高い演技力と天才ビジュアルの持ち主、チャ・ウヌ!
そのビジュアルから「顔面国宝」「顔天才」と呼ばれているチャ・ウヌ。外見だけではなく、高い演技力で「演技ドル」としても名高いんです。今回はそんな彼の魅力が存分に楽しめるドラマ6本をピックアップ。気になるものから観るもよし、時系列順に観るもよし、チャ・ウヌ沼に存分にはまってみては?
※記事発信時点での情報のため、最新情報は公式サイト等でご確認ください
韓ドラマニアのライターがおすすめ!

ライター
KAORU
Kカルチャー・旅・お酒・漫画・音楽・スポーツ観戦好きのライター。ドハマりしたK沼が旅沼に直結し、年数回は海外へ。2025年はソウル、シアトル、ソウル、台北へ。2026年はソウル、ソウル、台北、ソウルを予定。

ライター
YUKI
K-POPアイドル、俳優にインタビューを行うフリーランスライター。TOPIK6級取得。
CONTENTS
チャ・ウヌ初の時代劇に挑戦!『新米史官ク・ヘリョン』

『新米史官ク・ヘリョン』
全20話
出演:チャ・ウヌ、シン・セギョンほか
Netflixシリーズ「新米史官ク・ヘリョン」独占配信中
あらすじ
自由と本を愛するク・ヘリョン(シン・セギョン)と、梅花(メファ)のペンネームで密かに執筆活動を楽しむ王位継承序列第2位の王子イ・リム(チャ・ウヌ)。2人は偶然街の貸本屋で出会うが、相手が梅花だと知らないヘリョンは本人の前で作品を酷評してしまう。その後、宮廷のすべてを記録する“女性史官”の試験に合格したヘリョンは、宮中でリムと再会する。
ここが見どころ!
チャ・ウヌにとって初の時代劇となった本作。劇中では、宮廷で幽閉されるように暮らしている王子を演じています。
まず目に飛び込んでくるのは、その見目麗しい韓服姿。立派な太眉が韓服とマッチして王子の気品を漂わせています。『女神降臨』などの現代劇のチャ・ウヌも素敵ですが、時代劇もこんなにしっくりくるとは! と驚きました。ひたすらに美しい!
時代劇は歴史を知らないとストーリーについていけないかも……というイメージを持つ人もいらっしゃるかもしれませんが、本作は時代劇の重厚感もありながら、パステルトーンの韓服が多く登場する華やかで幻想的な映像が美しく、ビジュアルからでもすっとなじめる作品に仕上がっています。

淡い色合いの韓服がチャウヌの爽やかなイメージにぴったり。

韓服も完璧に着こなす抜群のスタイル。
王から冷遇されて宮中の僻地に追いやられても、純粋に真っすぐ生きるリム。クールな役を演じることが多いチャウヌですが、本作ではちょっぴりわがままであどけない“箱入り息子”をチャーミングに演じています。(正しくは宮廷に閉じ込められていたのだけど)
巷では人気恋愛小説家・梅花のリムですが、実は恋愛経験ゼロ。お世話係から宮中の恋愛話や豆知識を聞いて本を書いています。そんな恋愛初心者のリムだから、ヘリョンのことを好きになってからもお世話係に「これって僕のこと好きってこと?」と確認したり、好きな気持ちが全部顔に出ちゃったり、なのに素直になれなかったりと、と~ってもピュア! お姉さんなヘリョンと年下男子のリムの“年の差恋愛”は、心臓がいくつあっても足りないほど胸キュン要素満載です♡。

お忍びで訪れた貸本屋でヘリョンに一目ぼれするリム(チャウヌ)。

ヘリョンは許嫁との結婚を破談させ、史官を目指す(シン・セギョン)。
もう一つの見どころは、朝鮮王朝初の女性史官として奮闘するヘリョンの「お仕事」。
史官とは、宮廷で起こるすべての出来事を一語一句逃さず記録する職業。“もし朝鮮王朝時代に女性の史官がいたら?”という斬新な設定のもと、まだ男尊女卑が根強かった時代に男性社会である宮廷で史官となったヘリョンが、古い考えを打ち破ろうと奮闘する姿を描いています。
ヘリョンを演じるのは、『六龍が飛ぶ』(2015)、『それでも僕らは走り続ける』(2020)などへの出演で知られるシン・セギョン。彼女の凛とした雰囲気が知的で芯の強い女性ヘリョンの魅力を引き立て、キャラクターに説得力を与えています。

