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#市川染五郎 さんの代役でも話題の #市川猿弥 さんが、10月歌舞伎座に登場!!【歌舞伎沼への誘い#43】

「落ちるの一秒、ハマると一生」と言われる歌舞伎沼。その深淵をのぞき、沼への入り方を指南するこの連載。今月ご紹介するのは、8月に歌舞伎座で上演された『弥次喜多流離譚』で、市川染五郎さんの代役を勤めたことでも話題の市川猿弥さん。踊り、古典、新作と何でもこなす凄技の持ち主で、その才能は、誰もが認めるところ。そんな猿弥さんにバイラ歌舞伎部のまんぼう部長とばったり小僧が突撃。代役のこと、澤瀉屋愛について、さらには、10月歌舞伎座で上演される新作の見どころを伺いました!! 舞台同様、サービス精神旺盛で、トーク上手な猿弥さん。私たちを笑わせるためにジョークを連発。爆笑取材となりました~!!

歌舞伎俳優の市川猿弥さんの撮りおろし写真

↑本日は歌舞伎座の前で撮影。知り合いのスタッフの方々が通るたびに、「あ、どうも! おはようございます!!」と元気に挨拶していた猿弥さん。いい人オーラ全開でっす♪

■天下の美少年の代役は、猿弥さん専門に!?

まんぼう部長 猿弥さん、今日はご登場、ありがとうございます! 

ばったり小僧 連載始まったときから、猿弥さんをぜひ取材したいと思っていてタイミングをみていたんです。

猿弥 またまたそんなこと言って(笑)。今回はなんでまた俺に?

部長 それは8月歌舞伎座の『弥次喜多流離譚』(やじきたリターンズ)のことをぜひ伺いたいと思ったんです。市川染五郎さんの代役を猿弥さんが勤められたことで、歌舞伎ファンは沸き立ちました! 

猿弥 「世紀の美少年の代役は、『ぽっちゃり55歳』」(読売新聞オンライン タイトル)っていうアレね(笑)。

小僧 そうです! ネットのニュースもバズってました。

部長 そもそも『弥次喜多流離譚』は、松本幸四郎さん演じる弥次さんと、市川猿之助さん演じる喜多さんの珍道中を描いた喜劇『東海道中膝栗毛』のシリーズ第六弾。市川染五郎さんと市川團子さんというフレッシュな10代コンビも活躍する人気演目で、とくに今年は二人が立役(男役)と女方の二役を演じ、早替りすることで話題になっていました。ところが途中、染五郎さんと團子さんが休演となり……。

お茶目な歌舞伎俳優の市川猿弥さん

↑本日のおしゃれのポイントは、このTシャツ。マンガ『ポパイ』に出てくるオリーブが大好きで、買ってしまったそう。「僕じゃなくて、オリーブが主役だから。僕の顔はうっすらボケてて、オリーブにピンがきてるってほうがおもしろいと思うんだよね(笑)」。

小僧 でも結局1日休演しただけで、代役を立てて、すぐ公演を再開したんですよね。それも二人で二役を演じていたのを4人で一役ずつ演じるという奇策で、乗り切ったわけです。猿弥さんが染五郎さんの代役として演じたのは、伊月梵太郎(いづきぼんたろう)という若殿の役。しかも今回、梵太郎はグレて不良少年団の総長になり、髪も金髪に(笑)。これを猿弥さんが見事に演じられたんですよね。まずは代役が決まったときのいきさつを教えてください!

猿弥 俺はもともと別の役で出ていたんだけれど、朝、プロデューサーから電話がかかってきたんだよ。ちょうど一部が休演しているときだったから、ついに三部も……と思ったら、案の定、染五郎さんと團子さんがお休みすることになったので、三部も休演しますって。そりゃそうだよね、あの二人がいなかったら、どうにもなんないから仕方ないねって思ったら、プロデューサーが「猿弥さん、代役、お願いします」っていうわけ。「代役ってなんの?」って言ったら、「染五郎さんの代役です」って。意味わからなくて、「ふざけてんの?」って言ったら、「ふざけてません」と。「じゃあ、俺、早替りするの?」って聞いたら、「それはしません。女方は、別の方がやるので、猿弥さんには、梵太郎を演じてもらいます」って。ありえないと思ったけど、「ぜひともお願いします」って頼まれたら引き受けるしかないよね。しかも2~3日は休演にして、その間に覚えるのかと思ったら、「今日稽古して、明日から再開しますので」って(笑)。

