『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の主演パク・ウンビンと演出を手掛けたユ・インシク監督が再タッグを組んだ『ワンダーフールズ』が5月15日よりNetflixにて世界独占配信中。
韓国のNetflixで「話題の作品」ランキング1位を獲得するなど、早くも熱い反響が寄せられている本作について、主人公ウン・チェニを演じたパク・ウンビンさんとユ・インシク監督にインタビューを実施! ドラマの見どころも合わせてご紹介します。
1.『ワンダーフールズ』作品概要

『ワンダーフールズ』(2026)
全8話
出演:パク・ウンビン、チャ・ウヌ、チェ・デフン、イム・ソンジェほか
Netflixシリーズ「ワンダーフールズ」独占配信中
2.あらすじ
時は1999年。巷では12月31日に世界が滅亡するという噂がまことしやかに囁かれていた。
“ヘソン市のトラブルメーカー”であるウン・チェニ(パク・ウンビン)は、持病の心臓病のため余命が限られていると宣告され、一世一代の旅に出ることを決意する。チェニは旅行資金を手に入れるため、“ヘソン市のクレーマー”と呼ばれる生花店の店主ギョンフン(チェ・デフン)と、お人よしすぎる“ヘソン市のカモ”のロビン(イム・ソンジェ)を誘い、自作自演の誘拐劇を計画する。
計画は奇妙な事故に見舞われ失敗に終わるが、チェニは「瞬間移動」、ギョンフンは「粘着」、ロビンは「怪力」の超能力を手に入れる。奇怪な超能力に狼狽する3人だったが、新しくヘソン市役所にやって来た公務員の青年ウンジョン(チャ・ウヌ)が「念力」の超能力を操る姿を目撃。チェニたちはウンジョンのことを「マスター」と呼び、超能力の訓練を頼み込む。
一方、ある老人から「20年前のように、突然人がいなくなっている」と耳にしたウンジョンは、ヘソン市で発生している不可解な連続失踪事件を調査する。
3.見どころ

幼い頃から心臓が悪く、ヘソン市の地縛霊のように育ったチェニ。学歴も職歴もなく、祖母が営む食堂の手伝いをしている。「瞬間移動」の超能力を手に入れる。/Netflixシリーズ「ワンダーフールズ」独占配信中
本作は、予期せず超能力を手に入れたヘソン市のちょっぴり頼りない市民たちが、迫りくる悪に立ち向かうアクションコメディ。
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』『浪漫ドクター キム・サブ』など大人気ヒューマンドラマを生み出してきたユ・インシク監督と、同じく『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で自閉スペクトラム症を抱える新米弁護士を熱演し、『恋慕』の王子に男装するヒロイン、『無人島のディーバ』の15年間無人島で生き延びた歌手の卵など卓越した演技力で数多くのキャラクターを演じてきたパク・ウンビンさんがコメディで新境地を開拓。韓国作品が得意とするダークな雰囲気も盛り込まれ、見どころ満載な全8話となっています。
主人公のチェニ、その両翼となるギョンフンとロビンは、いわばヘソン市のはみ出し者。強くて頼もしい王道のヒーロー像とは対極にいる彼らが、慣れない超能力に振り回され、意図せず世界を救う使命を背負うことになるドタバタ劇は爆笑の連続。キャスト陣の振り切った演技にぐいぐいと惹きつけられること間違いなしです。

ありとあらゆる苦情を持ち込む市役所の常連ギョンフン。「粘着」の超能力を手に入れる。/Netflixシリーズ「ワンダーフールズ」独占配信中
実は、ギョンフン役のチェ・デフンさんは『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』に意地悪な先輩弁護士で出演。ロビン役のイム・ソンジェさんもヨンウの親友グラミのアルバイト先であるトルボネ酒店の店主を演じており、韓国ドラマファンにとってはパク・ウンビンさん×ユ・インシク監督の再タッグに加えて、“ウ・ヨンウチーム”の再共演もうれしいポイント!

