海外ドラマに詳しいライター・今 祥枝と編集・ぴらが、働く女性におすすめのドラマをピックアップ! 今回は、バイラ世代に見てほしい!とイチ押しのドラマ「オー・マイ・ベイビー」をご紹介。結婚せず子どもだけ産みたいと切望する39歳のチャン・ハリと、3人の男性の四角関係はトキメキと働く30代女性のあるあるがいっぱいです。
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今 今回は韓流好きなぴらさんが、バイラ世代に見てほしい!とイチ押しのドラマ「オー・マイ・ベイビー」をご紹介。結婚せず子どもだけ産みたいと切望する39歳のチャン・ハリと、3人の男性の四角関係はトキメキと働く30代女性のあるあるがいっぱい。
編集ぴら(以下ぴら) 登場人物みんなに愛があって、全話観終わったあと、温かい気持ちになりました。もちろん完璧な人たちではないのだけれど、それぞれ人を大切に思う気持ちがあって魅力的。誰に対しても真摯に向き合うハリだからこそ、「まじめにやってきたのに、結婚は努力じゃどうにもならなかった」というセリフが説得力を増していました。
今 主演のチャン・ナラの等身大の演技も含めて共感ポイントが多いよね。
ぴら 晩婚や高齢出産が一般的になっていますが、やはり体の構造上のタイムリミットとどう向き合うのかは、あらためて難しいものがあるなと思いました。ハリはずっと生理痛が重く、子宮内膜症で手術が必要と医師から告げられますが、もっと早めに病院にかかっていたら結果は違ったのかもしれないなとも。最近は、生理痛は我慢をするものではなく治療をするものという考え方が広まってきていますが、ハリの世代はまだまだ我慢することに慣れてしまっている気がします。
今 女性の不妊だけでなく男性側の不妊が描かれているのもいいです。
ぴら 育児も不妊治療もそして恋愛も、片方だけが頑張る関係はうまくいくわけがないですよね。それを過去の経験からよくも悪くも学んでいる大人たちの空回りしまくりの恋愛模様は、クスッと笑えつつ、胸に響くものがあります!
©Capital Pictures/amanaimages
「オー・マイ・ベイビー」
育児雑誌の記者チャン・ハリは、大の子ども好き。だが子宮内膜症と診断され、39歳の自分が自然妊娠できる確率は低いと知り、医師の宣告どおり、手術前の6カ月以内の妊娠を試みる。ハリは異なるタイプの3人の男性を候補として、悩みながらも自分の幸せを探していく。主演は「皇后の品格」のチャン・ナラ。共演は「熱血司祭」のコ・ジュン、『SEOBOK/ソボク』のパク・ビョンウン、チョン・ゴンジュほか。
Netflixで全16話が配信中
イラスト/ユリコフ・カワヒロ ※BAILA2022年10月号掲載 ※配信情報は記事掲載時点のもので、変更になっている場合や、配信が終了している場合があります。