シン・セギョンの韓服姿もため息が出るほど美しい。
確固たる信念と幅広い知識を武器にあらゆる困難に立ち向かっていくヘリョンがかっこよく、史官の仲間たちと団結していくお仕事ドラマとしても楽しめる『新米史官ク・ヘリョン』。チャ・ウヌとシン・セギョンには、ぜひ現代劇でも共演してほしい!
配信サイト
『新米史官ク・ヘリョン』
全20話
Netflixシリーズ「新米史官ク・ヘリョン」独占配信中
マンチッナム(만찢남=漫画から飛び出してきたようなイケメン)な魅力♡『女神降臨』

© STUDIO DRAGON CORPORATION
『女神降臨』
全26話
出演:チャウヌ、ムン・ガヨン、ファン・イニョプ
U-NEXT独占配信中
あらすじ
高校で容姿を理由にいじめられてしまうイム・ジュギョン(ムン・ガヨン)。追い詰められ、飛び降り自殺をしようとした屋上で謎の青年イ・スホ(チャウヌ)と出会う。家庭の事情で転校することになったジュギョンは、メイクを猛練習して転校先に女神として降臨!しかし、同じクラスに自分のすっぴんを知るスホがいて……。
ここが見どころ!
「LINEマンガ」でも配信されている韓国の大人気WEB漫画が原作。毎週更新されるたびにチェックしていた好きな作品だったので、ドラマ化が決定した時は「ついにきた!」とわくわく。キャストが発表され、「イメージそのまんま!」とさらにわくわくしました。
主演は“顔の天才”ことチャウヌ(ASTRO)。イケメン数学教師を演じた『ワンダフルデイズ』をはじめ、最近はホラーファンタジー『アイランド』、サスペンス『ワンダフルワールド』とさまざまなジャンルを通じて演技の幅を広げています。
そんなチャウヌが俳優活動を本格化させて3年目に出演し、『私のIDはカンナム美人』『新米史官ク・ヘリョン』に続いて主演を務めたのが『女神降臨』。本作では、次世代俳優として頭角を現しつつ、フレッシュさが残るチャウヌの演技を見ることができます。

スポーツ万能で頭脳明晰な秀才イ・スホを演じたチャウヌ。© STUDIO DRAGON CORPORATION

漫画から飛び出してきたかのようなビジュアルでシンクロ率100%と話題に。© STUDIO DRAGON CORPORATION
心に深い傷を負った一匹狼のようなスホ。何かとジュギョンを呼び出して命令するのですが、それはジュギョンのことが気になるから。スホの「漫画を持ってこい」は「一緒に読みたい」の意味だし、屋上に呼びつけて「残飯処理しろ」とか言いながらお手伝いさんが作ったお弁当を並べて待ってるし、不器用なところがかわいすぎる……!

ジュギョンと一緒だといつも残していたお弁当も美味しいことに気づくスホ。© STUDIO DRAGON CORPORATION

役作りではブラジリアン柔術の練習も。スポーツシーンもさすがのかっこよさ。© STUDIO DRAGON CORPORATION
ヒロインのジュギョンはメイクで大変身するキャラクターなので、すっぴんとの差をドラマで再現できるのか?と正直なところ疑っていましたが、子役出身のムン・ガヨンが持ち前の明るくピュアな魅力で見事に演じています。
ジュギョンのかわいくなりたいと努力する姿やすっぴんに自信が持てない悩みは共感の連続。また、華麗な変身ぶりに美意識が刺激されてメイクを楽しみたくなるドラマでもあります。

ジュギョンのすっぴんは特殊メイクで再現。© STUDIO DRAGON CORPORATION

女神モードのジュギョン。© STUDIO DRAGON CORPORATION
そして、そして、そして! ジュギョンを取り合うもう一人のイケメン、ハン・ソジュンも見逃せません。
演じるのは本作がきっかけでブレイクを果たしたファン・イニョプ。スホ&ジュギョンもさることながら、ソジュンも原作から飛び出してきたと思うほどのシンクロ率です。