歌舞伎俳優の市川猿弥さんの爆笑インタビュー

↑「オリーブが好きと言っても、別にタイプってわけじゃないから(笑)。オリーブグッズも集めてませんので、そこはよろしくお願いいたします」とのこと。「そういえば、オリーブって(坂東)新悟さんに似てるよね」。確かに首のスッと長いところとか似てるかも!? 俳優祭が復活したら、ぜひオリーブ新悟、ポパイ猿之助、ブルート猿弥で。

部長 それはすごい。セリフ覚えてる暇もないですね。

猿弥 それどころか、俺、今回の『弥次喜多流離譚』、最後まで観たことなかったんだよ。

小僧 ええっ!? 『弥次喜多』に出演していたのに?

猿弥 そうだけど、前半で出番が終わるからソッコー帰ってたの。というのも、駐車場に車をとめているから、料金がかかるでしょ?(笑)

部長 自分の出番が終わったら、さっさと帰っちゃうって、歌舞伎っぽいです。

猿弥 ってわけで、後半は観たことなかったから、舞台稽古のときのビデオを観て、それで必死で覚えて。踊りとか、大幅にカットしたところもあるけど、みんなに乗せられて、気づいたら舞台に立っていたんだよね。

小僧 それにしても1日で準備するとなると、衣裳やカツラもたいへんだったでしょうね。サイズが全然違うし。

金髪の美少年の猿弥さんの舞台写真

↑8月歌舞伎座『弥次喜多流離譚』で、染五郎さんの代役として伊月梵太郎を演じる猿弥さん。雰囲気はすっかりイケメンモード!? 急な代役とは思えないほど堂に入ってます!!

猿弥 床山さん(ヘア担当)や衣裳さんは調整がたいへんだったと思う。カツラはね、俺、頭は結構小さいから、頭は入ったんだけど、顔がキツキツで(笑)。染五郎くん、顔が小さいからね。顔にくいこんで痛いなぁと思いながら、ずっとやってました。

部長 メイクは染五郎さんに似せたんですか?

猿弥 いや、最初、俺は宝塚メイクにしようかと思ってたの。目はダブルラインひいて、つけ睫毛でもしてね。そしたら四代目(市川猿之助)が、「猿弥ちゃんさ、塗りっぱなしでいこうか」って言うわけ。それで、「あ、小島慶四郎(松竹新喜劇)さんね」って。

小島慶四郎さんって、白塗りに眉と口を少し描くだけで、塗りっぱなしなの。それがおもしろいんですよ。俺も派手にするか、何もしないか、どっちかだと思ったから、「オーケー、塗りっぱなしで」って、小島慶四郎さんのつもりでやったんだけど、完全な塗りっぱなしで出て行く勇気がなくて、ちょっとアイライン入れちゃったんだよね。そしたら天童よしみさんになっちゃったという(笑)。

昭和スター風のポーズを決める歌舞伎俳優の市川猿弥さん

『弥次喜多』のラストでは宙乗りも。「宙乗りは、何回かやってるんですよ。『華果西遊記』で猪八戒をやったときは、豚(猪八戒)と河童(沙悟浄)と猿(孫悟空)で一緒に飛んだし、新橋演舞場では、藤山直美さんとも飛んだことがあって、直美さんと僕が乗ってもワイヤーは大丈夫だっていうのは確認済みだったから、今回も怖くなかった(笑)。ワイヤーは確か600キロまで大丈夫なんですよ。僕は今85キロくらいなので全然大丈夫!」昭和スター風ポーズもキマった!!

小僧 あははは! でも、出てきただけで笑いをとっていて、大正解でしたね。

猿弥 でもさ、歌舞伎の常連さんはいいよ。俺の梵太郎も楽しんで観てくれたと思うけど、大河とかで染五郎くんを観て、ファンになってチケットを取った人もいるわけじゃない? そういう人に申し訳ない気持ちでいっぱいで、俺がチケットを払い戻してあげたいくらいの気持ちよ。払い戻さないけど(笑)。とにかく早く染五郎くんと團子くんに帰って来てくれと思ってたけど、結局9回もやって。

