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三山凌輝さん「グループで音楽活動をするとは思っていなかった」自分の直感を信じて歩んできた道〈インタビュー後編〉

連続テレビ小説「虎に翼」で主人公の弟・直明役を演じ注目を集めた俳優の三山凌輝さんは、BE:FIRSTのRYOKIとしても活躍するマルチな才能の持ち主。自分のキャリアをパワフルに切り拓いてきた、ポジティブなマインドの秘密に迫ります。

三山凌輝
「『虎に翼』の直明役は人生の宝物」三山凌輝さんが語る、俳優としての新境地〈インタビュー前編〉
三山凌輝

三山凌輝


1999 年4月26日生まれ、愛知県出身。俳優としてデビューし、2021年からはBE:FIRST のメンバーRYOKI としても活動をスタート。主な出演作に、映画『HIGH&LOW THE WORST X』、ドラマ「往生際の意味を知れ!」、「生理のおじさんとその娘」、連続テレビ小説「虎に翼」などがある。

映画『誰よりもつよく抱きしめて』
鎌倉の海沿いの街で同棲する、絵本作家の水島良城(三山凌輝)と書店員の桐本月菜(久保史緒里)。互いのことを大切に思い合っているものの、強迫性障害による潔癖症を患う良城は、恋人の月菜にも触れることができず、手をつなぐことすらできない日常が続いていた。二人の溝が次第に深くなっていくなか、月菜の前に、恋人と触れ合っても心が動かない男・イ・ジェホン(ファン・チャンソン)が現れる。新堂冬樹の純愛小説を映像化。

三山凌輝さん 映画『誰よりもつよく抱きしめて』公開記念インタビュー〈後編〉

演じた作品で主題歌を歌えることが嬉しかった

三山凌輝

──主演映画『誰よりもつよく抱きしめて』の主題歌は、三山さんも作詞に参加したBE:FIRSTの「誰よりも」です。

もともとSKY-HIさんが「主題歌やれたらいいな」と話していたんですけど、実際に決まったのは撮影が終わってから。僕的にもありがたかったですし、「やるならもちろん僕が歌詞を書きます」と伝えました。

SKY-HIさんと歌詞を共作したのですが、役として見た景色や感じたことを言葉にしてちりばめることができました。自分が演じた作品で主題歌を歌えるなんて、誰しもができる経験じゃないし、作品を彩るもうひとつの大切なピースとして携わることができたことはすごく嬉しかったです。

実は曲をつくってくださったのが、内田監督と出会わせてくれたこの映画のプロデューサーでもあるんです。EXILEの「時の描片〜トキノカケラ〜」も作詞・作曲した宮地(大輔)さんという方で、本当にいいご縁をいただけたと思います。

──俳優とアーティストは、ご自身の中でどのように使い分けていますか?

アプローチが違うだけで、どちらも表現するという意味では同じ。結局は自分がやっていることなので、そこは変わらないです。俳優の場合は頭を使って細かく役に寄せていくことが面白いし、計算しつつも自分の本能を出す瞬間もあります。

逆にアーティストのときは、素の自分をそのまま出しているかというと、やっぱり誇張している部分もある。アーティストのRYOKIが役のように降ってくることもありますし、その瞬間の感情を最大限パフォーマンスにぶつける面白さがありますね。

三山凌輝

自分にしかできないことを表現したい

──話題作への出演が相次いでいますし、BE:FIRSTとしてもワールドツアーの開催など、人気も注目度も増していると思います。その分、背負う責任も大きくなると思いますが、置かれた状況にプレッシャーを感じることは?

ないですね。これまでの人生や考え方、信念などが必然的にお芝居やパフォーマンスにつながっていくと思いますし、人間力が表現にもつながる職業だと思うんです。そういう意味でも僕は唯一無二でいたいと思っています。

自分だからこそ請け負えるものがありますし、自分にしかできないことを表現したいという気持ちが強いので、ご縁を紡ぐことができたお仕事は、しっかりと向き合ってまっとうする覚悟を持っています。

もちろん辛いときもあるけど、お芝居をしている瞬間やステージに立っている瞬間が何よりも好きなので。

──アーティスト活動を通して、俳優としての表現の幅も広がったのでは?

それはあると思います。人生面白いですよね。僕はグループで音楽活動をするとは思っていなかったので。自分が描く未来予想図にはなかったけれど、「何が起こるかわからないものに乗っかってみよう」と思ったのは自分の直感。感性を信じてよかったと思います。

──BE:FIRSTのオーディションを受けることになったきっかけは、俳優のお仕事がストップしたコロナ禍が影響しているとか?

みんなが家にこもっていた時期だったので、自分で映像をつくれば見てもらえるチャンスだと思ったんです。もともと音楽は好きだったので、歌やダンス、言語を含めて、僕ができる限りの表現を注ぎ込んだMVを自主でつくりました。それを後にSKY-HIさんが見てくれたことが、アーティスト活動につながっていきました。

三山凌輝

違和感は次に踏み出すチャンス

──BAILAの読者も、これまで歩んできたキャリアについて一度立ち止まり、転職や独立など別の道について可能性を模索する人が多い年齢です。

すごくわかります。現状に行き詰まるとか、窮屈さを覚えることって僕は悪いことじゃないと思うんです。その違和感は、次に踏み出すチャンスを与えられていることと同じだと思うから。あとはもう自分を信用してあげるだけ。シンプルに人生は一度きりですからね。

それまで学んできたことや向き合ってきたこと、経験や実績は全部自分の力になっているし、ひとつも間違いなんてないと思います。それを次のステージにどう生かすか、だけ。目の前のことだけで判断するのではなく、広い視野で見てあげればいいんじゃないかなと思うんです。

──仕事の悩みは人間関係の悩みと直結している場合もあります。コミュニケーション能力の高い三山さんからアドバイスは?

自分がチャレンジしたいことになかなか踏み出せない場合は、環境を変えるのが一番だと思います。自分の人生の応援をしてくれる人との関係を大切にしていく。

そもそも熱を持った人間には絶対に共感してくれる人がいるはず。ソリの合わない人と無理してつきあうよりも、共感したり自分を理解してくれる人たちに心から感謝しながら、頼ったり、助けたり、大切にしあったりしていくことのほうがずっと大事だと思っています。

「“虎に翼”の直明役は人生の宝物」三山凌輝さんが語る、俳優としての新境地〈インタビュー前編〉

映画『誰よりもつよく抱きしめて』

映画『誰よりもつよく抱きしめて』

2月7日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:アークエンタテインメント
出演:三山凌輝、久保史緒里(乃木坂46)、ファン・チャンソン(2PM)、穂志もえか、永田凛、北村有起哉、北島岬、竹下優名、酒向芳
©2025「誰よりもつよく抱きしめて」HIAN /アークエンタテインメント

映画『誰よりもつよく抱きしめて』公式サイト

撮影/岡本俊 ヘア&メイク/西村裕司 スタイリスト/朝倉 豊 取材・文/松山梢 構成/渋谷香菜子

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