2023年に第一子を出産し、今は0歳と2歳、二人の男の子の育児の真っ最中という東浦真帆さん(31歳)。出産後に控えていた結婚式をきっかけに、本気のボディメイクに挑戦。育児と家事、毎日フル回転の生活の中でも、「好きな服をキレイに着たい」という気持ちをモチベーションに、産後10ヶ月で8kgの減量に成功しました。
10ヶ月で8kg減
CONTENTS
「結婚式までに絶対に絞る!」決意のスイッチON!
妊娠中に約10kg体重が増えて、産後はお気に入りの服がまったく入らなくなってしまいました。ファッションが好きなので、「ママになってもファッションを楽しみたい。そのためにもメリハリのある引き締まった身体でいたい!とは思ったものの、本格的なボディメイクのスイッチが入ったのは、出産から10ヶ月後に控えていた結婚式がきっかけでした。
式にはたくさんのゲストを招待する予定だったので、「産後だからといって、“THE 母ちゃん体型”なドレス姿は見せたくない!」「夫の顔も立てたい!」「自慢の妻(花嫁)でいたい!」という気持ちが強く、「このままではダメだ! 絶対に体を絞ろう」と、プレッシャーにも似た気持ちになりました。結婚式の準備と育児というハードな日々の中、それでも「今できることを丁寧にやろう!」と、食生活の見直しから始めたのです。
Before

「第二子を妊娠中の写真です。妊娠中…とは言え、二の腕もぷにぷにで、全体的にむちっとした印象でした」(東浦さん)
After
「ボディメイクに成功し、無事に結婚式を迎えました! 脚や二の腕も引き締まって、筋肉は増えたと思います」(東浦さん)
和食中心・グルテンフリーで「整える毎日」
私が食事に関して意識したのは、「ガマン」よりも「選ぶ」こと。無理な食事制限ではなく、できる範囲で健康的に、体が喜ぶものを選ぶようにしました。
たとえば、朝はたっぷりの果物とプロテインから始まり、昼は育児の合間に、片手でも食べられるおにぎりや焼き芋で炭水化物をしっかり摂取、夜はたんぱく質と野菜中心のバランスごはんを。早めに子どもを寝かしつけ、19時までには食べ終えることを目標に、胃腸を休める時間をつくる。また、育児中ということもあって、オーブンを活用した時短、かつヘルシーな料理を工夫するようにしました。他には腸活のため、醤油麹や塩麹などの発酵食品をなるべく毎日摂るようにするとお通じも良くなって、肌もきれいに、身体も軽くなっていきました。

「醤油麹に漬けておいた鶏肉の上にたっぷり野菜を乗せ、塩胡椒だけの味付けで、鉄板に並べてオーブンで焼きます」(東浦さん)
特に続けてよかったと実感しているのが、グルテンフリー生活です。「小麦粉抜き」を徹底すると、腸の調子が良くなり、花粉症も軽くなっていったことには驚きました。小麦粉は、結構意外なものに多く含まれているもの。たとえば、市販のルウやドレッシング、スープ類にも入っていることが多いので、スパイスからカレーを作ったり、調味料もこだわってみたり。続けられる範囲で、工夫するようにしました。

「唐揚げなど、パンチのあるものが食べたくなったときも、醤油麹に鶏肉を漬けておき、衣は米粉で代用すると、ヘルシー且つ、カリッとして美味しくなります。さらに米油で揚げれば、グルテンフリー&罪悪感なしの唐揚げが完成!」(東浦さん)

「甘いものが欲しくなったときは、米粉で手作りスイーツをつくります。小麦粉と白砂糖は使わず、米粉やアガベシロップ、甜菜糖などを使って、楽しみながら栄養の摂れるお菓子を意識しています」(東浦さん)
ボディメイクの相棒は、週2回のランニング
産後3ヶ月を過ぎた頃から、週に2回5kmずつのランニングを再開しました。
私は体を動かすことが好きなので、走っている間は、まさに“自分だけの時間”。時には子どもを交代でみて、「行きは私が走り、ベビーカーをバトンタッチして、帰りは夫が走って帰路に着く」といった協力連携プレイもありました(笑)。夫婦で共通のリフレッシュ方法があると、ボディメイクもはかどりました。体はもちろん、心までリセットされる感覚がやみつきです。
走りながら「次はどんな服を着よう」と想像することで気持ちも前向きになれたし、毎日の育児に追われる中でも、こうして自分を取り戻す時間を意識的につくることは、とても大切だったなと思います。
モチベーションは、“あの服のファスナー”
実は、産前にボーナスで頑張って買った、お気に入りのワンピースがあったんです。でも産後、着てみたら……ファスナーが全然上がらない! 「このままでは着られない」と悔しさが込み上げて、そこからは“ファスナーを上げる”ことが目標&モチベーションにもなりました。
2週間に1度くらいのペースで試着をして、「あ、ちょっと上がるようになった!」という小さな変化を励みにボディメイクを続けました。最終的にスルッと着られるようになったときの感動は、今も忘れられません。

「ファスナーが上がったのは、写真の“mame kurogouchi”(マメ クロゴウチ)のワンピースです。ストレッチが一切なく、生地が伸びないので、少しでも太るとおしり・袖まわりが窮屈に…。体重よりも体型重視の私にとって、このワンピースは良い指標で、体型管理のモチベーションになっています」(東浦さん)
家族との関係も、ボディメイクの一部
「痩せたい」「キレイになりたい」。こうした気持ちは、決して自分勝手なわがままではなく、家族との関係性にも大きく影響するものでした。
夫の仕事は多忙ですが、私が「結婚式までに、絶対身体を絞る!」と宣言していたので、週末の朝のランニングタイムは快く子どもをみてくれたり(時には一緒に参加したり)、外食では私の行きたいお店を選んでくれたり。おかげで、ボディメイクする事=夫への感謝となって気持ちも深まり、さらに心にも余裕ができて、子どもにもより愛情を持って接することができました。「ボディメイクって、いい事ばかりだな」と思います。
とはいえ、すべてが順調だったわけではありません。産後はホルモンバランスの変化もあり、些細なことでイライラしたり、鏡に映る自分を見ては落ち込んだり。「育児と自分磨きは、相反するところにある…」と思って、自暴自棄になることもありました。でも、そんな時ほど外に出て、友人と子連れで美味しいものを食べたり、おしゃれして出かけたり、夫婦で今日の出来事をたくさん話したり。自分にとって心を解きほぐす時間を意識するだけで、余裕を取り戻すことができました。

「ママがキレイになって、ハッピーな気持ちでいると、子どもも笑うんだな…。ボディメイクに励む時間の中で、そんな実感を何度も持ちました」(東浦さん)
「キレイになりたい」は、自分を幸せにする第一歩
産後のボディメイクは、ただ痩せるだけが目的ではありませんでした。「自分が好きな服を、自信を持って着たい」「子どもや夫と過ごす日々を、もっと楽しみたい」「疲れや不安に流されず、前を向きたい」。そんな気持ちを、ひとつずつ叶えるためのプロセスだったような気がします。「自分の機嫌は自分でとれるタイプ」と自負していたのですが、産後のホルモンバランスは本当にしぶとく、なかなか思うようにいきません。そういう時は周りの協力も求めつつ、なるべく自分が心地良いと思う自分でいられるように努力する。運動と食事をベースに、自分を大切にするボディメイクを続けていきたいと思います。


























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