何を着たらいいかわからない秋冬は、ユニクロアウターに頼ればOK!
朝晩肌寒いかと思いきや、日中は暖かかったり。そして数度の差だけでも寒さの度合いが全く違ったりと、毎日どんな服装にしたらいいか悩む時期。そんな時は種類や機能が豊富なユニクロに頼ればいいんです!
ユニクロのPRの方も「これから気温が下がり始め、寒い日も多くなってきます。ユニクロでは、初秋から真冬まで寒暖差や変わりやすい気候に対応できるアウターをバリエーション豊富に取り揃えております。気温やシーン、スタイルに合わせて選べるアウターは、レイヤリングも楽しめるパフテックや、新登場のパウダーソフトダウンなど、機能性や着心地にも優れたラインナップです」とのこと。
ということで、30代ライターがそんなユニクロの豊富なラインナップより、注目アウター9型をお試し! 着心地や暖かさなどの着用感から、コーデに取り入れたいおすすめのシーンを、着た時の暖かさレベルの順に提案・ご紹介します。
【暖かさレベル1】パフテックキルティングジャケット
東レと共同開発した、暖かくて軽い機能性中綿を使用したジャケット。薄手で軽く、厚みもないので可動性が抜群。なのに暖かさもあるという、いいとこ取りのアイテムです。
さらには静電気を防ぐ裏地と、撥水加工もあり。毛抜けが少なく、自宅でお手入れ可能。おまけに付属の袋に入れればコンパクトになって持ち運びに便利と、「寒い季節はとりあえずこれ持ち歩いとけ、ガシガシ使えるから!」な1枚です。ちなみに袋は内側(上写真左)にあるポケットに収納可能。「袋どこいったっけ」対策がされているのが嬉しいのは、私だけじゃないはず…!
デザインも優秀。ほっこりしがちなキルティングですが、斜めに縫われたダイヤキルトでスタイリッシュ、そして襟ぐりがスッキリしているので問題なし。腰までの丈感は、ボトムスを選びません。
さらに薄手だからこそできる技が、アウターの重ね着。襟ぐりを内側に折り込めば、Vネックのアウターからチラ見えしないようにも調整できるので、合わせやすいのも素晴らしい!
着用のオリーブの他に、オフホワイト、ブラウン、ブラックも展開。ベーシック&肌馴染みのいい色なので、アウターの中に着てチラッと見えても悪目立ちしにくいですよ。
肝心の着用シーンですが、実は私こちらリアルバイしていまして。職場に”置きアウター”として、ちょこっと外出するときに着たりもしています。他には、寒すぎない&アウターを脱いで持ち歩くことも多い屋内デートや、脱ぎ着にストレスがないと嬉しい服を買いに行く時にも頼れそうです。ドライブ時にはアウターのインナーとして使って、車中の時はアウターを脱いでこれだけで過ごす、なんてのも良さそう!
パフテックキルティングジャケット/¥4990(ユニクロ)
【暖かさレベル2】ウルトラライトダウンジャケット
こちらも着丈が短めでコーデに取り入れやすい1枚。ですがダウン100%で暖かさがキルティングジャケットよりアップしました。しかしユニクロ独自の技術により、名前にあるように「ウルトラライト」な着心地。見た目の安心感に反して、と〜っても軽いんです!
襟ぐりも、先ほどのキルティングジャケットと違うポイント。こちらはしっかりと立つデザインなので、より防寒に優れています。ファスナーが隠れる仕様で風が入りにくい点も、ポイント高し。
ちなみにこちらも静電気防止裏地と撥水加工、付属の袋で持ち運びできるポケッタブル仕様、内ポケットは健在。さらに外側にも両サイドにポケットがついています。
私が取り入れるとしたら、スーツを着なくちゃいけない日。そもそも重ね着なスーツの上に、サクッと暖をプラスするのにぴったりだなと思いました。移動時だけ着たりして、取引先についたら袋にしまってバッグにイン。邪魔にならずぐちゃぐちゃとアウターを持ち歩かない分、きっちり感が出て好感度アップできそう!?
