ファッションプロ&おしゃれ好きの「チームBAILA」が大切にしている一生モノジュエリーを大公開! 出合いのきっかけ、お気に入りのポイント、愛用の理由には、それぞれの個性と審美眼が光っている。第5回は、BAILA読者の「上司世代」40代のマスコミ勤務Aさんが時間をかけてコレクションしてきた憧れのヴァン クリーフ&アーペルのモチーフコレクション!
一生かけて愛し続けたい、ヴァン クリーフ&アーペルの名作ジュエリー

「ヴァン クリーフ&アーペルの『アルハンブラ コレクション』を最初に購入したのは、もう15年以上前になります。それ以来、ずっと変わらず人気で一度も古いイメージにならなかったのがとても印象的。これから先も、きっとずっと飽きが来ず、おばあちゃんになってもつけている予感がします。今ではあっという間に完売してしまったり、入手困難なデザインも多いですよね。愛し続け、こつこつと買い集めてきてよかったなと思っています。
花びらのようにダイヤモンドを重ねた『フルーレット』のネックレスも長く愛しているもの。ヴァンクリーフ&アーペルは、植物や蝶など、自然のモチーフを生かしたジュエリーがどれも本当に素敵です」。
ファーストヴァンクリは、白蝶貝の「ラッキー アルハンブラ」のネックレス

「30代前半のときに、登場したばかりの『ラッキー アルハンブラ』に出合いました。白蝶貝のバタフライモチーフで、現在販売されている『ヴィンテージ アルハンブラ』よりも少しモチーフのサイズが大きめなんです。幸運を呼んでくれそうなコレクション名と、あまり人とかぶらないデザインなので、今もよく身につけています。
白蝶貝の軽やかさは、黒いトップスによく映えます。タートルネックにひとつだけつけていても、スタイリングがちょっと華やいで上品に仕上がります」。
ダイヤモンドが華やかに輝く「フルーレット ネックレス」

「7粒のダイヤモンドを重ねて、小さな花冠を表現した『フルーレット』のネックレス。ヴァン クリーフ&アーペルでは100年近くの歴史を持つコレクションです。
普段持っているシンプルな一粒ネックレスと、それほどボリューム感は変わらないのですが、レーシーにセッティングされたダイヤモンドが繊細にきらめいて、華やかな印象になります。しばらくつける機会がなかったのですが、歳を重ねた今、この愛らしさと、肌に馴染むイエローゴールドがより魅力的に思えるようになりました。薄着の季節にも爽やかに映えますし、カジュアルにさりげなくつけたいですね。」。
ラッキーカラーと幸運のモチーフで、どんなシーンでも話が弾んだネックレス

編集ぴらがAさんの「ヴィンテージ アルハンブラ」ネックレスを試着! タートルネックニットに映えるエレガントな存在感にうっとり
「クローバーモチーフの『ヴィンテージ アルハンブラ』は、たまたま見た占いで『ラッキーカラーはグリーン』と書かれており、きれいな発色のマラカイトのグリーンを迷わず買った記憶があります。これも当時あまり人とかぶらなかったアイテムですね。ボリュームが小ぶりなので、ジャケットやタートルネックに合わせ仕事の時にもよくつけています。人と話していると『それいいね』とか『珍しい色だね』と言われることが多く、会話の糸口になりました。そういう意味では、今もラッキージュエリーとして現役です(笑)」。
母娘2代の宝物、モチーフがたくさんの「マジック アルハンブラ」

「タイガーズアイのバタフライ、カーネリアンのハート、マラカイトのリーフ、白蝶貝のクローバーを贅沢に重ねたブレスレット。『マジック アルハンブラ』のコレクションでしたが、今は販売していないデザインのようです。これだけカラフルなのに、身につけるとエレガントな雰囲気漂わせつつ、意外にカジュアルにも似合うところが、絶妙なバランスだと思います。
母もヴァン クリーフ&アーペルのファンで、もっと大ぶりな『マジック アルハンブラ』を持っていて、将来ちょっと狙っています(笑)。おばあさんになったら、じゃらっとしたネックレスをつけておしゃれをしたいなと思っているんです。
ひとつ買っても、また欲しくなる。ヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーの輝く個性と存在感には、いつまでも魅せられます。きっと、一生のおつきあいになると思っています」。
おわりに
年齢も立場もさまざまな「チームBAILA」。それぞれのジュエリーとのストーリーは、それぞれの個性を豊かに映し出す。
大切なジュエリーは一生のパートナー。自分らしさが輝きの中に刻み込まれてゆくもの。あなたにも素敵な出合いがありますように!
撮影/宮下昌生〈hannah〉 取材・文/久保田梓美