日中を快適に過ごすための汗ケア術って!? 制汗剤・デオドラントアイテム20選！ 美容ライターが実際にお試し＆レポート！「働く30代女性の汗ケア問題」

「外回りから戻って汗だく…」「夜の会食時に汗臭がしていないか心配…」と尽きることのない働く大人女子の汗のお悩み。仕事もアフター5も全力で満喫するための汗ケアグッズを、代謝のよい暑がり美容ライターMが実際にお試し＆レポート！

「私たち人間は、汗をかくことで体温を調節する哺乳類。脳が体の温度の上昇を察知すると汗腺に“汗を出して体温を下げなさい”と司令を出し、汗をかくことで体温を調節しています。また、体のイオンバランスを整える働きも兼ねる欠かせない機能です」（「」以下同・髙瀬先生）

「本来の汗はサラサラで臭いもあまりないものですが、汗と皮膚に溜まった汚れが合わさることで臭いが発生します。また、タンパク質やアンモニアなどを含む汗を出すアポクリン腺が集中し、汚れが溜まりやすいわきや陰部は臭いやすい傾向に。汗のこまめなふき取りが、汗ケアの要とも言えます」

「手っ取り早いのが汗をかくシーンの前に制汗剤を使っておくこと。また、保冷剤や冷えたペットボトルで太い血管が通る首やわきを冷やすことも有効です。もし日常生活に支障をきたすレベルの汗に悩まされているのなら、パースピレックスという医療用の制汗剤に頼るのも手。これは、汗腺の深部に蓋をして汗を物理的に抑える塗り薬。夏場のブライダルシーンなどで使われることもありますが、医師の診断と処方箋が必要です」

「マスキングとは、隠したいニオイに別のにおいを被せて覆い隠す（カモフラージュする）こと。汗や体臭にも有効ですが、香りによっては不快な臭いを助長してしまうケースも。においとの相性は試してジャッジしてみないと分からないもの。体臭と同じくにおいの相性が気になる人は、周りの人に聞いてみて」

「スキンケアと同様に摩擦はNG。ゴシゴシと擦らず優しくふき取るように使いましょう。汗や水分を飛ばす仕組みであるアルコールが含まれているものは、敏感肌の人には刺激になり得ることも。また、ふき取り後に日焼け止めを塗り直すことも忘れずに」

資料やPCに加えて、水分補給用のマイボトルに汗をふくタオルに…と増えた荷物の重さでもヘトヘトになりがちな夏。そこで、小さいバッグさんにも嬉しい、嵩張りにくい制汗剤やデオドラントアイテムをピックアップ！

首まわりのベタつきなどの汗ケアに特化したジェル。汗に反応してひんやりする冷涼効果も搭載されて、汗ばむ夏にピッタリ。約50回使用可能。20g 各￥874（編集部調べ）／ニベア花王

「ロングヘアを下ろしていることが多く、首まわりのジメジメと汗はもはやお友達状態なのですが、このジェルのおかげで快適指数が爆上がり。襟つきのシャツを着る日には、汗ジミの予防を兼ねてマスト使い！　首元からほのかに漂う香りにも癒されます」

処方をアップデートすることで、従来品よりも密着力と持続力がUP。さらさらパウダーが汗や皮脂を吸着し、臭いを元からケア。ふわっと透明感のある香り。（医薬部外品） 40g 各￥429・142g 各￥935（ともに編集部調べ）／ファイントゥデイ

「どの香りも主張が強すぎず噴射した際にわずかに香る程度だから、日中に付け直してもニオイが重たくならない。サラサラ効果で日焼け対策で羽織るカーディガンが肌に張り付かないところも夏に嬉しい！　40gの小サイズでスリムなので、持ち運び時に荷物になりにくいところも◎」

「香りつきの日焼け止めにリフレッシュスプレーに…と香りがtoo muchになりがちな夏に嬉しい無香性。何よりも香水の邪魔にならずに汗ケアができる！　昔は無香性だと何だか損した気になっていたけど、無香性って大人のためにあったんだ…！としみじみ。香りに制約がある職種の人にもピッタリなはず」

肌温度−5℃のクール感を味わえるドライシャンプー。メントールが汗に反応して、ひんやり感が使用後も長続き。オーガニック由来の優しい処方で、頭髪への負担も少なめ。ボディにも使用可能。115ml 各￥1430・50ml 各￥935／KOKOBUY

「頭頂部の日焼け対策として帽子をかぶっているのですが、この時期になると蒸れてしょうがない…。でも日焼けは避けたいし…。そんなジレンマに手を差し伸べてくれるのがこのドライシャンプー！　使用後もクール感がしばらく続いて快適。小サイズ（50ml）は嵩張らないし、￥1000以下で真のプチプラ！」

「お手洗いに行った際に、トイレットペーパーに吹きかけてふき取るだけで不快感が一掃。この使い方ならそのまま水に流せるから、使用後のシートの捨て方に迷うこともなく便利。一見デリケートゾーン用アイテムとは思えないシンプルでおしゃれなデザインも100点！」

「炎天下の新製品発表会めぐりからオフィスに戻る頃には、靴の中がジメジメして気分もどんより。そんな時にスプレーすると、ひんやり感触でさっぱり＆サラサラの足に。ストッキングや靴下の上から噴射しても白くならないから、サンダル＆レースの靴下の日もガンガン使っています♪」

