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世界各国でハマる人が続出中! ドイツ発のミステリー『汚れなき子』をレビュー【海外ドラマナビ】

海外ドラマに詳しいライター・今 祥枝と編集・ぴらが、働く女性におすすめのドラマをピックアップ! 今回は、ドイツの新鋭作家ロミー・ハウスマンによる同名ベストセラー小説をベースにドラマ化した『汚れなき子』をレビュー。秋の夜長におすすめの作品をぜひ!

ナビゲーター

今 祥枝&編集ぴら

今 祥枝&編集ぴら


今 祥枝(左)●『小説すばる』で「海外ドラマ考現学」を連載中。
編集ぴら(右)●最新シリーズが何もかも豪華すぎると聞いて「マーダーズ・イン・ビルディング」を視聴開始。

秋の夜長に一気見したい、ドイツ発のミステリー

 監禁から逃げ出して事故に遭い、意識不明の女性を調べるうちに、13年前の未解決失踪事件の恐ろしい真実が明らかになるミステリー。世界各国でハマる人が続出中の、ドイツ発のリミテッドシリーズです。

編集ぴら(以下ぴ) 久しぶりに一気見しました! 最初は女性の娘だという少女ハンナが話す情報から、なんとか状況を推理しようとするのですがまったくつかめず、見進めるうちに、事件はそんなに単純なものではなかったということがわかっていくのが面白い。毎話、今までにあった謎が解決し、新たな謎が増え……と勢いよく進んでいくので、もう次が気になって再生する手が止まりませんでした!

 登場人物たちの誰もが、もしや……⁉と思う怪しさにも、ひと味違う気持ちの悪さもあって、最後までうまく視聴者を翻弄してくれる。

 犯人の独りよがりで身勝手な動機に腹が立つのは当たり前なんですが、13年前に失踪したレナの父親や長年事件を追う刑事もまた独善的で。男性たちに、どこか犯人に通じるものを感じて複雑な気持ちに……。

 だからこそ、女性の描写にはぐっとくるものがあるんだよね。

 主人公の女性が自分の人生を自分で決めたラストは、肯定はできないけれどカタルシスがありました。

 欧州の陰鬱系サスペンス好きとしても大満足。

ぴ しっかり見ておかないと伏線回収を見逃してしまいそうになるので、全6話一気見をおすすめします! ドラマオリジナルキャラがいたり、原作との展開の違いがあるらしいので、ドラマを見終わった今、原作小説を読みたくなっています。

 原作との比較も面白そう。秋の夜長にぜひ!

「汚れなき子」Netflix シリーズ 独占配信中

「汚れなき子」
ドイツの新鋭作家ロミー・ハウスマンによる同名ベストセラー小説をベースにドラマ化。交通事故に遭った女性レナと娘のハンナが、救急車で搬送される。ハンナの証言から、二人はハンナの弟ヨナタンと一緒に男に監禁されていたことが発覚。捜査が開始されるなか、レナが13年前の失踪事件の被害者である可能性が浮上する。9月7日の配信開始直後に、Netflix全世界ランキング1位に輝いたリミテッドシリーズ(全6話)。

Netflix シリーズ 独占配信中

イラスト/ユリコフ・カワヒロ ※BAILA2023年12月号掲載 ※配信情報は記事掲載時点のもので、変更になっている場合や、配信が終了している場合があります。

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