まだ“原石”だった頃に出会ったSixTONESの松村北斗さんと髙地優吾さん。対照的だったからこそ育まれた二人の関係と、長い時間をともにしても変わらないお互いの「根っこ」について語ります。

松村北斗
まつむら ほくと●1995年生まれ、静岡県出身。音楽業のほか、俳優業でも実績を重ね3月に行われた第49回日本アカデミー賞では優秀主演男優賞、優秀助演男優賞、話題賞 俳優部門を受賞するなど活躍の場を広げる。主演映画『白鳥とコウモリ』が公開中。
髙地優吾
こうち ゆうご●神奈川県出身。音楽業のほかドラマや舞台で俳優としても活動。温泉、キャンプなどの趣味を生かしバラエティ番組にもひっぱりだこ。「スクール革命!」(日曜11時45分〜、日本テレビ系)にレギュラー出演中。
二人の「輝き」は増しても「根っこ」はずっと変わらない
——まだ「原石」だった頃の二人が初めて出会ったのは雑誌の撮影現場。
松村 もともとあったグループに僕が加入して3人になったところに、突然、髙地が呼ばれて。今日は4人で撮影しますって言われたんだよね。そのときに僕は“ああ、これから、このメンバーで活動していくんだろうな”と思ったんですけど。
髙地 オレはというと、当時は本当に何もわからない状態だったから。待ち時間の間にもうイヤになっちゃって、「帰りたいんだけど」って母親に電話したのを覚えている(笑)。
——そして、中島健人、菊池風磨とともにB.I.Shadowとして活動することに。いつの間にか友達が応募していたオーディションをきっかけに「この世界に入ることになってしまった」髙地さん。「どうしてもこの事務所に入りたい」と、履歴書を何度も送り続けた松村さん。ある意味、二人は対照的な存在だった。
髙地 この仕事が本当に好きなんだなっていうのが、北斗の初対面の印象。熱烈に憧れて、心からやりたいと思って、ここにいるのが伝わってきた。それだけに、何事にもすごく貪欲で。あの頃は、同じグループでも健人と風磨だけ表に出る機会が多くて。オレなんかは何も思わなかったけど、北斗はちゃんと悔しがっていたタイプだしね。
松村 唯一、その悔しい気持ちを吐き出せる相手が髙地だったんだよね。ほら、髙地はやる気がなかったから(笑)。“ライバル”ではなくちゃんと“友達”になれたんだと思う。
髙地 確かに、ギラつきとか1ミリもなかったし(笑)。だから、ほかのジュニアとも仲よくなれたのかな。
——今では「原石」だった自分を磨き、眩しいほどの輝きを放つ二人。
松村 最初の頃、髙地は「いつか絶対に辞める」と言っていたのに。意図せず始まったこの仕事に、自分の思いや趣味を重ねながら進むうち、いつの間にか“髙地優吾”というポジションを確立していて、それは本当にすごいなと思うよね。また、昔から執着はないけど義理人情は厚いタイプだから、年々、芸能界を辞めない理由が増えているのを感じるよね。お世話になった人が増え、感謝の気持ちが次々と生まれ、大切だと思えるものに出会うほど「もう、簡単には辞めることができない」みたいな(笑)。
髙地 ご名答‼ そういう北斗は常に輝いているよね。「やりたいこと」や「やるべきこと」を考え、照準を明確に定めていて。そこは本当にすごいなって思うし。でも、オレね、どっちかっていうと、小さい頃から変わらないなって思うことのほうが多いのよ(笑)。たとえば、食に対する貪欲さね。取材現場のケータリングに並んでいた“とびっこ”を一人で完食する勢いで貪り食べていた姿は今でも忘れられないし(笑)。
松村 やってたねぇ(笑)。
髙地 大人になってからも、食べたいものが食べられないと不機嫌になるし。今も昔も楽屋でもぐもぐしている北斗を見ると、オレね、ちょっと嬉しくなるんだよね。北斗専用の布団を用意していたくらい、しょっちゅう髙地家に泊まりにきていた、あの頃の北斗と根っこは何も変わってないんだなって思えて(笑)。
「やる気がある子」と「やる気がない子」。原石だった頃の僕たちは極端な二人で、だからこそ、僕は髙地になんでも話せた。なかなか努力が報われない歯がゆさや悔しさを吐き出すように。周りと競い合うような気持ちもなければ、ギラついてもない髙地はいつもそれを「へぇ、そうなんだ」ってフラットに聞いてくれたから
——北斗
北斗はね、小さい頃からあんま変わらないんだよね。食に対する貪欲さも相変わらずだし。一緒にゴルフに行ったときもさ、それはもう忠実にフォームにこだわるわけよ。絶対に勢いでボールを打ったりせずに「えーと、まずはひざを曲げて」ってしっかりやるの(笑)。まるで、ジュニア時代のダンスレッスンみたいにね
——優吾
SixTONES
2020年デビューの、人気アイドルグループ。今年でデビュー6周年を迎え、8月29日、30日放送の「24時間テレビ49-愛は地球を救う-」(日本テレビ系)ではチャリティーパートナーを務めた。18th Single『Dance Forever/マイオンリー』が9月9日に発売され、9月19日の味の素スタジアム公演から、スタジアムツアー「MILESixTONES」が開催。
取材・原文/石井美輪 ※BAILA2026年10月号掲載

BAILA編集部
30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。




















































