#私立恵比寿中学【WEB限定カット】世代ギャップを強みにする方法を #エビ中 に聞いてみた【まとめ】

「私立恵比寿中学」通称“エビ中”は今年で結成から14年、メジャーデビューから11年を迎えた10人組アイドルグループ。

“永遠に中学生”をコンセプトに活動し、最長14～9年のキャリアをもつ20代の5人と近年新たに加入した10代の5人が、年齢やキャリアの差さえも強みにしそれぞれが自分らしく輝く“エビ中”。
世代や経験値にギャップのあるチームで働くことの多いBAILA世代が知りたい、いいチームづくりのヒントを取材しました。

ここでは、メンバー10人のソロカットをWEB限定バージョンでお届けします。
BAILA7月号掲載カットバージョンと、ぜひ両方チェックしてください♪

キャリア14年の最年長の26歳、真山りかさんから、11歳離れたメンバーまで世代差のある10人が在籍。
出席番号3番 真山りかさん、5番 安本彩花さん、7番 星名美怜さん、11番 小林歌穂さん、12番 中山莉子さんの5人はグループの変化をともに乗り越えた20代。
そこに2021年、22年のオーディションを経て加わったのが出席番号13番 桜木心菜さん、14番 小久保柚乃さん、15番 風見和香さん、16番 桜井えまさん、17番 仲村悠菜さんの10代5人。

＠BAILAだけの限定公開、10人集合カット！　

多彩なアーティストの提供楽曲とパワフルなライブパフォーマンスに定評がある“エビ中”が
今、輝きを増すチームである秘訣はなに？
10人でひとつのチームになれたのはなぜ？　

エビ中にとっての年齢差って？

メンバー10人の＠BAILA限定ソロカットと、それぞれが答えてくれた「いいチームである理由」をお届けします。

真山りかさんが考えるエビ中がいいチームである理由は…

“奪い合う”のではなく
“認め合う”から。
そして見守ってくれるファンがいるから

ドレス（参考商品）／チハルエガミ　イヤリング￥2640／サンポークリエイト（ミミサンジュウサン）　バングル￥63800／バウゴヘイアン　靴￥11990／チャールズ＆キース ジャパン（チャールズ＆キース）

安本彩花さんが考えるエビ中がいいチームである理由は…

妹メンバーの加入で
あらためて自分らしさや
成長したことを実感できて
自信につながりました

ドレス￥44000／マイクロウェーブ　パンツ￥46640／ススプレス（オウシーナン）　イヤリング￥2970／サンポークリエイト（アネモネ）　バングル￥7700／ソムニウム　靴￥8200／チャールズ＆キース ジャパン（チャールズ＆キース）　

星名美怜さんが考えるエビ中がいいチームである理由は…

リーダーがいない分
お互いを尊重するし
ゴールを決めないから
可能性が無限大に！

ジャケット￥26400／マイクロウェーブ　スカート￥14080／コウズ リック クロ（シスタージェーン）　ネックレス￥1870／サンポークリエイト（アネモネ）　イヤリング￥14300／ススプレス（タルパ）　靴￥19250／ダイアナ 銀座本店（ダイアナ）

小林歌穂さんが考えるエビ中がいいチームである理由は…

お互いの強みを認めて
足りない部分を補う！
それぞれにちゃんと“持ち場”があるから

ワンピース￥21780／コウズ リック クロ（シスタージェーン）　イヤリング￥14960／ソムニウム　リング￥19800／フォーティーン ショールーム（シズクイロ）　

中山莉子さんが考えるエビ中がいいチームである理由は…

お世辞抜きに
お姉さん３人（真山・星名・安本）の人柄がいい！
超いいバランスです

ニット￥22000／スローン　イヤカフ￥8800／ソムニウム　

桜木心菜さんが考えるエビ中がいいチームである理由は…

お姉さんから知識を
同期から安心感を
後輩から責任感をもらえる、信頼関係

イヤリング￥2640／サンポークリエイト（アネモネ）　靴￥11990／チャールズ＆キース ジャパン（チャールズ＆キース）　

小久保柚乃さんが考えるエビ中がいいチームである理由は…

経験の差があることで

刺激を受けるし
自分の世界や視野も
広げてもらえる！

エプロンドレス￥26400・ビスチェ（参考商品）／マイクロウェーブ　イヤリング￥3960／ススプレス（タルパ）　バングル￥1980／ゴールディ　靴￥8500／チャールズ＆キース ジャパン（チャールズ＆キース）