チェニの祖母の食堂で働くロビン。「怪力」の超能力を手に入れる。/Netflixシリーズ「ワンダーフールズ」独占配信中
そんな3人に巻き込まれる超能力者のウンジョン役にはチャ・ウヌさん。原則主義で社交性に乏しいウンジョンですが、大きな危機に直面したチェニたちを放っておけず……。ウンジョンがヘソン市にやって来たのは偶然なのか? 超能力を手に入れた過去など、謎に包まれたミステリアスなキャラクターを繊細に演じています。

「念力」の超能力を持つウンジョン。静かに暮らすことを望んでいたが、チェニたちの師匠になってしまう。/Netflixシリーズ「ワンダーフールズ」独占配信中
チェニのおばあさん役にキム・ヘスクさん、40年ぶりにヘソン市に戻ってきた謎の博士ハ・ウォンド役にソン・ヒョンジュさん、「重力」を操る謎の男キム・パルホ役に注目の若手俳優ペ・ナラさんら、脇を固める俳優陣にも実力派が勢ぞろい。このほかにも、韓国ドラマに欠かせないバイプレイヤーたちが多く出演しており、「あの人だ!」と探す楽しさも。

チェニの祖母役:キム・ヘスク

ハ・ウォンド博士役:ソン・ヒョンジュ

キム・パルホ役:ペ・ナラ
Netflixシリーズ「ワンダーフールズ」独占配信中
チェニたちが超能力を発揮するシーンは、ワイヤーアクションやCGが駆使されていて躍動感たっぷり。コミカルなシーンでは腹筋が痛くなるほど笑い、悪との対戦シーンでは手に汗握りハラハラドキドキし、見終わった時にはジーンとした温かさが心に残るはず。
ここからは、パク・ウンビンさん×ユ・インシク監督のインタビューをお届け!
4.パク・ウンビンさん×ユ・インシク監督インタビュー
──『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』以来の再タッグに高い期待が寄せられています。今作は『ウ・ヨンウ・・・』とはジャンルも雰囲気もガラリと変わりますが、再タッグが実現した経緯についてお聞かせください。
ユ・インシク監督:まず、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』を撮った時、パク・ウンビンさんの力量に心から感嘆したので、パク・ウンビンさんならどんなジャンルの作品でもこなせるだろうと期待していました。特にウ・ヨンウというキャラクターを演じるには、暗記力や演技力が大事なのはもちろんのこと、大きな勇気が必要でしたので、とても意志が強く勇敢な俳優だと思っていました。また、本作に登場するパク・ウンビンさん演じるウン・チェニは後先を考えずに行動する大胆で勇敢なキャラクターですが、彼女はそんなウン・チェニのキャラクターにぴったりだろうと思いました。パク・ウンビンさんは思っていた以上のコメディエンヌです。
パク・ウンビンさん:ありがたいことに、第59回百想芸術大賞で『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』がテレビ部門大賞をいただき、その授賞式で感想をお話しした時にも言及しましたが、ユ・インシク監督は灯台のような方でした。どこに進んでいけばよいか分からず途方に暮れた時、いつも「こっちに来ればいい」と道を明るく照らしてくださるので、監督がどんな作品を撮られても監督に対する揺るぎない信頼が土台としてありました。そしてもう一度、監督と作品でご一緒したいという気持ちが強かったです。台本もとても新鮮で衝撃的な場面もあり、奇抜に感じられる魅力が十分あったので、監督ともう一度タッグを組みたいと思いました。
──パク・ウンビンさんは、役作りの際にキャラクターの特徴を書き記した「考えのノート(생각 노트)」を作られていますが、今作で演じたチェニについてノートにどのようなキーワードを書かれましたか?印象に残っているキーワードと、チェニを演じるために特別に工夫・準備したことを教えてください。
パク・ウンビンさん:序盤でチェニのことを深く知るにつれて、チェニはブレーキが故障した、ひねくれた子どもみたいなキャラクターだと思いました。監督は覚えていらっしゃるか分かりませんが、監督と話し合いをしていた中で記憶に残っていることがあります。監督は、「チェニがこんなキャラクターだったらいい」とおっしゃったんです。つまり、誰かがめちゃくちゃなヘアスタイルをしてきた時、善意で「大丈夫だ」と言ってあげるキャラクターではない。チェニはもしかしたら明日死ぬかもしれないので、「大丈夫じゃないということを教えてあげるキャラクターでなければいけない」と。(ユ・インシク監督に)監督、そうおっしゃいましたよね?
「相手を気遣って善意から言わずにいる言葉もチェニは隠さず、言いたいことを全部言えば悔いなく死ねると思っている。そんな考え方の持ち主だ」と監督がおっしゃったのをよく覚えています。超能力を使う役は初めてだったので、これまでしたことのない経験がたくさんできました。監督のおかげで今現在、韓国にあるワイヤーの種類は全て使ったと思います。今では、ほとんどのワイヤーをいとも簡単に操れるように鍛えてくださったので、価値のある経験ができました。私は普段、運動をしませんが、撮影現場では何が何でも運動するしかありませんでした。今はとても健康です。