不良っぽいけれど、本当は妹思いで心優しいソジュン。© STUDIO DRAGON CORPORATION
秀才イケメンのスホに対し、ソジュンはバイクを乗り回すヤンチャなイケメン。スホとは親友でしたが、あることをきっかけに犬猿の仲に。スホが楽しそうにしているのが気に食わずジュギョンとの間に割って入るのですが、同じくジュギョンに惹かれていき……。
素直になれないツンデレなところもありつつ、ジュギョンのことを一途に思うソジュンもこれまた良くて。“2番手男子”の魅力が炸裂しているというか、もはや“同率1位男子”と言わせてほしいほど魅力的です。

ジュギョンとスホ。© STUDIO DRAGON CORPORATION

ソジュンとジュギョン。© STUDIO DRAGON CORPORATION
スホ&ジュギョン&ソジュンの三角関係、ジュギョンに訪れる試練、スホとソジュンの因縁の真相と見どころたっぷりの全26話。胸キュン満載のストーリーをぜひ堪能してください!
配信サイト
『女神降臨』
全26話
U-NEXT独占配信中
子犬を怖がるチャ・ウヌが愛おしい!『ワンダフルデイズ』

©2023 Lifetime & Group8
『ワンダフルデイズ』
全14話
主演:チャウヌ(ASTRO)、パク・ギュヨン
製作国:韓国
製作年:2023年
配信情報:U-NEXT/見放題(日本初・独占配信)
あらすじ
教師のハン・ヘナ(パク・ギュヨン)は、“異性とキスすると⽝になってしまう呪い”のため、なかなか恋愛をできずにいた。ある⽇、酔ったヘナは、片思い中の同僚のイ・ボギョム(イ・ヒョヌ)と勘違いし、別の同僚である教師のチン・ソウォン(チャウヌ)にキスしてしまう。
呪いを解くためには、100日以内に犬の姿のまま、同じ相手とキスをするしかない。だが、ソウォンは⽝恐怖症で……⁉
ここが見どころ!
本作は、“男性とキスをすると犬になってしまう”呪いをかけられた主人公と、過去に大型犬に襲われて犬恐怖症になってしまったイケメン数学教師によるファンタジーラブコメ。
本作の一番の見どころは、“顔の天才”や“顔面国宝”との誉れ高い“演技ドル”(注:歌も、ダンスも、演技もできるアイドルのこと)であるチャウヌ演じるソウォンが、ツンとしてデレるだけでなく、キュートな子犬に恐れおののく、その姿です!

数学教師として凛々しい姿を見せるソウォン(チャウヌ) ©2023 Lifetime & Group8

©2023 Lifetime & Group8 ヘナ(パク・ギュヨン)が呪われた後のワンコ姿

ワンコ(呪われた後のヘス)に、本気でおののくソウォン ©2023 Lifetime & Group8
普段はスキのない人が風邪を引いて、ちょっと弱っている姿にドキッ♡としたことはありませんか?
ヘナが変身した後の子犬の姿も庇護欲を刺激されるのですが、そんな子犬に震えるソウォンも、イケメンで仕事もソツなくこなすのに、愛くるしい子犬のようで、ただただ愛おしい……!

かわいいワンコに近寄られ、ガチ逃避するソウォン ©2023 Lifetime & Group8
といっても、犬にトラウマがある相手へ、ワンコ姿でキスを迫るのは至難の業。ですが、ヘナも諦められない事情があるのです。その理由は、彼女の一族にかけられた呪いの内容です。キスしたら1分後に犬に変化し、以降、毎日夜12時~から朝6時までは犬の姿でいなければならない。呪いを解くためには犬の姿のまま、再度同じ相手とキスをするしかない。しかも、100日内にミッションを達成できなければ、ワンコのまま一生を送ることに!
「キス諦めますか?」or「人間諦めますか?」の二択だなんて……と思いきや、現段階(第6話まで)はサスペンス要素はなく、テンポのよい上質なラブコメディに仕上がっています。
はたして、ヘナの呪いは解けるのか? ソウォンはトラウマを解決できるのか⁉ 二人がどう危機を脱していくのか、主人公たちを溺愛する飼い主のような気持ちで見守りたくなる作品です。

ヘナとソウォン、始まりの関係性が垣間見える2ショット ©2023 Lifetime & Group8
配信サイト
『ワンダフルデイズ』
全14話
U-NEXT独占配信中
超能力を手に入れた市民たちが、迫りくる悪に立ち向かうアクションコメディ『ワンダーフールズ』