風見和香さんが考えるエビ中がいいチームである理由は…

さいたまスーパーアリーナに立つという
ひとつの大きな目標を
全員で共有しているから

トップス￥15180／コウズ リック クロ（シスタージェーン）　カチューシャ￥23100／ザ ヘア バー トウキョウ（ジェニファーベア）　イヤリング￥8910／ソムニウム　リング￥13200／フォーティーン ショールーム（マム）

桜井えまさんが考えるエビ中がいいチームである理由は…

オフのときには
お姉さんたちも私たちと一緒に
はしゃいでくれるんです

イヤリング￥3630／サンポークリエイト（ミミサンジュウサン）　靴￥16500／ダイアナ 銀座本店（ダイアナ）

仲村悠菜さんが考えるエビ中がいいチームである理由は…

10年以上経験の差がある先輩に
教えてもらうことで、
自分がより早く成長できる

シャツ￥15180／コウズ リック クロ（シスタージェーン）　イヤリング￥2090／ゴールディ　リング￥24200／アグ　靴￥8900／チャールズ＆キース ジャパン（チャールズ＆キース）

包容力抜群の頼れる最年長・真山りかさん（26歳）と、“エビ中の心臓”と評されるエモーショナルな歌声が持ち味の安本彩花さん（24歳）は、ともにキャリア14年。
様々な歴史をともに歩む二人が語る、エビ中の今とこれからのこと。

—— ファンへの愛情とパフォーマンスの熱量はしっかり受け継いでほしい

—— 妹ちゃんたちのおかげで自分自身も大人になれている

真山　それはもちろんあります。私は’96年12月生まれなので、一人だけZ世代じゃなくて（笑）。ただ、メジャーデビューをするときにダンスの先生に言われたんです。「ここからはプロとして過ごすんだよ」って。年齢が違っても、同じステージに立つ上では対等だし、あまり気にしてはいません。

安本　悩んでいる下の子たちにアドバイスをするためにも、まずは自分としっかり向き合いたい。後輩がいることで自分も大人にさせてもらっている感覚。年齢や経験の差はプラスに働くこともいっぱいあると思います。

真山　ファンの皆さんに対する愛情やライブに向かう姿勢、熱量ですね。
もともと私たちは“キレのないダンスと不安定な歌唱力”というキャッチフレーズで活動していましたが、ここまで長く続けてこられたのは、一回自分たちを壊してパフォーマンスの質を上げたから。
可愛さだけで勝負ができないのが今のアイドルだし、本物になるにはそれ相応の努力をしなければいけないと強く思っています。そのために、経験の差からくる間違いなどは、しっかり伝えるようにしています。

安本　年長組の中で（小林）歌穂ちゃんはライブのスタッフさんに「どうやって新人教育してるの？」とインタビューしたみたいです。（星名）美怜ちゃんも同世代の社会人の友達に後輩との接し方を相談したそう。同じ経験をしている働く大人は周りにいっぱいいるから、そのことも心強かったです。

真山　基本的に、私たちが直接妹メンバーに意見を伝えることはないんです。第三者を介したほうが関係性としてスムーズなので、マネージャーさんにお願いするようにしています。

安本　そうだね。スタッフさんを含めてエビ中というチームだから、メンバーだけで悶々とすることはないかも。

真山　これまでエビ中はあえて目標を掲げてこなかったんです。でも世代間ギャップができたときに、「グループがひとつになるための目標を立ててほしい」と、年上メンバーからスタッフさんにお願いしました。大人と考えたほうが話が早いし、私たちのモチベも上がる。そこで初めて、さいたまスーパーアリーナに立つという目標を設定しました。

安本　やっぱり流行の最先端にいるから。新しい風だよね。TikTokでの発信とかもそうだし、エビ中を知ってもらえる要素をたくさん持ってる。

真山　確かに武器が増えたよね。ただし、そこに媚びるのも違うと思っていて。経験を積んだ今の年齢のよさや、新しいものを私たちなりにアレンジする力も、きっとあると思うんです。

安本　エビ中のよさは素直なこと。オーディションでも素直さをすごく意識して見ていたんです。

真山　私たちも本当に素直な子どもで、反抗期もあったよね（笑）。協調性ばかりじゃ面白くないし、年上に合わせすぎたら新メンバーを入れた意味がない。

安本　妹ちゃんたちにはありのままでい続けてほしいし、自分にしかない世界を見つけてほしいです。

真山　私立恵比寿中学という名前はあるけれど、きっと彼女たちは今後、私たちと違うアイドルになっていくと思います。パフォーマンスの質は落としてほしくないけれど、誰の意見にも惑わされず、自分らしいアイドル像を貫いてほしいと思っています。