部長 でも、やれと言って、できてしまうのがすごいです。「困ったときの猿弥さん」とよく言われますけれど(笑)、歌舞伎俳優の底力というか、猿弥さんのすごさを思い知りました。

猿弥 いやいや、早替りがあったら、たいへんだったと思うけれど、梵太郎だけだし、みんながフォローしてくれたから、たいしたことやってないの。 でも、こっちにしてみたら、二枚目の染五郎くんの代役なんて罰ゲームみたいなもんだよ。だけど、これをきっかけに今後、染五郎くんの代役は、全部俺がやるってことになるかもしれない。それを見込んで染五郎くんが太って、俺に寄せてくる可能性もあるね(笑)。

小僧 ないです!!(笑)

市川猿弥さんの愛嬌ある独占写真

↑「柱から、ちょっと顔を出した感じで、お願いします」とカメラのツユッキーがリクエストすると、「オーケー、ひょっこりはんね」とすぐにやってくれた猿弥さん。「めっちゃかわいいです♪」とツユッキーも猿弥さんにすっかりLOVE。

■チームワーク抜群!! あふれる澤瀉屋愛

部長 もともと猿弥さんは一般家庭の出身で、子どもの頃に市川猿翁(三代目市川猿之助)さんの部屋子となり、澤瀉屋一門の一員として、歌舞伎に出演されるようになりました。今は、四代目市川猿之助さんとご一緒に舞台に立たれることが多いですけれど、踊りもうまいし、古典から新作までオールマイティに何でもできてしまうところが本当にすごいです。唯一無二の存在です!

猿弥 それは師匠(市川猿翁)のおかげだろうね。師匠は何かっていうと、「あんた、ちょっとそれやってみてよ」って言うわけ。俺は、師匠のそばにいることが多かったから頼まれる確率も高くてさ。目が合うと、「あ、ヤベ!」って思うんだけど、「あんた、やってみて」って言うから、何でもやらざるを得なかったの。今回の『弥次喜多』のラストで宙乗りをしたけれど、俺、最初にやった宙乗りは、それこそ師匠に言われて、テストで乗ったんだよね。高所恐怖症なのに、「宙乗りしたまま、暴れてみて」とか言われて、ガチャガチャやったこともある(笑)。

小僧 だいぶむちゃぶりですね。

インタビュー中の市川猿弥さんの写真

↑「食べるのは大好きだけど、意外にそれほど食べない」のだとか。「でも、テーブルにお皿がいっぱい並んでないと嫌で、たくさん頼んじゃうの。食事に行っても4人なのに、10人前くらい料理をオーダーしちゃうの。先輩の(坂東)彌十郎さんに、子どもの頃から、よくご馳走になってたんだけど、『誰がこんなにたくさん頼んだんだ!』『残さないで全部食べろ!』って、怒られてました」

猿弥 あと、師匠は何か聞いても「自分で考えろ」って言う人だったから、自分たちで「どうしようか」って演出を考えたりしているうちに、いろんなことを習得していったという感じかな。

部長 そもそも猿弥さんが歌舞伎の世界に入ったきっかけは何だったんですか?

猿弥 3歳の頃から児童劇団に入っていたんですよ。うちは製本屋だったんだけど、従業員さんが新聞の切り抜きを見て、応募したのがきっかけで。一人っ子だったから、人見知りにならないようにっていうのがあったみたい。その児童劇団から歌舞伎の舞台に子役が借り出されていて、俺もちょくちょく歌舞伎の舞台に出るようになって。小学生の頃には、「音羽グループ」っていう歌舞伎の子役の育成する集団に所属するようになったのね。それで小学校4年生の頃、役者を続けるなら、ちゃんとした方に弟子入りしたほうがいいということになって、師匠の部屋子になったわけ。

小僧 それはやっぱり猿翁さんのことが好きだったからですか。

歌舞伎俳優の市川猿弥さんの決めポーズ

↑「今度は笑わないで、かっこいい感じで」というツユッキーのリクエストでこの表情。渋くキマった~!!

