仕事、プライベート、性格について。日常の中で繰り出される“モヤッとする投げかけ”。コミュニケーションの達人、 芸人ニシダさんはどう返す?

芸人
ニシダさん
にしだ●1994年生まれ。お笑いコンビ「ラランド」のツッコミ担当。YouTube『ラランド・ニシダチャンこうんネル』も好評配信中。俳優や執筆業も行う。
こんな失礼、どう返す?
Q1 「〇〇さんのやっている仕事って意味あるのかな~?」(マウント)
Q2 「彼氏(彼女)とどうなったんだっけ? 結婚は? 子ども欲しいんだっけ?」(ノンデリ)
Q3 「〇〇さんって、意外と何も考えてないですもんね(笑)」(決めつけ)
ニシダさんの返答例
Q1 え~? 推しと、あとはうちのワンコを養うため、とかですかね……?
場の空気を優先させるなら、推し活、ペットなどの無難な結論へ着地させる。
Q2 Amazonで働いてる友人がいてさ。職場は年齢も家族構成も非公開らしい
「外資はコンプラ厳しいらしい」という雑学で自分の内面に踏み込ませない。
Q3 あれ、○○さんに言い切られるほど、うちらって仲よかったでしたっけ?
決めつけてきたことに否定はしないが「違和感がある」とは伝えておく。
いますよね。答えに困る質問をしてきたり、勝手な決めつけをしてくる人って。Q1は利害関係のある相手なら、推しやペットを挙げて、無難だけど理路整然と跳ね返す。Q2は「あなたは、ハラスメントしていますよ」感を伝えたいですね。場の空気を壊さないためには、雑学系のたとえ話をするといいんですよ。「Amazonの~」は、ひとまず社名をお借りして(笑)。“外資系企業のコンプラ”って説得力がありません?「へえ~」って、誰もつっこめない!それから「○○(歴史上の偉人)が何歳のとき~」という話は、エイジングハラスメントに有効だったりします。Q3はまじめな席で言われたらイヤですよね。やんわりと距離感を出すかなあ。イジりや上から目線って、いくつかのパターンがあると思うから、僕なら傾向を分析して対策を立てます。過去の不快感を宿題だと思い、再び同じパンチが繰り出されたら、「予習問題が出たっ!」って気分で答える。ただしマウントをまったくされない状況っていうのもね。「親しみが持てない孤高の人」って感じで、それはそれで悲しいじゃないですか(笑)。とはいえマウントや上から目線には自虐で返さなくていいですよ。あれは芸人が“芸”としてやるから成立するワザ。日常の場では相手の土俵に立たず「まあまあ~」といなすのが、大人の処世術かもしれません。
【まとめ】マウントにはパターンがある。答えを想定し、試験感覚でクリアしてみる。
取材・原文/石井絵里 ※BAILA2026年5月号掲載

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