ひんやり爽快成分と制汗・デオドラント成分が肌に密着する処方で、クール気分を味わいながらニオイの元のブロックケアができる。広範囲にスプレーできるミストノズル。（医薬部外品） 145ml 各￥768（編集部調べ）／ファイントゥデイ

ひんやり爽快成分と制汗・デオドラント成分が肌に密着する処方で、クール気分を味わいながらニオイの元のブロックケアができる。広範囲にスプレーできるミストノズル。アイスタイプ。（医薬部外品） 145ml 各￥768（編集部調べ）／ファイントゥデイ

「中高生時代はスクバの中でキャップが外れて大惨事…がもはやいい思い出のシーブリーズが、スプレーノズルになって新登場していて久々の再会を果たしました♡ 申し分のないクール感と制汗力で、ロングセラーアイテムってやっぱりすごい！という感動もひとしお」

「『絞れるのでは！？』というレベルに汗をかいてシャツの張り付きが気になるデコルテまわりがサラサラになってスッキリ。ワンタッチで簡単に開く蓋も、￥2000以下の豪快に使っても罪悪感のない価格設定も好き。夏場のプチギフトとしても喜ばれそう♪」

「目が覚めるような清々しい香りとクール感で、暑さでだれた肌も気持ちも引き締まります！　メッシュ構造のシートで、汗や皮脂汚れが根こそぎOFFできている実感も◎。これが限定品なんて…。売り切れる前にストックを買わねば（泣）」

「蓋を開けた瞬間に鼻腔をくすぐるフレッシュな香りでまずは一息。パウダーを含まず白残りしないので、黒いシャツの日も安心して使えます。髪にも使えるので、ドライシャンプーを使ったあとのふき取りシートとして使うことも」

「レモンとライムのほろ苦い香りがなんともおしゃれ！　整肌成分と保湿成分も配合されているから、リフレッシュ感覚で保湿もできちゃう…なんてスゴすぎる！　仕事に煮詰まったときに、頭皮とボディにスプレーしてから冷房の下に移動して涼をとってリフレッシュしています（笑）」

「冷房が利いたオフィスに戻って汗が蒸発して冷える…そんなシーンでも使いやすいマイルドなクール感。あまりないビターな香りにもどハマり♡ ミントやメントールが配合されているので、アウトドアシーンにも◎」

「高らかなクールな香りと冷感で、気分のジメジメも晴れるよう！　もうひと頑張り！という踏ん張り時に使うと、暑さでOFFになりかけた気分のスイッチがONに。冷房で乾燥しがちな肌の保湿にも重宝するし、スタメンアイテムに仲間入り。ベタつきが少ない後肌も◎」

「ブランド初のボディコロンという目新しさも、肌にスッとなじむ使い心地もサラサラの後肌も、そして淡いようでいて深さのあるウッディーな香りもすべてが好き♡ 涼しげな見た目もおしゃれ！　数量限定品とのことで、早速ストックをポチりました♡」

「せっかくの待ちに待ったディナーなのに、日中のバタバタと汗で髪がペタンコ…というときに頼っているのがこのドライシャンプー。海藻のようにおでこに張りついた前髪も、へたったトップの髪の毛もふんわり元通りに。頭髪のニオイケアとセットが一気にできて最高の時短アイテム♡」

「『本当は1回帰ってシャワーを浴びてから、遊びに行きたいのに（泣）』そんな時のSOSアイテム。1日頑張った勲章では！？と思える汗によるベタつきがしっかりOFFできてスッキリ。大容量なので、2枚3枚と使っても罪悪感ゼロ！　夏場の汗対策グッズとしてはもちろん、非常用にストックしておくのもいいかも」

汗を乾かしてくれる「高蒸散パウダー」がたっぷり詰まった液が、かいた汗をリセット。1枚で全身をふける230×200mmの大判サイズ。全5種 20枚入り 各￥550（編集部調べ）／花王

「汗を乾かしてくれるパウダーのおかげで、使用後にまた汗をかいてもサラサラ肌が長続き。冷房の利いたオフィスから夕方の熱気が立ち込める街に繰り出しても、肌がサラサラで快適！　コンビニで見かけることも多く、切らしてしまっても出先で買える！という安心感も頼もしい」

「バッグにスリムに収まるコンパクトサイズで、どこでも衣類にシュシュっとできて便利。Tシャツなどの着替えを何着も持ち歩くわけにはいかない問題は、このスプレーで解決！　香水未満のさりげない香りだから、柔軟剤や香水とにおいが混ざらないところも◎」

「バッグに押し込んでついたカーディガンのシワがパキッと戻って感動！　雨続きで今すぐには洗って乾かせないジャケットの応急ケアにも重宝しています。ジェンダーレスに使える香りとスペックだから、シェアコスメとしてもよさそう」

今回は、日中のお仕事タイムに汗の臭いを気にせずに過ごすためのアイテム20個をご紹介しました。営業まわりやお昼のランチへと炎天下に出るシーンが多い分、どうしてもつきまとう汗問題ですが、制汗剤やデオドラントグッズをうまく使うことで日常の快適度が瞬く間にUP！　色々と試した中で、ドライシャンプーや汗ふきシートは、夏場のみならず災害時の非常用グッズとして持っておいてもよさそう！？という気づきもありました。ぜひ皆さんも試してみてくださいね。

取材・文／三上六花