メイク歴も10年を軽く超え、もはやメイクはお手の物!と言いたいバイラ世代ですが、「メイクブラシの買い替えどきっていつ?」「もう何年も使い続けているツール、これって大丈夫?」と誰にも聞けないままの小さな疑問も多いのでは? そこで、プロのヘアメイクアップアーティストさんに実は気になるメイクツールのアレコレを直撃取材! 今回は、メイクツールの買い替えどきについてお話を伺います。
BAILA読者の疑問&お悩み
ツールの買い替えどきが分からず、汚れたまま使い続けています……
「メイクツールの買い替えどきっていつ?」(事務/35歳)
「いつから使い続けているかもはや分からないブラシが……」(IT/32歳)
「チクチク感があるけど、捨てるタイミングが分からず使い続けています」(会社員/28歳)
こちらは、エディターバタコとライターMが持ち寄った、年季の入ったメイクブラシ。毛先のパサつきやゴワゴワ感を自覚しながらも使用中。もしや、そろそろお別れどきなのでしょうか?
Q.メイクツールってずっと使い続けても大丈夫!?
A.傷んできたら新しいものに買い替えが必要。買い替えサインを見逃さないで!
「お手入れをマメにしていたとしても、ツールにはやっぱり寿命がつきもの。劣化したアイテムを使い続けることで、メイクが上手くいかないばかりか、思わぬ肌負担になってしまうこともあるんです。買い替えどきのサインを見逃さず、思い切って手放す勇気も必要です」(小澤さん、以下同)
「ブラシの買い替えサインは、筆先のチクチクやザラつきといった違和感。筆先が割れたブラシは粉の含みが悪くなり、キレイな発色を出すことはできません。無理に色をのせようとブラシを肌に押し付けてしまってはブラシの良さが台無しに。また、肌への刺激となり、炎症の引き金になってしまうこともあります。特に敏感肌の方は、ブラシの毛羽立ちが肌荒れの原因になってしまっていることも」
「スポンジは、表面のモソモソ感や欠けがお別れの合図。表面が劣化してくると、ファンデーションの吸い付きが低下し、メイクにムラが生じるようになってきます。マメにお手入れをしても、2週間が限度です」
「ビューラーは、まつ毛を挟むゴム部分に線が入ったらパーツの交換を。半年を目安にゴムに劣化が見られるようになります。また、バネがついているタイプのものはバネの伸縮性の低下にも注意が必要です。力任せにビューラーを使うと、まつ毛にダメージが加わってしまいます。また、上まぶたに触れるフレーム部分についた汚れをこまめに拭き取ることも忘れずに」
どんなツールも、欠かさずにお手入れをしても劣化はつきものということがわかりましたね。買い替えどきをしっかりと見極めていきましょう!
撮影/柳 香穂 取材・文/三上六花