Netflixシリーズ「ワンダーフールズ」独占配信中
──アクションコメディを念頭に視聴したら、ミステリー、スリラー、パニックなどさまざまな要素が凝縮されていて、良い意味でのギャップに引き込まれました。ユ・インシク監督は多彩な要素をまとめることや緩急など、演出においてどのようなポイントを重要視されましたか?
ユ・インシク監督:コミック・アドベンチャーというジャンルを掲げていることからも分かるように、本作は基本的に楽しくなければいけないと思いました。私が考える楽しさとは、例えば、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンのアトラクションに乗るようなものです。アトラクションに乗ってシートベルトを締めたらどこかに流されていきますが、ある時は楽しく、ある時は驚き、怖くもある。そんな旅を続けるのと同じように、予測不可能でドキドキして、エキサイトできるドラマを作りたいと思いました。
でも、そんなドラマだからといって散漫だと思われてはいけません。見ている人たちが楽しくて面白おかしくて、驚くことがあっても、その状況を演じる俳優はどんな瞬間も誠実に演技に臨み、キャラクターに一貫性があれば、視聴者は多様な要素が含まれたジャンルにもついて来てくれると信じていました。それが私の方針でした。
──ウン・チェニとして大胆に振り切っている演技が印象的でした。注目してほしいシーンや、心に残っているシーンを教えてください。
パク・ウンビンさん:日本の皆さんも観てくださったんですよね。劇中、私が死ぬシーンが何度かあり、中でも目を開けたまま死ぬシーンを演じるのは難しかったのですが、出来上がった映像を見たら、我ながらうまく死ねていました。なぜ監督が現場でモニターを観ながら喜んでいらっしゃったのか後になって知りました。それなりにうまく死ねていたので満足しています(笑)。

Netflixシリーズ「ワンダーフールズ」独占配信中
──町で起こった失踪事件には、さまざまな意味が込められているかと思います。この作品を通して、伝えたかったことを教えてください。
ユ・インシク監督:本ドラマに登場する失踪事件のひとつは1970年代の終わりから1980年代の初めにかけて起きたことで、もうひとつは1999年頃、起きたことです。ある程度、実際にあった事件からモチーフを得た部分もありますが、特定の事件を明確に説明したかったわけではありません。
過去には個人の価値があまり尊重されなかった社会があり、何らかの目的のために個人を手段に使ってもいいと考えていた傲慢さに端を発した悲劇もありました。そのようなことがこのドラマのメッセージに繋がっています。つまり、個人の価値を決めるのは誰なのか、誰であるべきなのか、そんな問いかけを込めるのに適切な事件だと思い、このようなモチーフを取り入れました。
















































