みなさんこんにちは!バイラーズの飯倉菜菜子です。
前回のブログでは日本一の陶器市、有田陶器市のレポートをさせていただきました!
今回は、そこで購入した大漁の戦利品たちの一部を、解説を交えながらご紹介させていただきたいと思います。
有田焼やうつわがお好きな方、これから買ってみようと思っている方へ、ぜひ今後のご参考になればと思います♪
陶器市とは?はこちらの記事から
まずは今年の購入品を一挙公開!

はい。買いすぎました。。
全部ご紹介するととんでも無い文量になってしまうので、特にお気に入りのものをご紹介させてください^^
源右衛門(げんえもん)
なんといっても1番のお気に入りはやはり、源右衛門窯の作品!
源右衛門は有田焼の三右衛門と呼ばれる伝統ある有名な三大窯元の一つで、色鮮やかで華やかな絵付けが特徴です。
この源右衛門が大好きで、源右衛門の作品を見ているだけで心がときめき、このうつわで食事をすると癒されます、、♡

今回はお刺身で使いたい美しいブルーの染付けの平皿を購入。
源右衛門のアイコニックな梅模様がハンドライティングで描かれていて、お料理を映えさせてくれる味わい深い作品です。まさに一生物のお皿、、︎
ちなみにマイコレクション源右衛門たちはこちら

とくにこのブルーの染付けに緑の葡萄が美しく映える、緑彩葡萄絵シリーズが大好きで、私の宝物です。
特別な時に少しずつ集めていきたいと思っています。

源右衛門窯の入り方でパチリ☆

源右衛門の社長さんと池田さん♪
先日の陶器市で源右衛門窯に伺った際に、社長さんと赤絵付けをご担当されている池田さんに古伊万里資料館をご案内いただいた際の写真♪
有田焼の理解が更に深まった最高に楽しいひとときでした!(ありがとうございました!)
三右衛門(さんえもん)とは?
さて、ここで有田焼の有名な窯元、三右衛門(柿右衛門、今右衛門、源右衛門)のそれぞれの特徴を簡単にご紹介します♪
柿右衛門(かきえもん)


柿右衛門HP/アート買取協会よりお写真お借りしました
乳白色の素地に赤・青・緑・黄などの鮮やかな色を使って華やかな絵付けが施されているのが特徴です。
絵付けの背景には色をつけず、ふんだんに余白をとるのが特徴で、「余白の美」と言われています。そのスタイルは、柿右衛門様式と呼ばれています。
今右衛門(いまえもん)
色鍋島様式という有田焼のスタイルで、染付(ブルーの背景)の上に赤・黄・緑などの絵付けを施したデザインが特徴です。
柿右衛門と比べると、青みのかかった釉薬を背景に絵柄を使っている面積が大きいのが特徴だと思っています。

陶器市期間中、鍋島にも行ってきました♪

美しい巒山窯(らんざんがま)の作品たち(撮り忘れてしまい、鍋島焼協会のHPよりお写真お借りしました)

鍋島の窯元マップ。現在は23の窯元があり、その昔は門外不出の技術を守るために関係者以外は立ち入り禁止の場所でした。
源右衛門(げんえもん)



源右衛門HPよりお写真お借りしました
古伊万里様式という有田焼のスタイルで、染付の上に鮮やかな青、赤、緑などの色を組み合わせた絵付けが特徴です。
古伊万里の伝統を受け継ぎながら、現代風にアレンジされたデザインが素晴らしく、見ているだけで心が踊る、美しく時には可愛らしい絵柄がたくさん。
また金を取り入れた豪華絢爛な絵柄などもあり、インテリアにもとってもおすすめです!
ついつい熱が入って語りすぎましたが、戦利品レポに戻りたいと思います。笑
喜鶴製陶(きかくせいとう)

こちらも大のお気に入りの窯元さんで、喜鶴製陶さんの作品。
実はこちら、私の結婚式の引き出物でもお世話になった窯元さんで、その際は披露宴にご参列いただいた皆さまそれぞれのイメージに合わせたカラーのカップをお願いし、制作いただきました♪

引き出物で作っていただいたカップたち

親友のコジコジ
こちらの窯元さんは、メタリックなキラキラした美しい作品や、可愛らしい動物の絵がハンドライティングで描かれた作品、色合いが鮮やかでまさにアートな作品など、個性的で唯一無二な美しい作品たちがたくさんなんです。

毎日の食事が楽しくなる作品たち、とってもおすすめの窯元さんです♪
その他、有田焼の有名な窯元さんの作品で、我が家のコレクションの一部をご紹介させていただきます。
深川製磁(ふかがわせいじ)

透き通るような白い素地に鮮やかな青色の染付(フカガワブルー)が施されていること、そしてその鮮やかな青色と赤絵の絵付けが特徴です。また、深川製磁は宮内庁御用達としても知られています。
香蘭社(こうらんしゃ)

有田焼の独特の白く硬い透明な生地に伝統的な文様や金銀を使った豪華な絵柄を施しているスタイルで、個人的にはオリエンタルな美しさを感じる作品だと思っています。
福泉窯(ふくじゅがま)

私の母が大好きな窯元さんで、藍色で描かれた伝統的な絵柄や繊細で美しい線が特徴で、落ち着いた染付のお皿にお料理が映えます!
伝統的な絵柄の他にもモダンなデザインもたくさんあり、コレクションしたくなる窯元さんです。
古伊万里(こいまり)のうつわたち

絵柄も色彩も華やかなヴィンテージの古伊万里

中に描かれているおじさまは、一枚一枚表情が違います

こちらの壺は江戸時代のもの(お宝!
ヴィンテージものの古伊万里のうつわたち。17世紀後半から18世紀前半にかけて、伊万里港から輸出されたため、伊万里焼と呼ばれるようになったものですが、有田焼とイコールです。
ヨーロッパで磁器の生産が盛んになる前に広まり現地で高く評価され、緻密で金をあしらった豪華絢爛な美しい絵付けが特徴で、現在の有田焼の古伊万里様式も当時のこういった絵柄を参考にしながら作られているものがたくさんあります。
高価なものばかりなので、少しずつコレクションしています(ヴィンテージの古伊万里に平目の薄造りの昆布締めとか並べて日本酒でクイっと、最高!)
有田焼以外の作家さん
有田陶器市は、全国の有田焼以外の作家さんも集まって、その方達の作品が購入できるお祭りなんです!まさにうつわ好きにはたまらないフェスです!
その中でも、今回気に入ってご購入させていただいた作家さんをご紹介。
Atelier Joli(アトリエジョリー)
愛媛県ご出身の作家さんの作品。愛知県の砥部焼をメインに作られていて、かわいいフォルムとお料理を載せた時のイメージが瞬時に湧いて、一目惚れで購入させていただきました。
ブルーのカップも色合いもデザインも最高に可愛すぎる・・
ときわ製作所
佐賀県有田町で約7年間修行されて、現在は大分県中津で作品を作られている作家さんの陶器の作品。ユニークで温かみを感じるうつわの色合いや、絵柄のチャーミングさに魅了されました。
猫様が笑顔で寝転んでいらっしゃって、こちらも一目惚れで購入させていただきました。

他にもご紹介したいうつわたちはたくさんありますが、今回はここまで。
次回は私の専門分野でもあります、ワインのお話をさせていただきたいと思っているので、今後、ワイン×お料理×うつわについても取り上げたいと思います。
以上、うつわ好きの戦利品レポでした!
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます♪
主にワイン・グルメネタばかりですが、
よかったらぜひInstagramの方も覗いてみてください〜 ^^




































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