歌舞伎俳優の市川猿弥さんのウィンク写真

↑せっかく渋くキマッていたのに、「ウインク、いらない?」とパチンッ。人を笑わせずにいられない、サービス精神旺盛な猿弥さんに、部長もすっかり夢中に★

猿弥 確かに師匠のお芝居によく出させてもらっていたんだけど、好きだから師匠に弟子入りしたということじゃなくて、澤瀉屋一門に、若いお兄さんたちがたくさんいて、よく遊んでくれたのね。それが楽しくて、師匠のところで続けられたらいいなって、子ども心に思ったんだよね。

部長 でも、部屋子になるくらい、歌舞伎は好きだったということですよね。

猿弥 いや、今でも歌舞伎は好きじゃない。

小僧 ええっ、どういうことですか!? あんなに楽しそうに舞台に立っているのに。

猿弥 それは性格のせいで、そう見えるだけで、歌舞伎が好きでやっているわけじゃないの。一生懸命さが足りないから、四代目にもそのあたりは見抜かれてる。だって歌舞伎って難しいじゃない(笑)。とくに古典は、型もあるし、セリフ回しもちゃんとやらないとダメだし。そういうものは苦手だから好きになれないんだよ。55歳にもなってるのに、まだ好きじゃないとか言ってるならやめればいいんだけど、だらだら来たね。だからこれからもだらだら行くと思う。

部長 とはいえ、澤瀉屋の一員としての愛はやっぱり強いんじゃないですか。 

おしゃれな歌舞伎俳優の市川猿弥さんの見返りポーズ

「このTシャツ、背中は、オリーブの後ろ姿になってるのよ」とジャケットプレイを華麗にキメる猿弥さん。さすが踊りの名手♪ 「何かを集めるのが好きで、デニムにハマッたり、ブーツを集めたりしていた」というおしゃれ好きの一面も。「時計は、アンティークのロレックスが好きで収集していたこともあるけど、最近は、アニメのキャラクターの時計をよくしてる」。この日、身につけていたのはスヌーピーの時計。超キュートでした!!

猿弥 それはもう10歳のときからいるから、澤瀉屋愛というか、チーム愛というのはある。だから僕にとっては、それが歌舞伎というか。この人たちと一緒にいるためには、歌舞伎をやらなきゃいけないということ。だから「やれ」と言われたら、何でもやるけど、心から歌舞伎を愛している人が山ほどいる中で、僕なんか素直に「歌舞伎が好き」って言えないもんね。「好き」って言ったら、「好き」って思われちゃうじゃん。

小僧 なるほど……。猿弥さんの「歌舞伎は好きじゃない」というのは、歌舞伎に対する畏敬の念というか、好きすぎる気持ちの裏返しのような気がしてきました! 

さて、そんな猿弥さんが、10月歌舞伎座第一部にご出演されています! ひとつが『鬼揃紅葉狩』(おにぞろいもみじがり)、そしてもうひとつが講談「荒川十太夫」をもとにした新作歌舞伎『荒川十太夫』(あらかわじゅうだゆう)』。先日は、公演を記念して、歌舞伎座で、神田松鯉さんと神田伯山さんの講談会が開かれて盛り上がってましたね。楽しみです!!

市川猿弥さんのインタビュー中の写真

↑「師匠は朝から晩まで稽古やっていて、よく合宿もしてた。今考えると、なんであんなに合宿してたんだろうと思うけど(笑)。四代目は、だらだらやるのは嫌いだからね。自分のお弟子さんを連れて、ラスベガス遊びに行ったりしてるけど、俺のことは誘ってくれない。『猿弥ちゃん、行く?』とも聞いてくれない。聞かれても行かないけど(笑)」

猿弥 『荒川十太夫』は、忠臣蔵に出てくる赤穂浪士の外伝なんです。荒川十太夫という若者が、討ち入りを果たした堀部安兵衛の切腹の介錯をする事になるんですけれど、彼の身分は、武士の中でも最下級。でも、いよいよ切腹というそのとき、堀部安兵衛に名前と役職とを尋ねられると、安兵衛のように身分ある人物が、自分のような身分の低い者に介錯されるのは気分が悪いだろうと、思わず偽りの高い身分を言っちゃうんです。そのことに自責の念に駆られた十太夫は、ためたお金を赤穂浪士が埋葬された泉岳寺に納めるという話で、僕は泉岳寺の住職を演じます。筋もわかりやすいし、悲劇ではなくて、最後は、ホロッとさせるような気持ちのいい話。時間的にも1時間くらいなので、初心者にも観やすいと思うよ。
部長 主人公の荒川十太夫を尾上松緑さんが、堀部安兵衛を猿之助さんが演じるというのもしびれます! 