『ワンダーフールズ』(2026)
全8話
出演:パク・ウンビン、チャ・ウヌ、チェ・デフン、イム・ソンジェほか
Netflixシリーズ「ワンダーフールズ」独占配信中
あらすじ
時は1999年。巷では12月31日に世界が滅亡するという噂がまことしやかに囁かれていた。
“ヘソン市のトラブルメーカー”であるウン・チェニ(パク・ウンビン)は、持病の心臓病のため余命が限られていると宣告され、一世一代の旅に出ることを決意する。チェニは旅行資金を手に入れるため、“ヘソン市のクレーマー”と呼ばれる生花店の店主ギョンフン(チェ・デフン)と、お人よしすぎる“ヘソン市のカモ”のロビン(イム・ソンジェ)を誘い、自作自演の誘拐劇を計画する。
計画は奇妙な事故に見舞われ失敗に終わるが、チェニは「瞬間移動」、ギョンフンは「粘着」、ロビンは「怪力」の超能力を手に入れる。奇怪な超能力に狼狽する3人だったが、新しくヘソン市役所にやって来た公務員の青年ウンジョン(チャ・ウヌ)が「念力」の超能力を操る姿を目撃。チェニたちはウンジョンのことを「マスター」と呼び、超能力の訓練を頼み込む。
一方、ある老人から「20年前のように、突然人がいなくなっている」と耳にしたウンジョンは、ヘソン市で発生している不可解な連続失踪事件を調査する。
ここが見どころ!

幼い頃から心臓が悪く、ヘソン市の地縛霊のように育ったチェニ。学歴も職歴もなく、祖母が営む食堂の手伝いをしている。「瞬間移動」の超能力を手に入れる。/Netflixシリーズ「ワンダーフールズ」独占配信中
本作は、予期せず超能力を手に入れたヘソン市のちょっぴり頼りない市民たちが、迫りくる悪に立ち向かうアクションコメディ。
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』『浪漫ドクター キム・サブ』など大人気ヒューマンドラマを生み出してきたユ・インシク監督と、同じく『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で自閉スペクトラム症を抱える新米弁護士を熱演し、『恋慕』の王子に男装するヒロイン、『無人島のディーバ』の15年間無人島で生き延びた歌手の卵など卓越した演技力で数多くのキャラクターを演じてきたパク・ウンビンさんがコメディで新境地を開拓。韓国作品が得意とするダークな雰囲気も盛り込まれ、見どころ満載な全8話となっています。
主人公のチェニ、その両翼となるギョンフンとロビンは、いわばヘソン市のはみ出し者。強くて頼もしい王道のヒーロー像とは対極にいる彼らが、慣れない超能力に振り回され、意図せず世界を救う使命を背負うことになるドタバタ劇は爆笑の連続。キャスト陣の振り切った演技にぐいぐいと惹きつけられること間違いなしです。

ありとあらゆる苦情を持ち込む市役所の常連ギョンフン。「粘着」の超能力を手に入れる。/Netflixシリーズ「ワンダーフールズ」独占配信中
実は、ギョンフン役のチェ・デフンさんは『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』に意地悪な先輩弁護士で出演。ロビン役のイム・ソンジェさんもヨンウの親友グラミのアルバイト先であるトルボネ酒店の店主を演じており、韓国ドラマファンにとってはパク・ウンビンさん×ユ・インシク監督の再タッグに加えて、“ウ・ヨンウチーム”の再共演もうれしいポイント!

チェニの祖母の食堂で働くロビン。「怪力」の超能力を手に入れる。/Netflixシリーズ「ワンダーフールズ」独占配信中
そんな3人に巻き込まれる超能力者のウンジョン役にはチャ・ウヌさん。原則主義で社交性に乏しいウンジョンですが、大きな危機に直面したチェニたちを放っておけず……。ウンジョンがヘソン市にやって来たのは偶然なのか? 超能力を手に入れた過去など、謎に包まれたミステリアスなキャラクターを繊細に演じています。

「念力」の超能力を持つウンジョン。静かに暮らすことを望んでいたが、チェニたちの師匠になってしまう。/Netflixシリーズ「ワンダーフールズ」独占配信中
チェニのおばあさん役にキム・ヘスクさん、40年ぶりにヘソン市に戻ってきた謎の博士ハ・ウォンド役にソン・ヒョンジュさん、「重力」を操る謎の男キム・パルホ役に注目の若手俳優ペ・ナラさんら、脇を固める俳優陣にも実力派が勢ぞろい。このほかにも、韓国ドラマに欠かせないバイプレイヤーたちが多く出演しており、「あの人だ!」と探す楽しさも。

