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【アンガールズ・田中卓志さんのお悩み相談】ひとり行動できるようになりたいのに、なかなかできない【隣の部署の田中先輩】

働く30代が抱える日々のもやもやを、一見冴えない(!?)アンガールズの田中卓志先輩にぶつける連載【隣の部署の田中先輩】第21回! 今回は、ひとり行動できるようになりたいのに、なかなかできないという悩みに田中先輩が的確アドバイス!

《今月のお悩み》ひとり行動できるようになりたいのに、なかなかできない(31歳・IT)

《今月のお悩み》ひとり行動できるようになりたいのに、なかなかできない(31歳・IT)

職場の同僚に、サクサクとひとりで旅行したり、ごはんを食べに行ったり、飲みに行っている女子がいます。とてもかっこよく見えるし、憧れているのですが、周りの視線が気になったり、寂しい思いをするのが怖くて私はできません。ひとり行動はトレーニングでできるようになるのでしょうか?

田中先輩の答え…ひとり行動ができるのも、できないのも、ともに才能!

田中さん「大丈夫!」

憧れの「ひとり行動」には向き不向きがあると思う

今回の相談者さんは、ひとり行動に憧れてはいるものの、寂しい思いをするのが怖かったり、周りの視線が気になってしまうとのことですが……。まず、そういう人にはきっとひとり行動は向いていないよね(笑)。そもそも、そういう他人の視線や意見に煩わしさを感じ、そこから離れたくて、ひとり行動を始める人が多いと思うんですよ。たとえば、登山中に見かける小さな花が気になって、自分はいちいち足を止めて眺めてしまう。でも、それは友達に迷惑をかけてしまうから「次回からはひとりで山に登ろう」と思うようになったり。旅先で友達が食べたいというソフトクリームの店に自分は食べたくないのに1時間も並ばされて、「私は自分の興味のあることに時間を使いたい」とひとり旅を始めたり。ひとりカラオケもそうだよね。「みんなで盛り上がるのがカラオケだ」と思いがちだけど、みんなと行けば選曲や周りの空気が気になって、歌いたい曲が歌えないこともあるわけで。ひとりで行けばそんなしがらみからも解放されるというか、自分の歌いたい曲を自由に思いきり歌えちゃうわけですからね。

どんな視線で見られても気にしないし、誰にどう思われたっていい。自分の好きなものを思いきり楽しみたい。ひとり行動派にはそんな人が多い気がします。たまに水族館や動物園にひとりできている人いるじゃないですか。お客さんはカップルや家族連れだらけなのに、そんなことも気にすることなく、イルカやパンダを眺め続ける。そういう人を見ると「本当に好きなんだな」って、なんだかこっちまでほほえましい気持ちになるからね。ちなみに、僕もひとり行動はわりと大丈夫。ひとりゴハンも全然平気だし、やろうと思えばやれるタイプ。ただ、向いているか、向いていないかで言ったら、完全に後者。その理由は「誰かと話したいから」なんですよ。映画館や美術館ではやっぱり「あれこうだったよね」「ここはああだったよね」と感動や感想を誰かと共有したい。一度、僕もひとり旅に憧れ、当てもないまま高速に乗って、北へと車を走らせたことがあるのですが。ひとりじゃ感想を言い合う相手もいなくて退屈だし、なんだか怖いし、すぐに東京へと引き返しましたからね(笑)。

そんな僕の経験からも「ひとり行動に憧れるなら、とにかく一度、やってみたほうがいい」と思う。その第一歩におすすめなのが挑戦しやすいひとりゴハン。ここで重要なのがドラマ「孤独のグルメ」を見てから店へ行くこと。心の中でドラマのBGMを流しながら、松重豊さん演じる主人公の井之頭五郎になりきる。ひとりゴハンをするときはたいてい、僕の中にも五郎さんがいますからね。自分には向いていないと思いつつ、やってみたら意外と楽しいかもしれないし。逆に「自分にはやっぱり無理だ」と痛感してしまうかもしれない。でも、それはそれでいいんですよ、どちらの結果になってもいいんですよ。ひとり行動ができるのも、誰かと一緒に楽しむことができるのも、両方とも素敵な才能ですからね。水族館でひとり大好きなイルカを眺め続ける時間も、「あの魚、こんなこと思っているんじゃないかな」「今、威嚇されたね、オレ」なんて隣にいる誰かと言い合う時間も、どちらも尊い時間であることに変わりはないのだから。

田中さん

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田中卓志

田中卓志


たなか たくし●1976年生まれ、広島県出身。大学時代の友人、山根良顕とお笑いコンビ「アンガールズ」を結成。「呼び出し先生 タナカ」(フジテレビ系)など多数のバラエティで活躍中。

撮影/黒沼 諭〈aosora〉 ヘア&メイク/高橋将氣 スタイリスト/高山良昭 イラスト/ますこえり 取材・原文/石井美輪 撮影協力/アワビーズ ※BAILA2024年7月号掲載

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