小僧 これは見逃せませんね。ちなみに猿弥さん、10月は2演目に出演するから、駐車料金も大変そうですね。

猿弥 全然ダメ。俺、最後まで舞台にいるから途中で帰れないし。もうがっくり(笑)。

歌舞伎座の前で市川猿弥さんの独占撮りおろし写真

↑マイブームは?「全然アクティブじゃないので、暇なときはもっぱらiPadでゲームをしてます。あとは、自分のペースで歩くのは嫌いじゃないから、季節や緑の匂いを感じながら散歩したり、奥さんが行きたいというところに、運転手としてつきあったり。本当につまんない男ですよ(笑)」。何をおっしゃいますか!! 猿弥さんみたいなおもしろい人、いませんっ。

■「芸術祭十月大歌舞伎」

劇場:歌舞伎座

日程: 2022年10月4日(火)~27日(木)

【休演】11日(火)、19日(水)



第一部

一、

三代猿之助四十八撰の内

「鬼揃紅葉狩」

(おにぞろいもみじがり)

作:萩原雪夫

演出:市川猿翁


出演

更科の前実は戸隠山の鬼女:市川猿之助

平維茂:松本幸四郎

局かえで実は鬼女:市川門之助

侍女ぬるで実は鬼女:中村種之助

侍女かつら実は鬼女:市川男寅

侍女もみじ実は鬼女:中村鷹之資

侍女いちょう実は鬼女:中村玉太郎

侍女にしきぎ実は鬼女:尾上左近

男山八幡の末社百秋女:市川笑三郎

男山八幡の末社千秋女:市川笑也

従者碓氷三郎:市川青虎

従者小諸次郎:市川猿弥

神女八百媛:中村雀右衛門


二、

赤穂義士外伝の内

「荒川十太夫」

(あらかわじゅうだゆう)

神田松鯉 口演より

脚本:竹柴潤一

演出:西森英行


出演

荒川十太夫:尾上松緑

松平隠岐守定直:坂東亀蔵

大石主税:尾上左近

杉田五左衛門:中村吉之丞

泉岳寺和尚長恩:市川猿弥

堀部安兵衛:市川猿之助



第二部

一、

「祇園恋づくし」(ぎおんこいづくし)

中村鴈治郎 松本幸四郎

二役早替りにて相勤め申し候

作:小幡欣治

演出:大場正昭


出演

大津屋次郎八 / 大津屋女房おつぎ:中村鴈治郎

指物師留五郎 / 芸妓染香:松本幸四郎

手代文七:坂東巳之助

使いの者清助:大谷廣太郎

おつぎの妹おその:片岡千之助

茶店亭主金平:中村寿治郎

持丸屋女房おげん:市川高麗蔵

岩本楼女将お筆:片岡孝太郎

持丸屋太兵衛:中村歌六


二、

「釣女」(つりおんな)

作:河竹黙阿弥


出演

太郎冠者:尾上松緑

大名某:中村歌昇

上臈:市川笑也

醜女:松本幸四郎


第三部

一、

「源氏物語 」(げんじものがたり)

夕顔の巻

作:萩原雪夫


出演

光源氏:中村梅玉

夕顔:片岡孝太郎

惟光:片岡市蔵

六條御息所:中村魁春


二、

「盲長屋梅加賀鳶」
本郷お茶の水土手際より加州侯赤門捕物まで

作:河竹黙阿弥


出演

竹垣道玄:中村芝翫

女按摩お兼:中村雀右衛門

手先長次:中村松江

お朝:市川男寅

道玄女房おせつ:中村梅花

家主喜兵衛:市村家橘

伊勢屋与兵衛:市川左團次

日蔭町松蔵:中村梅玉

◆公演詳細

https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/794

◆公演チケット情報

https://www.kabuki-bito.jp/ticket.html

大歌舞伎のちらし

写真/露木聡子  

取材・構成/バイラ歌舞伎部  

まんぼう部長……ある日突然、歌舞伎沼に落ちたバイラ歌舞伎部部長。遅咲きゆえ猛スピードで沸点に達し、熱量高く歌舞伎を語る。 

ばったり小僧……歌舞伎歴2年。やる気はあるが知識は乏しい新入部員。若いイケメン俳優だけでなく、オーバー40歳の熟年俳優も大好き。

※澤瀉屋の「瀉」のつくりは、正しくは“わかんむり”です。

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