チェニの祖母役:キム・ヘスク

ハ・ウォンド博士役:ソン・ヒョンジュ

キム・パルホ役:ペ・ナラ
Netflixシリーズ「ワンダーフールズ」独占配信中
チェニたちが超能力を発揮するシーンは、ワイヤーアクションやCGが駆使されていて躍動感たっぷり。コミカルなシーンでは腹筋が痛くなるほど笑い、悪との対戦シーンでは手に汗握りハラハラドキドキし、見終わった時にはジーンとした温かさが心に残るはず。
配信サイト
『ワンダーフールズ』
全8話
Netflixシリーズ「ワンダーフールズ」独占配信中
「推しは推し。ウヌはウヌ」を噛み締める!『ワンダフルワールド』

『ワンダフルワールド』
全14話
出演:キム・ナムジュ、ノ・ジョンウィほか
ⓒ SAMHWA NETWORKS. All Rights Reserved.
ディズニープラスのスターで全話独占配信中
あらすじ
最愛の息子を殺され、人生が一変した女性・スヒョン(キム・ナムジュ)が出会ったのは、憎しみに囚われた孤独な青年・ソンニュル(チャ・ウヌ)だった。幼いころ家族を亡くしたソンニュルと、幼い息子を亡くした自分の境遇を重ね合わせるスヒョン。しかい、お互いの秘密を知った時、運命は狂い始める。
ここが見どころ!

本作を一言で説明すると、満ち足りた幸せ家族が、わずか数時間で不幸のどん底に落ちるヒューマン・クライム・サスペンス。
絵に描いたような幸せ家族の姿から物語は始まります。中心人物となるのは、心理学教授兼作家のスヒョン(キム・ナムジュ)。5歳の息子ゴヌ(イ・ジュン)やテレビ局の記者だった夫スホ(キム・ガンウ)との仲も良好、自著も大きな賞を受賞するなど、順風満帆の日々を送っていました。そんなある日、最愛の息子ゴヌ(イ・ジュン)が、母親への誕生日プレゼントを準備するために自宅の庭に残ると笑顔で返事をしたあと、帰らぬ人に。
ここから場面は転換、雰囲気も一変します。

ゴヌの姿が見えないことに気づき、近所を探し回るスヒョンとスホ。焦りは不安に変わり、表情も切迫していくなか、スヒョンの目に飛び込んできたのは、ひき逃げに遭い、担架に乗せられた息子の姿でした。彼女の悲しみは息子が荼毘にふされたあとも終わることなく、場面は権力によって歪められた不条理な裁判のシーンへ。「法の意味とは?」「被害者や遺族への尊重は?」と第三者でも憤らざるを得ないような、“ほぼ無罪”判決を受けたスヒョン。たまらず、加害者をたずねた彼女を待っていたのは、加害者からの心無い言葉の数々。絶望の淵に立たされたスヒョンは、加害者めがけて車のアクセルを踏み込んで……。


序盤のソンニュルの表情が硬い。
ここまで読むと「韓ドラあるあるの復讐劇じゃないの?」と思う方もいらっしゃるかと。安心してください。本作は期待を裏切ります!
韓国ドラマお得意の“ざまぁ”な、カタルシス効果抜群の復讐モノではありません。スヒョンがアクセルを踏む前も後も、スカッと感はゼロ。むしろ、息子を喪った母親の絶望、憎しみ、葛藤、息子への愛情といった悲痛な感情にあふれ、観ている側の心が押しつぶされそうになる重苦しさ。しかし、感情や怒りに任せてではなく、静かに、息子の命を奪った相手に自ら制裁を加えるのです……。

ここまでが第一話の内容ですが、すでに復讐が終わっている本作の、今後のストーリーが気になりますよね? 本作は復讐ドラマですが、クライム・サスペンスでもあり、また「いちばん見たくなかった」「向き合いたくなかった」感情と向き合い、それを受け入れることによって傷を癒していくヒーリングドラマでもあります。
謎説き、そしてスヒョンたちがネガティブな感情と向き合う姿を通して「負の感情との向き合い方」「復讐後の生き方」を描いているところが、これまでの復讐モノとは一線を画していると思いました。
“泣ける”“癒されたい”と思っている方は、ぜひ本作をご覧ください。