そして、意外にもカラーバリエーションが豊富(オフホワイト、グリーン、ネイビー、ブラック、グレー、ベージュ、ピンク)。なのでオフの日用ならちょっと色味のある、着用しているグリーンなんかを選んで、コーデのメインにしてもいいかもと思いました。キルティングジャケットに比べてちょっとマニッシュさもあるので、ワンピースに合わせて、女性らしさとの絶妙バランスを狙った着方をしたい! イメージしているのは、映画館。着席時にアウターを脱ぐこと、脱いだら邪魔なことを考えると、やっぱりポケッタブル強しです。
ウルトラライトダウンジャケット/¥6990(ユニクロ)
【暖かさレベル3】パウダーソフトダウンジャケット
続いてご紹介するのは、新商品のこちら。驚いたのはその触り心地! ナノレベルで作り出された糸を用いているからこそ実現できた、やわらかくもっちりとした生地と100%ダウンのジャケットは、しっかりボリュームがあって暖かいのに着苦しい感じがありません。また、生地はパウダリーと言うだけに、さらっとタッチでマットな質感です。
静電気防止裏地と撥水加工はもちろん、機能面も充実。まず袖元がきゅっとしまるような設計(上写真左)なので、隙間風が入りにくいです。裾も同様ですが、こちらはさらに自身でしめ具合の調整が可能(上写真右)。しめるとより丸みのあるシルエットにもなってかわいいですよ。
前面のチャック部分は、閉めずに着用できるドットボタン付き(上写真左)。しっかり閉じて着るには厚い時には、このボタンだけをとめてさらっと着ることもできるってことです。そして左右には、チャック付きのポケットもあり(上写真右)。手袋やカイロなど、何かと持ち歩くものが多い冬は、チャックがあると安心ですよね。
色は着用のオフホワイトのほか、グレー、ブラック、イエローの計4色あります。
保温レベルは高いながらも、細部を調整できることで適応気温の幅も広がりそうなこちらは、日帰りデートなど、1日かけて外出するときに重宝しそう。朝夕の寒い時間はチャックも裾もしっかりしめて。日中は気温の変化に合わせてチャックを開けたりボタンだけをつけて羽織るのもありですね。
パウダーソフトダウンジャケット/¥9990(ユニクロ)
【暖かさレベル4】パフテックキルティングコート
最初に紹介したジャケットのロング丈です。機能は同じですが、カバーされる部分が多い分、保温力も高め。
アウターとしての着こなしから、防寒期はインナー中綿コートとして着用シーンが多い便利アイテムです。腰から裾にかけて少しフレアがかっているのか、Aラインが出てとてもキレイな形。なのでアウターとしてはもちろん素晴らしいですが、インナーとしてロングコートの中に着るときも、コートの形をキレイに保ってくれて良さそうです。表面にやや光沢の生地は、カジュアルコーデによし、ちょっと品よく着るのにもよしな雰囲気。
ベージュと、ブラック、オリーブの3色展開で、もちろんジャケット同様内ポケットつき、パッカブル。袋に入れた時のサイズは、ジャケットより1.5倍弱大きくなるくらいでしょうか。
私だったら、トレンチコートなど、意外と活躍時期が短い秋コートの中に忍ばせて、冬先まで楽しむのに使いたいです。シーンで言うと、時期真っ盛りの紅葉狩り。冬服をゲットする前にあるアウトドアイベントは、これさえ持っていれば秋コートで行っても問題なさそう!
パフテックキルティングコート/¥7990(ユニクロ)
※12月初旬の発売予定
【暖かさレベル5】ウルトラライトダウンロングコート
レベル2で紹介したコートの、丈長バージョンです。機能は同じでパッカブルですが、お尻やひざ下あたりまでしっかり包む丈になったため、より保温性がアップしています。
丈が長くなるとシルエットが心配になりますが、こちらはよ~くみるとウエスト部分が少し細めにできていて、さらに縫い目の幅が若干ですが狭めの印象(上写真左)。これもスタイルアップにつながっているのか、思った以上にスッキリとしたコーデに仕上がります。
そしてロング丈はフードがつきますが、チャックで着脱可能です(上写真右)。
持ち運びできる点を考えると旅行時にはもちろんもってこい、ですが私はシルエットの良さをより評価したい! なので、異性以上に太った?痩せた?のチェックが厳しい女子会に着ていきたいです。つまり女子旅にもってこいな1枚といえそう。
カラーはブラックと、ダークブラウンに着用のネイビー。短い丈のものとカラバリが異なるので、色を軸に選んでもよさそうです。
ウルトラライトダウンロングコート/¥12900(ユニクロ)
ちなみにここまでで紹介したパッカブルアイテム4種の、袋に入れたときのサイズ比較がこちら。一番大きい「ウルトラライトダウンロングコート」(上写真左から2番目)で手のひら2つ弱くらいの長さです。重さはどれも軽いので、サイズ感とバッグの容量などで、その日のアウターを決めるのもありかもしれません。
【暖かさレベル6】シームレスダウンパーカ
暖かさがもう1ランクアップしたのが、こちらのパーカ。ぱっと見、パウダーソフトダウンジャケットと似ている気がしますが、よーく見ると「シームレス」。ダウンの”段々”、こちらは縫ってないんです! さらにパウダーソフトよりハリがある生地感。防風シートというものが入っているので、より防寒レベルもアップした1枚です。
以降に紹介するアウター含め、こちらのポケット内部はフリース素材を採用(上写真左)。冷えた手を入れれば、じんわり温めてくれます。また、胸元にくる内ポケットにチャックもついているので(上写真右)、ここにカイロをいれれば最強なのでは…?
