輩の立場で人間関係がうまいなと思う先輩は、オンとオフの切り替えがはっきりしている人。仕事中は厳しく言うこともあるけど、プライベートではフラットに接することができる。そういう人はナメられにくいし、後輩からより慕われている印象があります。それから芸人の間では、金払いのよさも重要。後輩との飲みでお金を払っていれば、立場が下になることはまずないので(笑)。一度バシッとご馳走すると、上下関係をはっきり示すことができるかもしれません。
こうしたことを考えていると、そもそも人間関係は一朝一夕で築けるものではないので、焦ってアクションを起こす必要はないとも感じて。長い時間をかけて、少しずつ緊張がほぐれていくことで仲よくなったり、関係が深まったりするものですよね。学生時代の僕は“面白いかどうか”というひとつの基準で人を見ていましたが、話はつまらなくても、面白いものをつくれたり、その場を楽しくできる人はたくさんいる。社会に出てそう気づいてからは、より広い視野で人を見るようになりました。先輩・後輩という関係性にしばられてしまうと、相手を後輩というひとつの側面でしか見られなくなることもあるかもしれない。別の角度から見てみると意外な面白さや才能が見つかって、そこから関係性がよくなる可能性もあるんじゃないかな、と思います。
ニシダさんのおすすめ

『ミスター・チームリーダー』
石田夏穂著 新潮社 1650円
「会社員として働きながらボディビルに打ち込む主人公を描いた作品。仕事と自分の目標の板挟みになりながら、周囲との関係にも気をつかっている様子がリアルで。人を否定しすぎてもダメだし、自分も曲げたくない。その狭間で、みんなうまくやっているんだなと感じさせられる一冊です」
取材・原文/中西彩乃 ※BAILA2026年7月号掲載

BAILA編集部
30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。














































































