音楽好きの編集Kが、バイラ読者におすすめの音楽をご紹介。今回は、マルーン5の4年ぶり7作目のアルバム『ジョーディ』をピックアップ! 日本盤には大ヒット曲のライブ音源も収録されているので要チェックして。
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編集K
ついに藤井風ブームが到来した音楽好き編集K。特に「罪の香り」と「青春病」が大好き。
日曜の朝、雨が降っていると思い出す。ラジオからメロディが聞こえてきたら口ずさんでいる。特別にファンじゃないのに、なんだかふとしたシーンや人生の中の思い出とセットになっているバンド代表ことマルーン5(のっけから超個人的見解ですみません)。誰の人生にも顔を出し、ほとんどの人が一度は彼らの音楽を聴いたことがあるといっても過言ではない、ある意味最強な彼らが4年ぶりに待望の新作をリリースします。
コロナ禍で幼い二人の子どもと過ごす時間を幸せに感じていると語るアダム・レヴィーンを中心に、バンドが聴く者への癒しや安らぎ、休息を願って作り上げた一枚は、ここにきてまたバンドの新たな一面を垣間見るような作品に。そしてタイトルの「ジョーディ」というのは2017年末に急逝したマネージャーの名に由来するもの。永遠の喪失と彼への永遠の称賛といった側面も持つ本作はいつもよりも温かい、そんな一枚です。
『ジョーディ』
マルーン5
¥2750(国内盤)/ユニバーサルミュージック
4年ぶり7作目のアルバム。コロナ禍の人々への安らぎを念頭に置いた「ノーバディーズ・ラブ」や、バンドが得意とするラブソング、そして日本盤には大ヒット曲のライブ音源の収録も。
マルーン5
L.A.にて結成。’02年のデビューAL『ソングス・アバウト・ジェーン』がロングヒット。以降もコンスタントにヒットを飛ばし、全世界でのトータルセールスは1億1000万枚を超える。
イラスト/ユリコフ・カワヒロ ※BAILA2021年7月号掲載