そしてちなみにこちらはフード付き。首元にゴムひもが付いており、しめれば首周りにフィット。体の中で冷やしてはいけない部分のひとつである首の防寒力が上がるので、体全体が冷えるのも抑えることができるはずです。
カラーは今回着たパープルと、ブラック、オフホワイト、オリーブ、グレー。私のように”冬こそモノトーン族”の方には、1枚でコーデを明るくしてくれるパープルがおすすめです。
防風シートが入っているということなので、イルミネーションを見に行くなど、開けた場所に出かけるときに着ていきたいアウターかも!
シームレスダウンパーカ/¥12900(ユニクロ)
【暖かさレベル7】ハイブリッドダウンコート
中綿とダウンを使い分ける「ハイブリッド」仕様。胴体部分には暖かさ重視でダウンを入れて、腕の部分は動かしやすさを重視して中綿を採用しています。ここまで厚手になると、ダウンのモコっとしたシルエットが定番ですが、縫い目のないデザインなので比較的スッキリ着られます。
フードとフェイクファーは取り外しが可能(上写真左がファーなしフードあり、右がフードなし)。つまり3WAY! なのでカジュアルだけかと思いきや、意外とキレイめにも取り入れられるアウターです。フード自体の着脱部分は、取り外すと見えにくい仕様になっているので、安っぽさもなく、襟の立ち具合もキレイです。
色は写真のオリーブと、ライトグレー、ブラック、ダークブラウン。
「スキー場で使い勝手のいいものを」というのが開発のきっかけなだけあって、ぜひこれはスキーやスケートを楽しむ時に着たい! 3WAYで着方によって印象が変わるという意味では、泊まりがけの旅行に着ていって、日ごとのコーデに合わせた首周りを楽しむこともできそうです。
ハイブリッドダウンコート/¥12900(ユニクロ)
【暖かさレベル8】シームレスダウンロングコート
上で紹介したパーカの丈長バージョンです。雨風を防ぐ機能が、膝上まで長くなりました。
丈が長くなった分保温性もアップしていますが、このシリーズは襟の立ち具合も他のアウターに比べて一際しっかりしているので、前みごろを閉じた状態で横から見るとわかるように、私の場合顎くらいまで襟がきます。それがめちゃめちゃ、暖かい! 閉めると自ずとフード部分も立ち上がって首元に引き寄せられるので、首360度暖か…! もしかしたらマフラーいらずです。
色はダークグリーンと、ネイビー、ブラック。
雨風を首から膝まで守ってくれると言うことで、屋外で立っていることの多い遊園地や、流星群の観察など冷え込む夜のお出かけに着るのはどうでしょう? 丈も長いとはいえ足捌きを邪魔しない程度なので、アクティブなシーンにもぴったりです。
シームレスダウンロングコート/¥17900(ユニクロ)
【暖かさレベル9】ウルトラウォームハイブリッドダウンロングコート
最後に紹介するのは、ユニクロウィメンズアイテムの中で一番のあったかアウター。名前からして最終兵器感…! ウルトラウォームの所以は、構造にあり。保温効果のある内側アルミ、ダウン、機能性中綿を効果的に使っています。
また、袖口にはタブがあり、しめれば風の入りを減らすことが可能です。
フードは襟元に入れ込むことができます。被れば顔周りが暖かいですが、フードを収納して襟をしっかりさせることでも、首周りの保温がアップしそうでした。
暖かさに振り切ったアイテムかと思いきや、動きやすさを意識した工夫も。例えばふくらはぎまでくる丈も、裾両側にスリットが入っており、スナップを外せば動きやすさがアップ。プレミアムダウンで、これほどの保温性がありながら、軽さがあるのもgood。
カラーは着用のネイビーとブラック。
試合観戦やフェスなど、逃げ場もなく長時間屋外にいることがあるなら、ぜひこれを持っていたい! 私の場合はキャンプをするので、寒い時期のキャンプにはもってこいだなと思いました。チャックも全部閉めたら寝袋レベルに暖かいんじゃないかってくらい、試着中ホカホカしたので…!
ウルトラウォームハイブリッドダウンロングコート/¥19900(ユニクロ)
いかがでしたか?
実のところ、ユニクロに行くと種類が豊富すぎてアウターごとの違いなどをを見比べるのは大変ですよね。ぜひこの記事を参考にして、ある程度目星をつけてから、お店に足を運んでみてくださいね!
※アイテムによっては、オンラインや一部店舗限定で取扱の場合があります。
取材・文/菅原麻葉