1. BAILA TOP
  2. BEAUTY
  3. ヘルス
  4. 【30代から始めるフェムゾーンケア】気に…

【30代から始めるフェムゾーンケア】気になる「膣ケア」、まずは潤してほぐすところから始めよう

目指すべきデリケートゾーンは、粘膜が水分をたっぷり含み、伸び縮みする弾力を持つ潤った状態。肌をほうっておいたら乾燥したり、たるんだりとエイジングまっしぐら。実はデリケートゾーンも同じ。膣まわりをケアしないでおくと、乾燥してトラブルを招きかねません。だからこそ、スキンケアと同じように専用アイテムでのケアが大切です。今回はおすすめのケア方法やアイテムを、医師の満行みどり先生と植物療法士の森田敦子さんに伺います。

デリケートゾーンケア【潤す・ほぐす】

「保湿したりしたほうがいい範囲(特に陰唇や膣)がわからない」(事務・35歳)
「肌の黒ずみが気になりケアしたいけど、デリケートなところなので不安も…」(アパレル・30歳)

教えてくれたのは
満行みどり先生

医師

満行みどり先生


みどり美容クリニック・広尾院長。女性特有の悩みを丁寧に解決するため、日本初となる美容婦人科クリニックを開院。

森田敦子さん

植物療法士

森田敦子さん


サンルイ・インターナッショナル代表。パリ13大学で植物薬理学や性科学を学び、日本でのフィトテラピーやデリケートゾーンケアの大切さの普及に尽力。2021年9月にはフェムテック・ウェルネスメディア「WOMB LABO(ウームラボ)」をメインキュレーターとしてスタート。

膣ケア、何から始める?

「清潔にする、保湿する、鍛える、ほぐす。この4つが膣ケアの基本。デリケートゾーンのお悩みで挙げられる、乾燥やかゆみ、においはケア不足から生じることがほとんど。自分の膣状態や変化に向き合うためにも、デリケートゾーンのケアは特別なことにせず、習慣にしましょう。どうしても膣まわりのケアは二の次にされがちですが、膣は健康を表す大切な場所。体の中で最も乾燥しやすい場所でもあるため、お風呂上がりは、顔よりもまず膣まわりの保湿を心がけて」(森田さん)

経皮吸収しやすいエリア。選ぶなら、なるべくナチュラルなものを

「膣の粘膜はバリア機能を持つ角層がなく、とても繊細な部分。経皮吸収率は、二の腕の約42倍とされているため、化学成分を多く含んだプロダクトは避け、オーガニックなど優しい処方の選択を。また、かゆみ止めなどの薬も化学薬品には変わりありません。多用すると本来私たちの体に備わっている自然治癒力を妨げてしまう場合もあるので、保湿ケアや化学繊維ではない下着を選ぶなど、根本的な解決を目指しましょう」(森田さん)

ベタつき感のないジェルタイプの保湿セラム。ルブリカント 100g ¥3300 /Waphyto

ベタつき感のないジェルタイプの保湿セラム。ルブリカント 100g ¥3300 /Waphyto

潤いを与えてターンオーバーを促進。保湿&黒ずみまでケア。ウーマンエッセンシャルズ ブライトニング クリーム 30㎖ ¥4400/BCL

潤いを与えてターンオーバーを促進。保湿&黒ずみまでケア。ウーマンエッセンシャルズ ブライトニング クリーム 30㎖ ¥4400/BCL

潤う膣のための、インナーケア

「のりやまいたけ、オクラなどは粘液力を高めるために有効。さらにいい細胞づくりに欠かせないオメガ3系オイルは夕食時に摂取が効果的。植物の力をダイレクトに摂取できるハーブティーやインナーリキッドなどのフィトテラピーも、インナーケアを習慣化するのにおすすめ」(森田さん)、「粘膜の乾燥を感じたり、おりもののにおいが気になるときは乳酸菌配合のインナージェルを膣内へ。膣の自浄作用を高める効果があります」(満行先生)

高麗人参と同様、サポニン類を70 種類以上含有し、ポジティブに過 ごすことをサポートするアマチャ ヅルを配合。インナーリキッド エ ナジー 30g ¥5940/Waphyto

高麗人参と同様、サポニン類を70種類以上含有し、ポジティブに過ごすことをサポートするアマチャヅルを配合。インナーリキッド エナジー 30g ¥5940/Waphyto

ラクトバチルス乳酸菌や乳酸、ヒアルロン酸配合。デリケートゾーン特有の不快感や潤い不足をケア。エストール® インナージェル ラクトバチルス乳酸菌配合1.7g×10本入り ¥4950/アドバンスト・メディカル・ケア

ラクトバチルス乳酸菌や乳酸、ヒアルロン酸配合。デリケートゾーン特有の不快感や潤い不足をケア。エストール® インナージェル ラクトバチルス乳酸菌配合1.7g×10本入り ¥4950/アドバンスト・メディカル・ケア

粘液、痛み、厚み。セルフチェックを始めてみる

「ヨーロッパでは古くから、粘液力=免疫力と位置づけられ、粘液状態は自分の健康状態を測るバロメータ。粘液は病原菌などの異物をブロックする役割を持つため、粘液が少ない状態では、感染症や性交痛などを引き起こす場合も。清潔な指で膣の粘液をすくい、親指と人さし指につけて粘度チェック。5㎝ほど糸を引けば、健康といえるでしょう」(森田さん)、「清潔な指を膣内へ。もりもりとした厚みを感じ、指に吸いつくような感触があればOK。膣壁がツルツルしていたり、硬さを感じる場合は、膣内が空洞化しているサイン」(満行先生)

セルフでできるオイルマッサージ

「デリケートゾーンの保湿とともに、定期的に取り入れてほしいのがオイルマッサージ。乾燥や加齢でしぼんだ膣まわりにふっくらとしたハリをもたらし、血行も促進。粘膜と粘液の潤いをサポートします。方法は、膣の外側に優しくオイルを塗り込みます。そして優しく圧をかけるように、膣口のまわりをマッサージしてみましょう。オイルは粘液との親和性の高い、アプリコットやマンゴー、アーモンドなどがおすすめです」(森田さん)

植物スクワラン、マカデミア、ホホバ、アンズなど厳選した8 種のオイルをブレンド。サラリとしていてマッサージにも最適。 インティメイト オイル 30㎖ ¥8800/Waphyto

植物スクワラン、マカデミア、ホホバ、アンズなど厳選した8種のオイルをブレンド。サラリとしていてマッサージにも最適。 インティメイト オイル 30㎖ ¥8800/Waphyto

撮影/久々江満 取材・原文/谷口絵美  ※BAILA2022年4・5月合併号掲載

Feature特集

Feature特集

Rankingランキング

  • ALL
  • FASHION
  • BEAUTY
  • LIFESTYLE
  • EDITOR'S PICK

当サイトでは当社の提携先等がお客様のニーズ等について調査・分析したり、お客様にお勧めの広告を表示する目的で Cookieを利用する場合があります。詳しくはこちら