ダンスが得意でグラビアにも挑戦している’21年加入の桜木心菜さん（17歳）と、最年少世代の一人、’22年に加入した仲村悠菜さん（16歳）は、妹メンバーの中でも先輩・後輩コンビ！　
新しい風を吹かせる二人が見つめる、エビ中の未来とは？

——みんなで一緒にパフォーマンスすることが初めて楽しいと思えた

——意見をはっきり伝えるとちゃんと認めて褒めてくれる

桜木　初めはもちろん緊張しましたが、プライベートでは年齢差を感じないくらいめちゃくちゃ優しくて。今は自分からお姉さんたちをいじることも（笑）。

仲村　私が加入してから強く感じたのは年齢差よりも経験差でした。パフォーマンスの高さを評価されているグループなので、ついていけるか不安で。でもレッスンではちゃんと私たちのことを見てくれるし、プライベートではごはんに連れていってくれたり。すごく気にかけてくれて嬉しかったです。

仲村　「遠慮せずにガンガン来ていいよ」と言ってくれるし、自分の意見を言うとちゃんと褒めてくれるので。お姉さんたちのおかげです。

桜木　歌割りに関しても、お姉さんメンバーの担当だった部分を「ココユノノカ（桜木、小久保、風見）で挑戦したいです」と伝えたことがあります。とても大切な曲のパートなので戸惑ったと思いますが、私たちの意見をちゃんと聞いてくださって。最終的に任せてもらえたときは嬉しかったです。

桜木　はい（笑）。「誰にも負けねーぞ」って気持ちでした。加入前はソロでダンスのコンテストに出場していたので、一番になりたいという思いが強くて。でもエビ中に入ってから初めて、みんなと一緒にパフォーマンスすることがこんなに楽しいんだと思えたし、コミュニケーションのとり方や礼儀なども色々教えてもらえて。かたくなだった心が解き放たれた気がします。

桜木　今は横一列になって10人で頑張っている感じがしますね。

仲村　5人のお姉さんメンバーはもちろん、私にとってココユノノカちゃんも先輩に当たるのでまだまだ……。

仲村　それはあります。ココユノノカちゃんがいてくれることが心強いし、精神的な支柱になっています。

桜木　私たちが加入してすぐは、どうしてもお姉さんたちに頼りきってしまう瞬間があって。でもエマユナ（桜井、仲村）が入ってきてから妹5人で武者修行フリーライブをやらせていただいたし、5人の絆も深まったと思います。

仲村　私はエビ中に入る前の推しが真山さんだったので、真山さんみたいになりたいと思っていました。でも妖艶さや大人っぽさが自分にはなくて。ボイトレの先生にも「かっこいい系を目指すよりも、サイズ感的に可愛い系を目指したほうがいい」と言われました。徐々に自分らしさを見つけて、唯一無二のメンバーになれたらと思っています。

桜木　私が加入したことによって、お姉さんメンバーもヘソ出しをしたり、ちょっとセクシーを意識してくれるようになった気がします（笑）。そういう意味では新しい風を吹かせられたかも。「もっと売れるぞ！」という思いは、妹メンバーも相当強いよね。

仲村　さいたまスーパーアリーナが目標ですが、妹メンバーはみんな、その先にドームを目指しています。

桜木　お姉さんたちがもともと持っているパフォーマンスの強みにプラスして、ココユノノカのハングリーさ、エマユナの歌唱力が合わさったら、最強のグループになるはず。まだまだ上を目指して突き進んでくつもりです！

2023年5月3日に発売された4年ぶりのシングル『kyo-do?』。

リードナンバー「kyo-do?」はアイドルソングに定評のあるヤマモトショウ氏が手がけ、可愛さが際立つ世界観と、「今日どう？」から「共同」、「共闘」、「強度」と韻を踏むエンパワメントな言葉遊びが楽しい楽曲。メンバーカラーの衣装と、制服風の衣装に身を包んだ、青春ドラマ仕立ての”エビ中史上最も可愛い”ミュージックビデオも必見。

撮影／tAiki　ヘア＆メイク／伊達ともえ・もとこ・MIU・斉藤 弓・葉っぱ〈KIND〉　スタイリスト／辻村真理　取材・原文／松山 梢　撮影協力／スタジオ バスティーユ　※BAILA2023年7月号掲載　※記事内に表記のないアイテムはすべてスタイリスト私物です