仕事に追われて夕食が遅い時間になったとき、消化に時間がかかるものをとると胃に負担が。消化が早くて、必要な栄養もとれる料理を料理研究家の金丸絵里加先生が提案。今回は、タンパク質がとりやすい「トマトスープ」と「ミルクスープ」をご紹介。
管理栄養士
金丸絵里加先生
料理研究家。栄養指導やダイエットアドバイスなども加えながら健康的な食生活のためのレシピを提案。『夫婦ふたりの健康を守る!シニアごはん』(エイ出版)などレシピ本も多数。
【キャベツとツナのトマトスープ】トマトはジュースを使って消化スピードUP
POINT
胃粘膜の修復を促すキャベジンが豊富なキャベツを小さく切ってミックス。身がやわらかい水煮缶のツナも消化が早め
●材料1人分
キャベツ……1~2枚
ツナ水煮缶……小1個
トマトジュース(無塩)200㎖
コンソメスープの素……小さじ1
きび砂糖……小さじ1/2(砂糖で代用も可)
塩……少々
●作り方
①鍋にトマトジュースとコンソメ、きび砂糖を入れて火にかけ、煮立ったらツナを缶汁ごと加え、塩で味をととのえる。
②一口大よりやや小さめに切ったキャベツを加えて、やわらかくなるまで煮る。
【ブロッコリーの玉ねぎミルクスープ】胃にやさしい牛乳がベースのほっこりする味わい
POINT
ブロッコリーは小さく切って煮込むと消化によい。玉ねぎは繊維を断ち切るよう、繊維に対して垂直に切ると胃にやさしい
●材料1人分
ブロッコリー……60g
玉ねぎ……1/4個
水……100㎖
コンソメスープの素……小さじ1/2
牛乳……100㎖
塩……少々
●作り方
①ブロッコリーは小房に分けさらに半分に切る。玉ねぎは繊維を断ち切って7~8㎜幅に切る。
②鍋に玉ねぎと水、コンソメを入れて強めの中火にかけ、煮立ったらブロッコリーも加えて3~4分煮て、牛乳を加え、塩で味をととのえひと煮立ちしたら火を止める。
撮影/佐々木美果 スタイリスト/河野亜紀 レシピ・調理/金丸絵里加 取材・原文/和田美穂 ※BAILA2022年3月号掲載