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松村沙友理の“今の私にちょうどいい”甘めコーデ【連載 松村沙友理の大人学】

さゆりかれんと 松村沙友里の大人学

大人の学び直し“リカレント教育”をもじって、松村沙友理さんの大人への一歩を記録する連載「松村沙友理の大人学」。第7回のテーマは「今の私にちょうどいい甘さ」。大人になることって、過去を脱ぎ捨て、変わることばかりじゃない。たとえば、子どもの頃から好きなものは大事に育てて自分らしさを究めたり、アップデートしたり。“好き”って、実は、“大人の学び(リカレント)”のためになによりも欠かせない、大切な支柱なのかも。

前回の記事はこちら

今の私にちょうどいい甘さ

Lace skirt

松村沙友理 レーススカート

「動くと風に揺れる感じ、座るとふんわりふくらむ感じ、どこをとってもかわいい」。スカート¥176000・ニット¥39600/ebure GINZA SIX店(ebure) サンダル¥57200/アッシュプラスエリオトロープ(ネブローニ) イヤカフ(左耳上)¥17600・(左耳下)¥15400・ネックレス¥33000・リング(左手薬指)¥26400/マリハ バングル¥60500/シップス インフォメーションセンター(ニナ・エ・ジュール) リング(左手人さし指)¥18700・(右手薬指)¥23100/フラッパーズ(シンパシー オブ ソウル スタイル)

Ruffle blouse

松村沙友理 ブラウス

「甘さがあって大人っぽくて。今求めているのは、まさにこういうバランス!」。ブラウス¥17600/カーサフライン表参道本店(スモールカーサフライン)

ちっちゃい頃、一つ年上の姉と私に、母はいつもおそろいや色違いのワンピースを着せてくれた。
柄やフリルのワンピースにロングヘアの女の子。
母の“好き”が私の“好き”の原点だと思う。小学生のときの親友は、着ている服にも住んでいるお部屋にもフリルがいっぱいで、私の“かわいい”のお手本だった。

甘い服は置いてあるだけでもかわいくて身にまとえば、落ち込んでいても疲れていてもたちまちスイッチが入って、オンの気分の私になれる。

最近では、ゴテゴテにかわいすぎるものよりも色使いやシルエットに落ち着きのある、大人っぽいかわいさに惹かれることが増えた。
そんな変化はあっても、“好き”はずっと変わらない。
好きな服を一生着るって心に決めているし「甘い服は卒業すべき?」って考えたこともないくらいかわいい服への愛には絶対的な自信がある。

その一方で、センスは?おしゃれは?となるととたんに自信がなくなってしまうのがこれまでの私。
でもね、いつもおしゃれで失敗と無縁に見える人も、誰かを参考にしたり、真似をしたりしてるんだって。新しい挑戦をしてみたり、失敗もしてるんだって。
真似をするにも、挑戦するにも好きっていう入り口がなによりも大切なんだって。

失敗なく個性を出さなきゃ!って思い込んでいたけどおしゃれな人の“センスのよさ”をひもとくと“こだわり”があって、その“こだわり”をひもとけばそこにはきっと、“好き”がある。
私の“好き”は、もっと進化できるはず。

実は普段着は“普通の服”多め

「かわいい服を着るのは、100%自分のため」と言い切る沙友理さん。「日常生活では街になじみたいから、着る頻度でいえばナチュラルでシンプルな服のほうが多いかも。でもそういう安心感のある服と、かわいくて好きな服とでは、着たときに感じるパワーが全然違う」んだそう。

撮影/菊地 哲 ヘア&メイク/北原 果〈KiKi inc. 〉 スタイリスト/大平典子 撮影協力/バックグラウンズ ファクトリー ※BAILA2022年6月号掲載

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