ちなみに、第一話ではチャ・ウヌの登場シーンは2分もないのですが(笑)、ストーリーと展開がすさまじいので、息をするのも忘れる速さで観られると思います!
本作にはもうひとつ、大きな見どころがあります。それは、演技ドル代表のチャ・ウヌが熱演しているところです!
チャ・ウヌは、2016年にデビューしたASTROというボーイズグループのメンバー。浮世離れした端正なビジュアルから、K-POPファンの間では「推しは推し。ウヌはウヌ」という、「推しはほかにいても、チャ・ウヌのかっこよさは認めざるを得ない」という意味の言葉が普及しているほど。さらに、“顔天才”という異名も。
アイドルとして世に出るより前の2014年に俳優デビューも果たしています(映画『世界で一番いとしい君へ』)。アイドルデビュー後は、『私のIDはカンナム美人』(2018)、『新米史官ク・ヘリョン』(2019)と『女神降臨』(2020)など立て続けに出演し、隠しきれない美貌とさわやかな演技で観る者を魅了してきました。『ワンダフルワールド』(2024)では、犬が苦手な教師を演じて、“小型犬から逃げまどうイケメン”の尊さを世に知らしめ、演技ドルとしてさらに存在感がアップ!

チャ・ウヌの一挙手一投足から放たれる輝きは、切ないくらいにまぶしくて。そのまぶしさは、ソンニュルが失った、今は亡き大切な人とともに暮らしていた世界を輝かせています。二度と戻ることのない美しい日々を懐かしみながら、ソンニュルは、新しい「ワンダフルワールド」を作っていくんだろうな、と、そう感じさせてくれました。美しさってすばらしい!
スヒョンやソンニュルのような人も、そうでない人も。
生きとし生けるすべての人々が「なんて美しい世界なんだろう!」と思うことのできる世の中になることを願いながら、本コラムを締めくくりたいと思います。

配信サイト
『ワンダフルワールド』
全14話
ディズニープラスのスターで全話独占配信中
圧巻のアクション&ビジュアルに釘付け!『アイランド』

『アイランド』
全12話
出演:キム・ナムギル、チャウヌ、イ・ダヒほか
『アイランド』Prime Videoで独占配信中
©CJ ENM ©Studio Dragon
あらすじ
大韓グループの唯一の後継者であるウォン・ミホ(イ・ダヒ)は、叔母の策略によってスキャンダルに巻き込まれ、済州島で自粛生活を送ることになる。済州島に到着するやいなや花嫁の姿をした情炎鬼に襲われるミホ。そこに、謎の男・バン(キム・ナムギル)が現れ、情炎鬼を退治する。バンの正体は人間と妖怪の血が流れる不滅の半人半妖で、数千年にわたり情炎鬼から済州島を守っていたのだった。悪の存在が再び世界を飲み込もうと動き出した済州島。そこに、神の権能を操るヨハン(チャウヌ)もやってきて、3人は世界を救うべく悪に立ち向かっていくが……。
ここが見どころ!
本作は、日韓合作による初の劇場版アニメが製作された漫画『新暗行御史』で知られる、韓国漫画界の巨匠コンビ、ユン・インワン×ヤン・ギョンイルによる同名人気ウェブコミックが原作。色濃い世界観で日常を忘れさせてくれる本格ファンタジーです。
物語の舞台は、その昔耽羅(タムラ)王国だった現在の済州島。ドラマでは、「情炎鬼」という妖怪を封印するために神が火山を爆発させたことで誕生した神の島とされています。この地で耽羅の時代から数千年にわたって生きるバンは、情炎鬼と戦う「祓魔僧」。幼少時代に秘密組織「テジャン宗」によって強制的に情炎鬼の血を体に流し込まれ、情炎鬼を倒すためだけに存在する不滅の半人半妖となったのでした。

情炎鬼を倒すために育てられた半人半妖のバン(キム・ナムギル)©CJ ENM ©Studio Dragon
バンに絶体絶命のピンチを救われたミホは、バンをボディガードとして雇います。ミホが済州島で情炎鬼から次々と命を狙われてしまうのは、結界を張って悪を封じ込むことができる救世主ウォンジョンの生まれ変わりだから。しかし、もちろん前世の記憶はなく、自身の運命も知りません。でも、再び情炎鬼が暴れ始めた今、世界を救うことができるのは、救世主としての力を秘めているミホのみ。

