こんにちは!坂本愛です。
こちらのブログを読んでいただき、ありがとうございます✨
今年の1月から社会人大学院生として、ジョージア工科大学の修士課程を履修しています。
春には第一子を出産し、並行して大学院の方も春と夏学期を過ごしていました。
一般的に、日本では子育てにおいて、母親が一定期間ずっと子供に張り付くことが前提となっています。
(保育園問題など、さまざまな課題が複合的に絡み合って)
そのため子供を持つ場合、女性は出産と子育てで長く仕事を休む期間が生まれます。
これがキャリアに負のインパクトをもたらし、女性のキャリア構築の難しさに繋がっていると一般的に言われています。
しかし、実際に経験し、妊娠・出産・育児といった大切なライフイベントが、キャリアアップや学び直しの機会と決して相反するものではないと感じています。
もちろん難しさもありますが、負のインパクトを最小化することは不可能ではないと実感しています。
今回のブログでは、私が妊娠中や産休中に大学院でリスキリングを行った実体験について紹介します。(※これはあくまで個人の体験です)
妊娠や出産をキャリアの足枷だなんて思ってほしくない。そんな気持ちで書きました。
私と同じように、人生のさまざまなステージで選択に迷う女性たちに、少しでも参考になれば嬉しいです。
産休育休中のリスキリングについて
女性は妊娠出産において、年齢のリミットが付きまとうので、社会人大学院に行きたい!と思い実現するタイミングと、妊娠、出産、子育てが全部、または一部被ることはあり得る事だと思います。
特に海外の大学院を目指す場合は英語のスコアメイクに意外と時間がかかります。
ライフステージの変化と進学を、結果同時並行で進めることになるというのも往々にしてあり得る話だと思います。
私のもともとの理想は子供ができる前(20代のうち)に大学院に進学して卒業することでした。
でも、人生そう甘くなく…
学校選びや英語のスコアメイク、その他準備に時間を要したこと、20代はそもそも本業にコミットしてキャリアを築く必要があったため、理想を叶えることができませんでした。🥲
30代に入り、ライフステージが変わり始めました。ライフイベントがあるのにキャリアアップもしたい。欲張りすぎだと何度も思いました。
でも、まだ起きてないことをあれこれ考えすぎても仕方ないです。
ライフイベントがどうなるか分からないけれど柔軟性を持って生きていくという気持ちで準備をしていました。
結果的に、進学と妊娠、出産がバッチリ被ることに。
もうこれは受け入れて正面から突っ込んでいくしかない!と腹をくくりました。
妊娠中の大学院進学
妊娠中に大学院に進学するのは不可能ではないですが、想像以上に大変。
もちろん妊婦さんはそれぞれ症状が異なり、個体差が激しいので、一概には言えないですが…
私の場合は、体調不良の症状が重めな方だったので、毎日が綱渡りのような日々。
綱渡りでも何でもいいし、単位落としたって良いから、やれるところまでやってみようを心がけて過ごしてました。
とはいえ綺麗ごとばかりではなく、失敗ばかり。
長時間のテスト中にお腹が張り、過呼吸になったり、ホルモンバランスの影響で忘れっぽくなり、課題提出をすっぽかしたりしました。
上手くいかない、集中力が続かない。不思議なくらい忘れっぽい。身体が辛い。
忘れるのが怖く、自分で自分をマイクロマネジメント。手帳にスケジュールとTo Doを書き出していました。
出産直前の試練
出産予定日が中間試験の週とかぶっていたのですが、出産前のストレスは良くないので、出来ることはやるけど無理せず楽観的にを心がけていました。
早め早めに準備して試験を受けたのですが、試験中に前駆陣痛が来ました。
お腹の張りに耐えながら受験。初めてのお産なので不安が頭をよぎり、集中力が途切れました。
試験結果は散々でしたが、やったことが偉かったと信じています。
最終試験といくつか課題が残っていたので、産後2週目くらいから少しずつ再開し、最後なんとか乗り切りました。
春学期はこうして乗り越えました。
出産後の生活と大学院の両立
妊娠と出産は女性にしかできないけれど、育児は男性も同じようにできる。
だから夫に任せ、勉強時間を確保できるだろうと思いました。夏学期はもっと頑張れると考えていました。
そこに、やってきた魔の3ヶ月。
パパの抱っこでは泣き止まず、昼も夜もママの抱っこでないと泣きやまない。
こんなことが日常茶飯事でした。
育児には母にしかできないことがあると実感しました。
対策として、比較的赤ちゃんの機嫌が良い朝やお昼寝の時間を見つけては、パソコンを開いて勉強するように。
時には授乳で朝4時に目が覚めてそのまま勉強したり。
とにかく隙間時間を見つけては勉強するを繰り返しました。
赤ちゃんが過ごす場所の近くにパソコンやノートを置いておいて、
寝たらすぐに取り掛かかる、泣いたらすぐに抱っこできるような環境を作りました。
夫からのさまざまなサポート
もともと夫は女性が働くことに前向きなタイプ。
大学院を受験したときも合格通知をもらった時も一緒に喜んでくれ、
産後もなんとか生活を回せているのは夫のサポートのおかげです。
どうしても集中する時間が欲しい時は、平日仕事が終わったタイミングで育児をバトンタッチ。
近くのカフェに行って、数時間でも作業する時間をもらっています。
この時間が、精神安定にも繋がっている気がします。
その間赤ちゃんは泣いてしまうこともありますが、夫は一人でしっかりとあやしてくれているみたいです。
また、私がリフレッシュできるよう、週末には赤ちゃんのお世話を全面的に引き受けてくれて、私が自分の時間を持てるようにもしてくれています。
夫がこうしてサポートしてくれているおかげで、私は大学院での学びを続けることができていると実感します。
両立の助けになっているもの
妊娠出産と赤ちゃん期の育児と並行した大学院の勉強は負荷が高いことは確かです。
やらない、やれない理由なんて挙げたら一万個くらいある。
心が折れそうな時には、知花くららさんのインタビュー記事をよく読んでいました。
励まされるので、ぜひ読んでみてください!
見えてこないだけで、同じことをやってきた女性達がきっとたくさんいるのだと思います。
不可能ではないと信じて、毎日できることをコツコツと積み上げていきたいです。
そして将来はもう少し社会からのサポートが充実して、同じような選択をする女性たちが少しでも楽な気持ちで前向きに取り組めますように!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!