情炎鬼たちを鎮める救世主の生まれ変わりのミホ(イ・ダヒ)©CJ ENM ©Studio Dragon
そんなミホの眠っている力を覚醒させるために、バチカンから派遣されたのが除霊司祭のヨハン。ミホの執事であるチャンの甥と偽って、一緒に暮らし始めます。
世界の平和を託された3人ですが、情炎鬼の血が流れるバンは結界を張った世界では生きられない運命にあって……。キャラクターのバックストーリーはドラマ化にあたって追加・改編されたそうで、クリーチャーアクションの緊張感と深みのあるストーリー展開に、見始めたら止まらなくなってしまいました。

地上最高の実力を持つ除霊司祭のヨハン(チャウヌ)©CJ ENM ©Studio Dragon
『熱血司祭』(2019)で演じた特殊部隊出身の神父役や『トリガー』(2025)で演じた元スナイパーの警察官役など、さまざまな作品でアクションを披露してきたキム・ナムギル。本作でもその華麗なアクションは健在で、ミホのピンチに駆けつけるバンがかっこいい! 半妖ということで瞬間移動などの超能力もあり、バトルシーンはCGがふんだんに使われ、ワイヤーアクションもキレッキレで異世界感たっぷり。映画級の迫力に引き込まれます。
ミホを守る姿はヒーローのようにかっこいいけれど、寡黙で、愁いを帯びているバン。そこには、ミホの前世であるウォンジョンとの間に起こった悲しい出来事が関係しているのですが……。前出の作品もしかり、心に何かを抱えている役を演じるキム・ナムギルの悲壮感ある演技は、もはや魔性レベル。本作でもその真骨頂がいかんなく発揮されています。

©CJ ENM ©Studio Dragon
普段はロウソクや十字架を用いた“儀式”で除霊を行うヨハンも、いざという時には聖なるパワーを持つ剣を武器に大活躍! ヨハンのバトルシーンの中では、情炎鬼の血が流れているバンのことを「テスト」する第4話と、最終話がおすすめ。特に、最終話は、“顔天才”であるチャウヌのルックスも相まって、「8Kだったかな?」「視力2.0になったかも?」と錯覚するくらいなんだか画質がすごくよく感じられて(顔天才効果)、『アイランド』の世界観にどっぷりハマれること間違いなし。カソックも似合っていて、とにかくめちゃめちゃかっこいいです!!!

©CJ ENM ©Studio Dragon
本作はラブロマンスではないものの、タイプの異なる2人のイケメンに守られるという構図は、やはり見逃せないポイントのひとつ。
ボディガードとして雇われているのに神出鬼没、命令口調でツンツンしているバン。一方で、ミホのことを「ヌナ(お姉さん)」と呼び、後ろをついて回るチャラめなヨハン。バン×ミホ、ヨハン×ミホの対照的なケミ、皆さんはどちらがお好きでしょうか。
3人が並んだ画がとにかく美しいのですが、キム・ナムギルとチャウヌに挟まれても存在感抜群なイ・ダヒがすごい。それもそのはず、モデル出身で身長176㎝という抜群のプロポーションの持ち主なんですよ。個人的には、『僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~』(2018)の財閥令嬢役が大好きだったので、本作でも華やかなファッションを着こなす財閥令嬢のイ・ダヒを見ることができて眼福!

©CJ ENM ©Studio Dragon
キム・ナムギル、チャウヌ、イ・ダヒのファンタジー級のかっこよさ、美しさだけでも見る価値がある本作。1話約45分でサクッと見られるので、普段あまりファンタジーを見ないという人も挑戦しやすいですよ!
配信サイト
『アイランド』
全12話
『アイランド』Prime Videoで独占配信中
チャ・ウヌの魅力が詰まった韓国ドラマのポイント
チャ・ウヌの魅力が存分に楽しめる韓国ドラマ6作品をご紹介しました。甘い表情でときめかせてくれる役柄もあれば、繊細な感情表現で物語に深みを与える役柄も。幅広いジャンルの作品で見せるさまざまな表情に触れることで、チャ・ウヌの新たな魅力を発見できるはず! ぜひ気になる作品からチェックしてみてくださいね。












































